サムライガン
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サムライガン
漫画
作者熊谷カズヒロ
出版社集英社
掲載誌週刊ヤングジャンプ
レーベルヤングジャンプ・コミックス
発表号1996年 - 2002年
アニメ
原作熊谷カズヒロ
監督菊池一仁
シリーズ構成園田英樹
キャラクターデザイン大貫健一
メカニックデザイン高倉武史(メイン)
音楽多田彰文
アニメーション制作エッグ
製作avex modeADVフィルム
放送局テレビ朝日ほか
放送期間2004年10月5日 - 12月14日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『サムライガン』は、熊谷カズヒロによる日本時代劇漫画作品、および作品中に登場する戦士の名前。集英社漫画雑誌週刊ヤングジャンプ」にて1996年から2002年にかけて連載された。
概要

スチームパンク的な異様な技術体系が発展した架空の幕末を舞台に、サムライガンと呼ばれる超人的工作員たちの戦いを描いた物語である。単なるアクションものというよりはスパイものに近い雰囲気であり、サムライガン達の活躍の裏では虚実入り乱れた情報戦が展開されていることがほのめかされている。しかしあくまでも末端でしかないサムライガンや他組織の工作員達の視線を通して物語は進んでいくため、その全容は曖昧にしかわからない。

終盤、幕府と反幕府組織・評議会は根を等しくする表裏一体の同一組織であったことが明かされ、その裏では謀略組織「秩序機構」が進行させていた「五カ年計画」と、それを阻止せんとする汎世界的な秘密結社の戦いが繰り広げられていたことが語られる。

作中登場する多くの単語や要素、組織は、『モノクロームボックス』や『マイティジャック THE SHADOW FORCE』、『モンテ・クリスト』といった作者の別作品にも受け継がれており、これらが同じ世界を舞台にしていることが暗示されている。
あらすじ

幕末を迎えようとする1800年代日本のような世界。この荒んだ時勢に暗躍する謎の義賊の姿があった。見たこともない連発銃などの最新武器を装備し、黒い仮面に鉄兜の如き装束を纏い、常人とはかけ離れた身体能力で、次々に悪を屠るその名はサムライガン。「光の下 影のもと その悪を討て」という使命を受けて暗躍する彼らは、幕府より「黒い逆賊」と呼ばれ恐れられていた。

サムライガン六号丸・捨吉、二号丸・強太、そして彼らの相棒である松崎の活躍を描いた読本を紐解く形で始まった物語は、やがて実在のサムライガンである七号丸・市松の戦いを描写するようになる。

代門、紅という仲間たちと任務を黙々と遂行する市松は、評議会という組織で育成された超人的な諜報員だった。人殺しを厭いながらも暗殺に従事する市松は、かつて姉を惨殺した烈界という男を殺すためだけにサムライガンを続けていた。対サ特捜の話頭と日夜繰り広げられる過酷な戦いの日々、その中で市松はお花という娼婦と惹かれ合っていく。

一方、評議会の中でも不穏な動きがあり、その過激な暴力性を危険視された二号丸・強太は、自らが粛清対象となったことで組織を離反する。そしてお花を人質にとって市松を呼び出した強太は、初期型のサムライガンは何らかの洗脳処置を受けていることを明かし、評議会に反乱を起こすことを提案するが、市松もろともに行われた評議会の攻撃で惨死する。市松は朦朧とする意識の中、自分を助けるサムライガンの姿を見た。

その頃、三号丸・牧史郎衛門はそう言った情報を知らずにサムライガンとしての任務に従事していた。彼はかつて十一号丸・楓に性的暴行を行っていた候補生を殺害したため、弟である四号丸・牧佐吉を人質に取られる形でサムライガンとなっていた。二人に負い目のある牧は、相棒であり親友でもある花田正蔵、茜と共に任務を真面目にこなしていく。

しかし評議会は初期型サムライガンへの警戒を強め、牧を対サムライガン用サムライガンとして抜擢する一方、正蔵に牧の様子を監視・密告するよう命じる。出世欲から一時はそれを引き受けた正蔵だが、良心の呵責に耐えきれず牧に脱走を促し、それを理由に粛清されてしまう。事実を知った牧は楓を巻き込む形で評議会を離反し、同じく離反していた市松ら他の初期型サムライガンたちと合流する。

その頃、代門は新たなる対サムライガン用サムライガン、五号丸・露台の調整を行っていた。洗脳装置「イントナルモーリ」によって制御される露台は恐るべき戦闘力を発揮していたが、代門は市松の一件と露台への非人道的な扱いから、評議会への疑念を深めていく。しかし代門を引き入れようと現れた市松に対しては、部下を犠牲にはできないと離反を拒絶する。そして対サムライガン用サムライガンと戦闘に突入した牧は、彼が養成所時代の親友であった露台だと気づいてしまい、その一瞬の隙に射殺される。露台もまた自分が誰を殺害したか理解して正気に戻り、自害して果てた。牧の死をきっかけに初期型サムライガンたちは散り散りになり、市松は松崎と共に江戸城への潜入を目指す。

評議会の任務に従事し続け、その中で難からず思っていた女性まで失って無気力になっていた六号丸・捨吉は、それでもと請われたことで西郷隆盛に接触。評議会は幕府に対して自然発生的に出現した天敵を自認しているが、実態は幕府と表裏一体、根を同じくする同一組織であり、そして両方とも腐敗しきっているという事実を明かす。

