サマーウォーズ
SUMMER WARS
監督細田守
脚本奥寺佐渡子
製作高橋望
伊藤卓哉
渡辺隆史
齋藤優一郎
製作総指揮奥田誠治
出演者神木隆之介
桜庭ななみ
谷村美月
富司純子
佐々木睦
谷川清美
信澤三惠子
音楽松本晃彦
主題歌山下達郎「僕らの夏の夢」
撮影増元由紀大
編集西山茂
制作会社マッドハウス
製作会社サマーウォーズ製作委員会
配給ワーナー・ブラザース映画
公開 2009年8月1日
2009年8月13日
2010年2月25日
2010年6月4日
2010年6月9日
2010年12月24日
上映時間115分
製作国 日本
言語日本語
興行収入16.5億円[1]
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サマーウォーズ
漫画
原作・原案など細田守
作画杉基イクラ
出版社角川書店
掲載誌ヤングエース
レーベルカドカワコミックス・エース
角川文庫
発表号Vol.1(2009年7月) - 2010年6月号
巻数全3巻(カドカワコミックス・エース)
全2巻(角川文庫)
話数全13話
その他第1話と第2話、第3話と第4話は同時掲載
漫画:サマーウォーズ キング・カズマvsクイーン・オズ
原作・原案など細田守
作画上田夢人
出版社角川書店
掲載誌月刊コンプエース
レーベルカドカワコミックス・エース
発表号2009年9月号 - 2010年6月号
巻数全2巻
話数全9話
小説
著者岩井恭平
イラスト加筆修正版:貞本義行(カバー)、鳥羽雨
『サマーウォーズ』(SUMMER WARS)は、マッドハウス制作の日本のアニメ映画。2009年8月1日に、新宿バルト9、池袋HUMAXシネマズ、丸の内ルーブル、ユナイテッド・シネマ豊洲、シネマサンシャイン池袋、シネマメディアージュほか全国にて公開された。上映時間115分。興行収入16.5億円。
キャッチコピーは、「これは新しい戦争だ。」(ティザーバージョン)「つながりこそが、ボクらの武器。」(本ポスターバージョン)
主な賞としてシッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門 (Gertie Award) 最優秀長編作品賞(第42回)、星雲賞メディア部門(第41回)を獲得している。 細田守の初の長編オリジナル作品で、脚本の奥寺佐渡子、キャラクターデザインの貞本義行など、『時をかける少女』のスタッフの多くが引き続き参加している。インターネット上の仮想世界とリンクする世界を舞台に、インターネットの中で起こった世界を揺るがすサイバーテロと、それに立ち向かう田舎の大家族の現実社会でのつながりとインターネットを介した世界中の人々とのヴァーチャルなつながりが描かれる[2][3]。 物語は、ふとしたことから仮想空間で起こった事件に巻き込まれ、指名手配されてしまった天才的な数学の才能を持つ主人公が、憧れの先輩やその家族・親戚一同とともに、世界を危機から救うべく奮闘する姿を描く[3][4]。砦の様な旧家の豪邸に集った大家族は、曾祖母の持つ政財界の人脈、家族のそれぞれの職業、スーパーコンピューター、自衛隊の通信用最新機器、イカ釣り漁船、携帯ゲーム機などを駆使し、格闘ゲームや花札など意外な能力も発揮して人工知能と闘い、主人公も得意の数学を武器にその戦いに参戦する[2]。細田は「普通の人たちがそれぞれの能力を出し合って大きな力になる。そういう関係が僕の理想。アニメ作りの現場もそう。だから僕は『みんなと一緒で楽しい』という話を作って現場を肯定したい。『孤独でつらい』なんて話をスタッフに強要できない」と語っている[2]。 テーマは大家族の絆。本作で細田は、結婚や親戚付き合いを中心に描いている[5][6]。 舞台は長野県上田市で、城下町の町並みや上田電鉄別所線、上田交通真田傍陽線などが作中に登場する。上田市には細田の妻の実家があり、訪れた際に抱いた「日本の原風景」のイメージを投影することを考えた。細田は「当時既に両親を亡くし自らも一人っ子だったため、妻の親類の家族の繋がりに深い感銘を受けた」と語っており[7]、妻の親類が物語の中核をなす陣内家のモデルとなっている[8]。作中の陣内家のモデルは真田氏である[注 1]。 本作品で登場する仮想空間OZは、Twitterをはじめとするソーシャル・ネットワーキング・サービス(いわゆるSNS)とよく比較され、『サマーウォーズ』のTwitter公式アカウントと連動して作中で登場するこいこい(花札の遊び)のアプリケーションが公開されるなどした。また、テレビ放送時には、作中での登場人物の行動・台詞になぞらえて「あなたのアバターを貸してください」というツイートがTwitter上に書き込まれて拡散(リツイート)され、最終的には3000人前後が参加する企画となった[9]。
概要