サハラ戦車隊
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サハラ戦車隊
Sahara
東京セントラル劇場週報
「アメリカンムービーウィークリー」1951年4月10日号より
監督ゾルタン・コルダ
脚本フィリップ・マクドナルド
ジェームズ・オハンロン
ジョン・ハワード・ローソン
製作ハリー・ジョン・ブラウン
出演者ハンフリー・ボガート
ブルース・ベネット
ロイド・ブリッジス
J・キャロル・ナイシュ
レックス・イングラム
ダン・デュリエ
音楽ロージャ・ミクローシュ
撮影ルドルフ・マテ
編集チャーリー・ネルソン
配給コロンビア映画
公開 1943年11月11日
1951年4月10日
上映時間97分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
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『サハラ戦車隊』(さはらせんしゃたい、原題: Sahara)は、ゾルタン・コルダが監督した1943年戦争映画である。ハンフリー・ボガートが主演し、第二次世界大戦中の北アフリカ戦線リビアに従軍するアメリカ陸軍戦車長を演じた。本作は第16回アカデミー賞のうち、録音賞撮影賞(白黒)助演男優賞(イタリア人捕虜を演じたJ・キャロル・ナイシュ[1])の3部門にノミネートされた。
目次

1 プロット

2 キャスト

3 日本語吹替

4 製作

5 リメイク

6 脚注

7 外部リンク

プロット

1942年、北アフリカ戦線。エルヴィン・ロンメルが指揮する大攻勢に晒されたアメリカ軍は全軍撤退を発令するが、M3中戦車「ルル・ベル」号はエンジンの故障により落伍、乗員である戦車長ジョー・ガン軍曹、ジミー・ドイル、ウェイコ・ホイトの3名は本隊から逸れてしまう。

砲撃の中でどうにかエンジンを修理し砂漠を行く「ルル・ベル」の一行は、砲火に晒され破壊された野戦病院の跡地にて、撤退から取り残された6名の敗残兵と出会う。ジェイソン・ハリディ軍医大尉をはじめとするフレッド・クラークソン、オズモンド・"オジー"・ベイツ、ピーター・ステグマン、マーティ・ウィリアムズの英国軍人5名、そして自由フランス軍のジャン・"フレンチー"・ルルー伍長である。敗残兵唯一の将校であるハリディは「ルル・ベル」一行に同行することを決断する。

その後、彼らはイタリア軍捕虜ジュセッペを連れたスーダン軍のタンブール曹長と出会う。ガンは井戸のありかを知るタンブールの同行こそ認めたものの、ハリディらの反対を押し切り食料や水の不安からジュセッペを見捨てる。しかし、ハゲタカに追われるジュセッペの姿を見たガンは「ルル・ベル」の停止を命じ、彼の同行を認めるのであった。

タンブールの案内で井戸のある集落へと向かう最中、彼らはドイツ空軍の戦闘機に発見され機銃掃射を受ける。ダンは車載機銃で応戦しこれを撃墜するも、クラークソンが被弾し重傷を負ってしまう。ガンは落下傘で脱出した飛行士フォン・シュレットウ大尉を捕え、彼が手にしていた書類からトブルク陥落を知った。やがて到着した集落の井戸は既に枯れ果てており、まもなくクラークソンは死亡する。

「ルル・ベル」は激しい砂嵐に見舞われつつも次の井戸があるアクロマに到着し、古い寺院の中で一晩を過ごす。夜が明け、砂嵐ですっかり埋もれた井戸を掘り返し、タンブールが底に下りてみると水の滴りが聞える。わずかではあるが、まだ井戸は枯れていなかったのだ。かくして一向は十分な水を入手するまでアクロマに止まることとなる。

一方、フォン・ファルケン少佐率いるドイツ軍装甲部隊も水不足に悩まされていた。


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