「イントナルモーリ」研究施設からの脱走に成功した九号丸・巽は、評議会の「イントナルモーリ」による国民洗脳計画を阻止するため、自分とともに抜け出した万年青と共に江戸城地下の蒸気施設へと潜入する。最深部を目指す巽だが、洗脳音波は容赦なく彼の意識をかき乱していく。

江戸城へ潜入した市松と松崎を待っていたのは、勝海舟と烈界だった。海舟は松崎が強烈なアナーキスト秘密結社の一員であったことを暴露して襲いかかり、松崎は市松を逃して戦いに突入する。勝海舟は「イントナルモーリ」そのものは反逆者を引きつける囮であり、真の目的は中枢部品である演算装置「ジコリーフィルコイル」の小型量産化であったことを語る。彼らはこれを世界中に行き渡らせ、無線電信技術によって結線し、全世界を統一した秩序の下に置くことを目論んでいた。窮地に陥った松崎を助けたのは、対サ特捜の話頭だった。服部半蔵の末裔である対サ特捜は、徳川幕府に巣食った幕府=評議会の存在に気づいており、反旗を翻してクーデターを実施し、勝海舟と裂界が幕府評議会の裏に存在する陰謀組織「秩序機構」の一員であることを暴露する。

一方、地下最深部にたどり着いた市松は烈界と対峙する。烈界の正体は市松の祖父ヴィクター・ライノ・フランケンシュタインであった。烈界はかつて評議会でサムライガンの養成を行っていた際「インナトルモーリ」の施術を受けた市松の姉が発狂して市松を殺そうとしたため、やむを得ず姉を処分して市松にニセの記憶を与えたのだという。成功作としての自分を迎えようとする烈界を拒否した市松は、強烈に鳴り響く「イントナルモーリ」の音色で混乱する中、烈界の用意した謎のサムライガンと交戦する。

市松は「イントナルモーリ」に翻弄されるが、最後の瞬間、突如としてその音色が停止する。巽が「イントナルモーリ」の破壊に成功したのだ。そして混乱状態に陥ったサムライガンを倒して最後に立っていたのは市松であり、敵の素顔は年老いた市松そのもの、つまりは市松の父であった。致命傷を受けた烈界が自分を「悪魔」と罵るのを聞きながら、市松は崩壊する江戸城地下から脱出する。

地上に出た市松を待っていたのは対サ特捜と、評議会=幕府が開発した機動兵器・重サムライガンとの激戦だった。自暴自棄に陥っていた市松は、合流した話頭に自分を殺してくれるよう懇願する。しかし話頭は今は忙しいとそれを拒絶し、市松に銃を握りらせて重サムライガンとの戦闘へ送り出す。そして市松は戦いのなかで負傷し、意識を失う。

目覚めた市松は、洋上を行く船の中にいた。話頭によって回収された彼は、烈界がヨーロッパに逃れたという報せを受け、そのまま船に乗せられていたのだ。そんな所には行かないという市松だが、船は海を進んでいく。

後に幕末と呼ばれる事になるか、呼ばれないかもしれない時代、サムライガンという工作員達の活躍は記録に遺されていない。
主な登場人物

()内はアニメの声優。ただし牧史郎衛門と花田正蔵はサウンドトラック兼ドラマCD「サムライガン SOUND ACTION FILE」のみの出演。
サムライガン

弱者を虐げる悪党どもを人知れず抹殺する、最先端の銃で武装した仮面の戦士。「評議会」の命を受けて行動するが、サムライガンたち自身にもこの組織の全貌は知らされていない。市松を含めた初期養成型サムライガンは「○号丸」と番号で呼ばれ「一号丸?十一号丸」が存在する(ただし厳密には四号丸は欠番扱い)。初期養成型は何らかの理由で幼い頃に評議会に連れてこられ、徹底的に戦闘技術を叩き込まれている。東洋式鍼灸術を始めとした処理が施されているためか、これら初期型はいずれも隻眼である。初期養成型は性本能を強制的に戦闘本能へつなげているため、男性型サムライガンは性的に不能。その分、戦闘時の反応や思考能力は常人を遥かに超える物となる。また恋愛感情等は存在する模様。初期養成型でも女性型サムライガンは男性型とは違い、生殖能力は働く。また、一部の初期養成型サムライガンが持つ「肉親の死亡の記憶」は、何らかの操作により作られた可能性がある。初期養成法には様々な問題があったらしく、以後の養成には西洋技術を折衷した「量産型」が使用されているが、戦闘力は著しく劣る。
一号丸 - 浙江(せっこう)
褐色の肌、縮れ毛が特徴のサムライガン。描写が少なく、性格などはあまり分かっていない。初登場時既に対評議会チームに属していた。
二号丸 - 強太(ごうた)
- 子安武人初期養成型サムライガンの一人で最強(凶)のサムライガン。悪人(女子供は除く)を殺す事が堪らなく好きだと語る。それ故の凶暴さを警戒され、任務中に仲間に(粛清として)殺されそうになり、評議会の存在に疑問を持ち反旗を翻す。そのメンバーを募るため初期型の一人である市松に会いに行くが、市松を巻き込んで行われた評議会側の攻撃によって死亡した。


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