サバイバル
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この項目では、生き残ることについて説明しています。その他の用法については「サバイバル (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典脚注などを用いて記述と関連付けてください。(2019年5月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2019年5月)


サバイバル(英語:survival)とは、困難な状況や危険な状況にもかかわらず生き続けること[1]。典型的には、事故・試練・困難な環境などのもとで、生き続けたり存在しつづけること[2]
概要

サバイバルというのは困難な状況や危機的な状況にもかかわらず、何とかして生き残ることを指している。

危機的な状況というのは、一般には、人命にかかわるような事故災害遭難などを指している。たとえば乗り物の大事故、火災、建物が崩壊するような事故、地震、津波、山岳遭難、海洋遭難などをさしている。

なお軍隊では、主に補給がすっかり途絶え孤立した場合でも兵士が生き延びて帰還することをサバイバルといっている。経営分野で「サバイバル」という場合、「危機的な状況」「困難な状況」は会社にとっての危機的な状況や困難な状況であり不景気や特定の業界で過剰な競争が起きてしまっている状況などを指すこともある。

困難な状況でも生き残るために大切なことは、状況を冷静に判断し、的確な行動を選ぶことである。逆に最もすべきではないことは、パニックに陥ったり、本能の赴くまま、直情的に行動することである。

生き残るためのスキルを英語ではサバイバル・スキルといい、日本語ではサバイバル術などという。英語圏では困難な状況で生き残った人をサバイバーと呼ぶこともある。

過去に起きたサバイバル体験の中には、記録が残されているものもある。実際に生き延びた人がもたらす記録には貴重な情報が多数含まれており、実際に類似の状況に陥った場合は、記録を読んでノウハウを知っていたおかげで助かるという場合もある。→#実際のサバイバル状況を扱った記録

なおサバイバルはフィクション類(小説映画ドラマ等)の題材としても人気がある。(ただしフィクションは、本当にサバイバルしなければならない状況ではあまり参考にはならない)
サバイバルに必要とされること

必要なことの優先順位に関して、基本的なセオリーはあるといえばあるが、実際には、事故、災害、遭難などの種類ごとに異なる。

たとえば爆発事故などの場合は、一般論としては、まず爆発している物からできるだけ遠ざかる、逃げるということが最優先のことになる。(爆発事故の場合は、とりあえず逃げることが先決であり、とりあえず他のことは考えなくてよい。)

このように各状況によって必要なことや優先順位は異なるが、次の節以降で、生き延びるために必要な基本要素、基本的なセオリーを一般論を中心に説明してゆく。
サバイバルに必要な物質・物資

呼吸・水分・食物の順に重要性を説いた「3・3・3の法則(“3分・3日・3週間”の略)」というものがある。この時間を超えると人間が生存できる可能性が低くなる。また、3・3・3の法則に体温異常が3時間以上続くと人間が生存できる可能性が低くなるということを加え「3の法則( “3分・3時間・3日・3週間”の4つ ) 」というものもある。

必要なものは、具体的には、空気、水、食料を指している。
空気

呼吸に必要な空気(酸素)が絶たれれば4?5分後には気を失い、まもなく死に至るので、まず安全な空気を確保することが大切だとされている。
火災の場合

(普通の人々は普段は空気のことはあまり意識していないが)火災に遭遇した場合は特に安全な空気の確保が必要となる。特に一酸化炭素には注意が必要であり、火災では建築材料が不完全燃焼を起こし一酸化炭素が大量に発生する。一酸化炭素が混じっている空気を吸うと一酸化炭素中毒を起こし死に直結するので絶対に吸い込まないようにしなければならない。しかも一酸化炭素は無色・無臭で、気づかないうちに吸い込んでしまいがちなので要注意なのである。一酸化炭素はヘモグロビンと強力に結びつき、ヘモグロビンの酸素運搬能力を奪ってしまい、全身が急激に酸欠状態に陥る。火災事故の死亡原因としては火傷に次ぐ2番目の死亡原因になっている[3]。一酸化炭素濃度が0.5%?1%程度でも1分ほどで気を失う[4]。一酸化炭素濃度がもっと高い場合は、わずか数呼吸ほどで(つまりわずか数回ほど吸い込むだけで)体内の酸素が奪われてゆき、脳の神経組織(シナプス)の活動に必要な酸素も奪われ、すぐに昏倒し(つまり昏睡状態、気を失った状態になり、倒れ)、しばらくするうちに死亡する。

