サラマンカ大学Universidad de Salamanca
ラテン語: Universitas Studii Salamanticensis
モットーQuod natura non dat, Salmantica non praestat
(ラテン語:サラマンカにないものは、全自然にない)
モットー (英語)What Nature doesn't give, Salamanca won't provide
種別公立
設立年不明 (1130年までにはすでに教育が行われていたと考えられている。1218年に教皇によって正式に認可された。)[1]
学長
サラマンカ大学(サラマンカだいがく、スペイン語:Universidad de Salamanca)は、マドリードの西北西に位置する都市サラマンカにある大学。現存するスペイン最古の大学であり、オックスブリッジ、パリ大学、モンペリエ大学、トゥールーズ大学、ボローニャ大学などとともに12?13世紀頃にヨーロッパで設立された中世大学の1つでもある。「知識を欲する者はサラマンカへ行け(Quien quiera saber, va a aprender en Salamanca.)」と言わしめた。2004年現在、学生数約32,000の総合大学である。 1218年にレオン王国のアルフォンソ9世によって設立された。酸化鉄を含んだ石造の建物はおびただしい装飾が施され、セルバンテスやイサベル1世、フェルナンド2世の肖像のレリーフがあるほか、それを見たものは学業成就すると言われる蛙の乗った髑髏のレリーフもある。13世紀中にヴァチカンからストゥディウム・ゲネラーレの認定を受けている。 大航海時代には、天文学などに基づいた航海計画が綿密に練られた場所となった。宗教改革後は、スペインにおける学術の中心であるとともにヨーロッパにおけるカトリック神学の中心となり、16世紀には大学内のサン・エステバン神学院を拠点にしてドミニコ会を中心とする学派、17世紀?18世紀にはサン・エリアス神学院を拠点にカルメル会を中心とする学派が神学・哲学・法学の研究を進め「サラマンカ学派」と称された。 1415年から18年に渡って建築した講義堂「エスクエラス・マヨーレス」がある。1988年にサラマンカの旧市街の構成のひとつでユネスコの世界遺産に登録される[4]。 外国人がスペイン語を勉強するための“cursos internacionales”というコースがあり、ヨーロッパを中心に多くの国から学生が集まっている。そこでは、スペイン語の他に文化・歴史・経済を学ぶことができ、7月と8月には、日本語翻訳の授業も行なわれている。
歴史
学部サラマンカ大学の図書館
教員、著名な卒業生等
ジュール・マザラン - フランス王ルイ14世の宰相
フランシスコ・スアレス - スコラ哲学者