サッカーのフォーメーション
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ブラックバーン・ローヴァーズザ・ウェンズデイとの間で行われた1887年の試合のプログラム。選手は2?3?5フォーメーションに配置されている。

サッカーにおいて、フォーメーション(: Formation)とは、戦術の基本となるフィールド上での選手の配置隊形を意味する概念である。漢訳として陣形や布陣の語が当てられる場合もある。11人全員の配置隊形を指す場合もあれば特定の局面における数人の配置隊形を示すこともあるが、本項目では特に断りがない限り、11人全員の配置隊形を表すものとして扱う。
システムとフォーメーションの違い

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日本ではシステムという言葉もフォーメーションと同じ意味を表す言葉として互換的に用いられることが多いが、戦術研究の先進地域であるヨーロッパでは異なる概念として用いられる場合がある。両者を区別する場合、システム(System)とは、点を取ることあるいは失点を抑えること(ないしはその両方)を目指してピッチ上の選手が動く際の仕組み(System)のことを指し、フォーメーション(Formation)とは、システムを実際のピッチ上で再現した際に選手の並ぶ形(Form)として現れてくる隊形(Formation)を指す、と整理することが可能である。この区別を導入することの意義は、見かけ上同じに見えるフォーメーション(配置)であっても、チーム毎にシステム(プレーする仕組み)が異なれば全く内容が異なるものになることが容易に理解できる点にある。

本記事では以上の区別を踏まえ、配置隊形を表す用語としては「システム」を使用せず、「フォーメーション」を使用するものとする。
概要

サッカーのポジションは大まかにゴールキーパー(GK)、ディフェンダー(DF、バックスとも言う)、ミッドフィールダー(MF、ハーフとも言う)、フォワード(FW、トップとも言う)の4種類に分類される。ルールによってGKは必ず一人置かなければならないが、残りのフィールドプレーヤー10人の選手をどう配置するかは自由であり、監督の腕の見せ所の一つである。例えばDFが多くなれば守備的なサッカーになるし、FWが多くなれば攻撃的なサッカーになる。サッカーにおいてディフェンダー登録の選手がディフェンダーのポジションに、フォワード登録の選手がフォワードのポジションを取らなければならない決まりはなく、戦況や戦術によって自由に柔軟にポジションが変化することはサッカーの醍醐味の一つである。

ただ単に、FWを増やせば点が取れるかといえば、MFやDFが少ない→ボールの支配力が下がる→得点力が落ちる、となるなど、単純ではない。フォーメーション同士の相性や、プレーする選手の適性や戦術理解度にも左右され、絶対的な「最強のフォーメーション」は存在しない。

代表チームがどのフォーメーションを採用するかには、その国の国民性や文化、サッカーの戦術理解度が反映される。
フォーメーションの表記および呼称

フォーメーションを表す際は、「DF-MF-FW」の順番で各ポジションの人数を並べた「4-4-2」や「3-5-2」といった数字の羅列を用いる方法が一般化している。例えば「4-4-2」は、DF4人、MF4人、FW2人で構成されるフォーメーションを表している。同様に「3-5-2」は、DF3人、MF5人、FW2人というフォーメーションを表す。GKが含まれないのは現在の公式ルールによって必ずGKを1人置くことが決まっているためだが、ヨーロッパでは「1-4-4-2」のようにGKを略記せずに表記する場合もある。

上記の表記法のより詳細な例として、「4-2-3-1」や「4-3-1-2」と4列にわたってポジションの人数を表記する場合もある。これはそれまでは一括りに表示していた守備的MFと攻撃的MFに分けて表記する形式で、「4-3-1-2」であればDF4人、守備的MF3人、攻撃的MF1人、FW2人によって構成されるフォーメーションを表す表記となる。

その他、3バックや4バックといったDFの人数のみに注目したフォーメーションの呼称も一般的である。DFの数は守備だけでなく攻撃の考え方にも制約を及ぼす度合いが強いため、かつては11人全員のフォーメーションの特徴を表現する分類方法として広く使用されてきた。またワントップやツートップ、スリートップ、ゼロトップ、ワンボランチなど、他の特定のポジションの人数に注目した表記も存在する。
歴史

