サブサハラ・アフリカ
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国際連合の定義によるサブサハラ[1]。 .mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{}  北アフリカ(日本外務省の定義ではサブサハラに含む)   サブサハラ

サブサハラアフリカ[疑問点ノート](: Sub-Saharan Africa)とは、アフリカ州アフリカ大陸とその周辺島嶼)のうちサハラ以南の呼称である。アフリカのうち北アフリカを除く範囲である。(ただし、国際連合の定義では、スーダンは北アフリカとされる。)サブサハラ、サハラ以南のアフリカとも表現される。

サブとはあくまで、地図上の下(正角図法における南)を意味し、サブサハラと北アフリカに主従関係があるわけではない。(日本語では、「サハラ以南」と意訳される。)
地理

北縁をサハラ砂漠で限られ、東西南の3方で大西洋インド洋に面す。
気候・植生アフリカの気候帯

気候・植生は、赤道直下に熱帯雨林が位置し、南北に向かって乾燥化する。おおよそ北から、次のような地帯が分布する。

サハラ砂漠の南半

サヘル (Sahel) - サハラ砂漠の南に接する帯状の半砂漠。

サバンナ - サヘルの南にはサバンナが広がる。Guinean forest-savanna mosaic、Northern Congolian forest-savanna mosaic、East Sudanian savanna など。

アフリカの角 (Horn of Africa) - 北東部の半砂漠。

熱帯雨林 - 赤道直下(東アフリカ除く)に広がる。

セレンゲティ (Serengeti) - 東アフリカケニアタンザニアの草原地帯。

ミオンボ林 (Miombo) - 東アフリカモザンビークマラウィの熱帯・亜熱帯林。

カラハリ砂漠 (Kalahari)

ブッシュベルト (Bushveld) - 南アフリカ共和国ボツワナジンバブエの草原地帯。

カルー (Karoo) - 南アフリカ共和国南西部の半砂漠。

生物地理  エチオピア区。詳細は「エチオピア区」を参照

動物地理区ではエチオピア区に相当する。ただしエチオピア区はアラビア半島にまで広がる。
住民
人口

人口8億5632万7157人 (2010)[2]。アフリカ全人口の83.8%である。
言語アフリカの語族。   アフロアジア語族   ナイル・サハラ語族   ニジェール・コンゴ語族   ニジェール・コンゴ語族バントゥー語派   コイサン語族   アウストロネシア語族   インド・ヨーロッパ語族(言語名のみ)「アフリカの言語」も参照

サブサハラの言語を語族で分類すると、以下のようになる。

アフロ・アジア語族 - コーカソイド系。北部・北東部の諸国(モーリタニアチャドスーダンエチオピアエリトリアジブチソマリア)、コモロで公用語。

ナイル・サハラ語族 - ネグロイド系。多くの国で公用語。

ニジェール・コンゴ語族 - ネグロイド系。多くの国で公用語。サブサハラの最大語族。

コイサン語族 - カポイド系。公用語とする国はないがナミビアで主要言語の1つ。

アウストロネシア語族 - モンゴロイド系。マダガスカルで公用語。

インド・ヨーロッパ語族 - コーカソイド系。民族言語としては南アフリカ共和国などで公用語。そのほか、ほぼ全域で旧宗主国の言語が公用語となる。


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