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やノートページでの議論にご協力ください。サブウーファー(英語: Subwoofer)は概ね 100 Hz 以下の超低音域のみを担当して再生するスピーカーである。主たるスピーカーシステムとは別体である場合が多いが、一体となっている場合もある。 一般にスピーカーユニットは低音から高音までを万遍なく出せることが求められるが、1つのスピーカーが発することのできる周波数帯域には限りがあるため、実際には高域や低域では次第にそのレベルが下がってしまう。このため、よく使われる周波数帯の音に適したスピーカーでは、高音と低音は出にくくなるのが普通である。そのために再生周波数帯の異なる複数のユニットを組み合わせるマルチウェイスピーカー
概要
これを補うのがサブウーファーの目的である。メインのスピーカーの低音の量を増強するものと、メインのスピーカーでは再生困難なより低い帯域の低音を付加するものの2通りが存在するが、目的別にサブウーファーが存在するというより、メインのスピーカーとの組み合わせによるものである。なお、ウーファーはウーハーとも表記する。
サブウーファー (Subwoofer) のサブ (sub-) とは、「下」「下位」を表す接頭語であり、メインのスピーカーより低い(下の)帯域の低音を再生することによる。また「…補」の意味もあり、メインのスピーカーに足りない低音を補うという意味である。スーパーウーファーとも呼ぶが、スーパー(super-)は「上」「超える」という意味の接頭語であり、メインのスピーカーより低い帯域の音を再生する装置の名称としては英語の意味的には適当とは言えず、日本でしか用いられない。これはもともとヤマハの商品名であった。
サブウーファーの受け持つ帯域は大凡100Hz以下の低音域であるが、小型スピーカーと組み合わせて使う場合などは、遮断周波数が更に高域寄りになることもある。
なお、一般的に売られている単品のサブウーファーはアンプを内蔵しているアクティブ方式である。
サブウーファーとは逆に、通常のスピーカーでは再生できないような高音域を専ら担当する装置のことは、スーパーツイーターと呼ぶ。 サブウーファーは、メインのスピーカーが2台でステレオ再生する場合、あるいは5.1chなどのマルチチャンネル再生でより多数で用いる場合においても、1台で済ませる場合が多い。これにはいくつかの理由がある。 ただし、1の理由については異論があり、聴感上の違和感はあるとの主張により、サブウーファーも2台設置して2ch再生(2chステレオの場合)させている例もある。 なお、かつてのドルビーサラウンド(民生向け)においては低音再生の必要があるのはフロント2chのみであり、現代の5.1chにおいても「0.1ch」分として必須の単発サブウーファーに、他のchのスピーカーで低音が不足する場合には振り替えるのが普通である(#ホームシアターシステムも参照)。 普通のスピーカーと同じく、密閉型、バスレフ型(位相反転型)、ホーン型などが存在する。
特性
サブウーファーが担当するような低音域は、より高い音域と比べ人間の聴覚では音の発生源の方向をとらえることが難しい。そのため、1台でも聴感上の違和感を覚えさせる事が少ない。
低音は相互干渉における音圧変化への影響が大きいため、2台以上用いた場合はセッティングによっては低音を打ち消しあう場合がある。
サブウーファーは低音を再生する性質上、物理的に大型のほうが有利である。低域の下限拡張を目的とする場合、半分の容量のサブウーファーを2台用いるよりも大型の1台にまとめたほうが低音再生能力に優れる。
同じく、サブウーファーは大型であるほうが好ましいため、複数台を設置するのは困難であるため、1台で済ませる。
構造