サッカーとラグビーは、ともに中世のフットボールとイングランドパブリックスクールでプレーされていたフットボールに起源を持ち、19世紀後半になって手の使用が制限されるサッカー(アソシエーション(協会式)フットボール)と手でボールを持って走ることが許されるラグビーフットボールに分かれてまとまった(フットボール協会の結成が1863年、ラグビーフットボール連合の結成が1871年)。最も初期のサッカーでは現在のオフサイドに相当するルール(アウト・オブ・プレーに関するルール)がラグビーと同じで、ボールより前にいる選手にパスが認められなかった。そのため、現在でもラグビーでは15人の選手の多くが横一線になってラインを形成するが、最初期のサッカーもこれに類似しており、0?0?10や1?0?9、2?0?8というフォーメーションを形成していた。当時のサッカーは現在のラグビーのようにボールを前方に向かって蹴り全員でゴールに向かう、あるいはドリブルで進むと言うスタイルだった。

以後、初期のサッカーにおけるフォーメーションは、オフサイド(アウト・オブ・プレー)に関するルールの変更によって大きく影響を受けてきた。20世紀初頭は「3人制オフサイドルール」が採用されており、パスのキックの瞬間に受けての前方のGK+2人がいなければオフサイドとなった。その後「2人制オフサイドルール」に変更され、GK+1人いなければオフサイドにならなくなった。このルールの変更によりゴールの数が大幅に減ることとなった[1]
1866年以降: Vフォーメーション (2-3-5)Vフォーメーション

1866年にアウト・オブ ・プレー規定が見直され、前にいる選手へのパスが認められた。ただし、ゴールラインとパスを受ける選手の間に、相手選手が3人以上いなくてはならなかった。このルールを通称「3人制オフサイド」と呼ぶ。

1870年にはボールを手でキャッチすることが反則となり、1871年にはゴールキーパー(GK)のポジションが導入された。「3人制オフサイド」ルールの下ではオフサイドラインはかなり高い位置で、DF2人で十分に対応できた。この頃のフォーメーションは2-3-5で、依然としてかなり前がかりで、後ろの選手に比べて前の選手がかなり多かった。上から見るとGK含めV字に見えるため、Vフォーメーションと呼ばれた。

フォーメーションの歴史は、この2-3-5から守備人数が増えていく歴史であり、現在でもイギリスで左右のサイドバック(以下、SB)を単にright back/left back、センターバック(以下、CB)をcentre halfと呼ぶことがあるのは、2-3-5フォーメーションでのポジション名の名残りである。また、この頃はDFを「バックス」、MFを「ハーフ」と呼んだ。
1925年以降: WMフォーメーション (3-2-5)WMフォーメーション

1925年にオフサイドルールが改正、ゴールラインとパスを受ける選手の間に相手選手が2人いればよいことになった。オフサイドラインは下がり、2人のDFで敵の5人のFWに対応するのが難しくなった。そのため、2-3-5フォーメーションのセンターハーフ(以下、CH)が左右DFの間に入ってディフェンスを務める3-2-5が主流となった。FWの配置がW字、DF・MFがM字に見えるため、WMフォーメーションと呼ばれた。WMフォーメーションのFWは、左から左ウイング?左インナー?CF?右インナー?右ウイングであり、ウイングとCFが最前線に出て、インナーの2人は下がり目というポジショニングとなった。ウイングの上げたセンタリングをCFがはたき、左右のインナーがシュートするのが基本で、下がり目に位置していたインナーが実際には得点を狙うポジションとなった。DF陣は、前の2人をハーフバック、後ろの3人をフルバックと呼び、両者を総称してバックスと呼んだ。

1930年代初頭にこのWMフォーメーションをいち早く採用したのが、クラブチームではアーセナル、代表チームではヴンダーチームと呼ばれたオーストリア代表だった。1950年代前半にマジック・マジャールと呼ばれて4年間無敗の記録を作り、ヨーロッパを席巻したハンガリー代表のMMフォーメーションもこれを応用した。

WMフォーメーションのフォワード陣形とバックス陣形を入れ替えた、MWフォーメーションも生まれた。
1950年代: 4-2-4詳細は「4-2-4」を参照4-2-4


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