(なお、たとえ気を失った状態で運良く発見され救出されても、ほとんどの場合は助からず、病院で死亡判定を受けることになってしまう。一酸化炭素中毒は一酸化炭素を吸った後に普通の空気を吸ったからといってすぐには回復しない。一酸化炭素はそれほど強固にヘモグロビンと結合してしまう。たとえ「命だけは助かった」などと報じられる場合も、たいていは深刻な後遺症が残ったり(たとえば言語障害で「ウー」「アー」などの声しか出せなくなったり)、しばしば「植物状態」になり、全く無反応で自力で食べることも排泄することもできなくなる。したがって、一酸化炭素を吸い込むことは絶対に避けなければならない。)

建物内で火災に遭遇し、自分がいる部屋にまで煙が入ってきた場合は、できるだけ姿勢を低くすることで安全な空気を吸うようにする必要がある。火災で発生した煙や有害ガスは空気よりも軽い傾向があり、まず部屋の上部で煙が広がり、その煙の層が次第に厚くなり、下へ下へと迫ってくることになる。一酸化炭素も比重が原因でまずは部屋の天井付近に漂い、量が増えるに従い次第に層が厚くなり、下へ下へと降りてくる。煙・有毒ガスの層が降りてくる前に、退避行動をとり、建物の外に脱出する。

もし煙が頭部の高さまで迫ってきたら、できるだけ「かがむ」姿勢をとり、煙を絶対に吸い込まないようにする。かがんだ姿勢のまま退避行動を続ける。もしかがんだ姿勢でも頭部に煙が近づくくらいに煙の層が降りてきたら、いわゆる「四つん這い」になって頭部を床から数十センチの高さにして安全な空気を確保する必要がある。もしその状況に追い込まれたら、四つん這いの姿勢のままで退避行動を続け、脱出口を探す。途中、ドアなどがあって開ける必要がある場合は、頭の位置は下げたまま、腕だけをノブに伸ばし開けるくらいの工夫が必要となる。さらに煙が降りてきて高さ40cmや30cmほど以下になったら「四つん這い」でも煙を吸ってしまう。そういう追い詰められた状況でも、部屋の隅(つまり床と壁の境目あたり)にはわずかに吸える空気が残っている可能性がある[4]。生き延びるためには部屋の床の隅に顔を近づけるようにして息を吸い、息を止めて「四つん這い」で避難行動を続け、「息が苦しくなったらまた部屋の床の隅に顔を近づけ息を吸い、また四つん這いで避難行動を続ける」を繰り返す。

火災に気づいた時に(自分が2階にいたら、2階程度なら1階に飛び降りるという手もあるが)自分が3階以上にいたら飛び降りることは基本的に無理なので階段で1階に逃げることになる。ところが火災が起きたのが1階の場合、煙が階段(非常階段ではなく非常扉が無い階段)を煙突のようにして昇ってきてしまっている場合がある。そうなっている場合も姿勢を低くして階段を降りるわけだが、階段の場合も煙の層が低く降りてきた場合は、階段の各「踏み面」の付近にわずかに吸える空気が残っている場合がある[4]ので、諦めず階段の「踏み面」に顔を近づけて息を吸い、息を止めて階段を降り続け、息が苦しくなったらまた「踏み面」に顔を近づけて息を吸い、また息を止めて階段を降り...を繰り返して脱出する。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

一階で火災が発生した場合の煙の広がり方。火災に気づいた時に3階以上にいた場合、避難したくて階段へ向かっても、煙は階段を一種の煙突にして昇ってくる。

煙が低くなって吸いこんでしまいそうになったら、『階段の《踏み面》に顔を近づけて息を吸い、息を止め、姿勢を低くしたまま階段を降りる』を何度も繰り返して1階まで降り、脱出する。

煙や一酸化炭素を吸い込まないように気をつける。

その他

サバイバルのため、風雨をしのいだり体温を保つためにテント類・洞穴類などをシェルターとして使う場合も、やはり安全な空気の確保には留意しなければならない。閉空間で調理のために火を使ったりすると一酸化中毒を引き起こす可能性があるので、基本的には調理だけでもテントの外で行うことが望ましい。テントの説明書では通常は「一酸化炭素中毒の危険があるので、テント内では火は使わないでください。」などと書かれている。もしも土砂降りの雨の時などやむをえない場合は、テントの窓を十分に開け放って換気を確保しておいて調理を行う、ということが行われる。

人間は水を飲めなければ3?4日で死亡するとされている。

一般的には成人男子で1日1リットル以上(健康に、身体活動するためには2リットル以上)の水を必要とするので、生き残るためにはそのような量を目安に、日々、水を確保する必要がある。


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