サマーフレッシュ
[Wikipedia|▼Menu]

サマーフレッシュ
ミカン属 Citrus
交配ハッサク × ナツミカン
品種サマーフレッシュ
開発農研機構(旧果樹試験場)
テンプレートを表示

サマーフレッシュは柑橘類の一種。タンゼロ類に分類される栽培品種である。1947年静岡県庵原郡興津町(現:静岡市清水区興津地区)の農研機構(旧果樹試験場)において、ハッサクナツミカン交配した実生を育成し、選抜を経て1982年10月21日に品種登録された[1]。主に三重県御浜町で作られている[2]
特徴

ミカン科ミカン属常緑小高木。果実は300~400グラムと大玉で表面は滑らか、果皮はハッサクよりやや淡い橙黄色である。果皮の厚さは6~7 ミリメートルとブンタン類の中では薄い方で、剥皮性はハッサクと同程度である。果肉はハッサク、ナツミカンより淡い淡黄色で、肉質は硬くしまっていて、果汁はハッサクより多く、ナツミカンより少ない。果汁の糖度は12%前後と高いが酸度も高く、またわずかな苦みもあって、さっぱりとした味わいの中に旨みもある、生食に向いたミカンである[3][2]
生産

三重県御浜町で生産されている。2010年の収穫量は190トンである[4]。全国的にミカンの収穫はハウスもの以外は6月から9月まで行われないが、サマーフレッシュは柑橘類の中でも極めて晩生な品種であり、成熟期は6月で6?8月に出荷される。また、そうか病かいよう病などの病害虫に強く有機栽培向きである[3][5]
脚注^ “サマーフレッシュ”. 農研機構. 2021年5月3日閲覧。
^ a b三重県農林水産部公式ウェブサイト2013年6月13日閲覧
^ a b農林水産省登録品種データベース2013年6月13日閲覧
^ 農林水産省特産果樹生産動態等調査2013年7月23日閲覧
^農林水産省広報誌 aff11年9月号 お宝!日本の「郷土」食 14 三重県御浜町2013年6月13日閲覧

外部リンク

果樹研究所:育成品種紹介 サマーフレッシュ 。農研機構

JA三重南紀 みかん図鑑










柑橘類ミカン科
原種

オーストラリアとパプアの野生ライム(英語版)

シトロン

クリメニア(英語版)

宜昌橙(英語版)

コブミカン

キンカン

マンダリンオレンジ

莽山野柑(英語版)

ザボン(ブンタン)

琉球マンダリン

主要な交配種

グレープフルーツ

レモン

ライム

オレンジ(英語版)

ミカン属
(カンキツ属)

オレンジ

キノット

ジャッファ・オレンジ

ジョッパ

ネーブルオレンジ

バイーアオレンジ

バレンシアオレンジ

福原オレンジ

ブラッドオレンジ

グレープフルーツ類

オランジェロ


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:24 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef