サスペリア
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「サスペリア」のその他の用法については「サスペリア (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "サスペリア" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年2月)

サスペリア
Suspiria

監督ダリオ・アルジェント
脚本ダリオ・アルジェント
ダリア・ニコロディ
製作クラウディオ・アルジェント(イタリア語版)
製作総指揮サルヴァトーレ・アルジェント(イタリア語版)
ナレーターダリオ・アルジェント(イタリア語版)
出演者ジェシカ・ハーパー
アリダ・ヴァリ
ジョーン・ベネット
ウド・キア
音楽ゴブリン
ダリオ・アルジェント
撮影ルチアーノ・トヴォリ
編集フランコ・フラティチェリ(イタリア語版)
製作会社SEDA Spettacoli
配給 P.A.C.
東宝東和
公開 1977年2月1日
1977年6月25日
上映時間99分
製作国 イタリア
言語イタリア語
配給収入 10億9000万円[1]
次作インフェルノ
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『サスペリア』(Suspiria)は、1977年制作のイタリアホラー映画。監督はダリオ・アルジェント、出演はジェシカ・ハーパーアリダ・ヴァリなど。トマス・ド・クインシー1845年の小説『深き淵よりの嘆息(英語版)』をモチーフに、ダリオ・アルジェントダリア・ニコロディが脚本化し、ドイツのバレエ名門校に入学した若い娘を襲う恐怖を描いている。アルジェント監督による「魔女3部作」の1作目[2]

ゴブリンが奏でる恐怖の音楽が音響立体移動装置(サーカム・サウンド・システム)により増幅され一世を風靡した。

日本では1977年公開当時のキャッチコピー「決してひとりでは見ないでください」が流行語になり、同年公開の洋画でベストテンに入るヒットを記録、その影響で翌年、アルジェントによる1975年の無関係な作品が『サスペリアPART2』として日本公開されている[2]

2018年ルカ・グァダニーノ監督により同名でリメイクされた。
ストーリー

バレリーナ志望のスージーは、ドイツにあるバレエの名門校に入学するために、ニューヨークからやって来た。空港でようやく拾うことができたタクシーに乗ってスージーは学校に向かう。激しい雨の中、彼女はバレエ学院に到着する。学院の建物は赤い館であり、そこの玄関では、若い生徒であるパットが何者かに追われているかのように怯えながら叫んでいた。そして、パットが「秘密のドア、アイリス、青いの……。」という言葉を発するのをスージーは聞き取った。

恐怖に顔をひきつらせたパットは、雷鳴の中をずぶ濡れになって走っていく。この奇妙な光景を見たスージーは、インターホンを通じてドアを開けるように頼むが冷たく拒絶されたため、仕方なく出直すことにする。

一方、パットは友人のアパートにたどり着き、この世のものとは思えない呻き声を耳にする。その直後、彼女は窓の外から突然現われた毛むくじゃらの腕に締めつけられ、執拗に胸や腹をナイフで突き刺されて死ぬ。また、彼女の悲鳴を聞きつけて駆けつけた友人も殺される。

翌日、再び学校を訪れたスージーは、ようやく入学することができる。そこには、海外旅行中という女理事長の代理のマダム・ブランク、厳格な主任教師のタナー女史、盲導犬に引かれる盲目のピアニストのダニエル、ルーマニア人の下男パブロ、マダムの甥で9歳になるアルバート少年らがいた。レッスン中、突然スージーは体調不良に陥り、途中で床に倒れこむ。校医の診察を受けたスージーは、増血のためとして葡萄酒を食事に加えられるが、この葡萄酒を飲むとスージーはいつもなぜか眠ってしまう。

スージーはサラという少女と仲良くなり、学院の様子をこと細かく知るようになる。その夜、寄宿舎の天井から白い蛆虫が落ちてくるという事件が起こる。学院はパニック状態になるが、屋根裏に保存してあったハムやソーセージに寄生したものだったと判明する。そこで当分の間、生徒たちは全員、バレエ練習用の大ホールにベッドを移して寝起きすることになる。

真夜中、ベッドに入っても眠れないスージーとサラは、大きな仕切り用のカーテンの向こうから漏れてくる不気味な呻き声にひどく怯え、またその呻き声の周辺からどこかへ立ち去っていく奇妙な足音を耳にする。サラは、呻き声の主が海外旅行中の理事長ではないかとスージーに告げるが、翌朝それをタナー女史に尋ねると、冷たい否定が返ってくる。

次の日、アルバートがダニエルの盲導犬に噛みつかれるという事件が起きる。タナーは烈火のごとく怒り、ダニエルを解雇する。ダニエルは「私は目が不自由でも耳は良いんだ。こんな呪われたところ出て行ってやる」と捨て台詞を吐きながらその場を立ち去る。こうした事件の起こる中、スージーとサラは、夜ごとタナーたちの靴音に好奇心をかきたてられる。なぜ教師たちの靴音が響き、突然それが消えてしまうのか。サラはその靴音を追って廊下に忍び出る。その夜、ビアホールからの帰り道に、ダニエルは自分の盲導犬に噛み殺される。

次の夜、スージーの寝室に来たサラは、最初に変死したパットから、死の直前に奇妙な話を聞かされ、謎めいたメモを預けられたことを告げる。しかしスージーは睡魔に襲われる。仕方がなく自室に戻ったサラは、恐怖心に襲われ、廊下に逃げ出す。何者かが追いかけてくる気配を感じ、屋根裏へ逃げ込むが、高い窓から工具室に転倒する。彼女はそこにあった無数の細い針金にからまれ、何者かによってナイフで腹を刺された末、喉を掻き切られて死亡する。

翌朝、サラの姿が見えないことを不審に思うスージーに、サラが荷物をまとめて退学していったとタナーが告げる。奇妙に思ったスージーは、サラの友人の精神科医フランクを訪ねて学院についての奇妙な出来事を相談するが、そこでフランクは学院の歴史と魔女についての話をし、より詳しいミリウス教授の話もその場で聞くことになる。学院は1901年にギリシャから来た「エレナ・マルコス」なるギリシャからの亡命者によって当初バレエと神秘学の学校として創設されたが、マルコスには「溜息の母」という魔女ではないかという疑いがあった。マルコスが富と名声を得るにつれて周りからの疑いはますます増えていったが、1905年に彼女は火事で亡くなり、学院はバレエ学校としてマルコスの教え子が引き継いだという。また、魔女は長老となる者を中心に契りを結んで集まりを形成し、長老から力を発揮するが、もし長老が死んだ場合はその集まりに参加していた魔女たちも一緒に死ぬという。

その夜、自分以外の生徒はボリショイ・バレエ団の公演を見に向かったため、誰もいない寄宿舎に戻ったスージーは意を決して、葡萄酒を捨て、秘密を暴こうとする。足音の数だけ廊下を歩くと、スージーは校長室にたどり着く。そこでスージーは、学院に到着した日に会ったパットが発した言葉を思い出す。彼女は壁にアイリスの飾りがあるのを見つけ、青いアイリスを回すと秘密のドアが開いた。奥の部屋では教師たちがスージーを呪う儀式をしている。この学院は魔女たちの館であり、バレエ教室はもともと魔女の儀式の踊りから派生したものだったのだ。

姿を見られたスージーは別の部屋に逃げ込むが、そこには長老のマルコスがカーテン越しのベッドにいる。スージーはカーテンを開けるが、そこには誰もいない。すると、マルコスの嘲笑と共に突然、サラの死体が動きだし、スージーに向かって襲いかかってくる。絶体絶命のピンチとなった時、雷の光がマルコスの透明な身体を光で浮かび上がらせた。スージーは全力を振り絞って、壊れたガラス製の孔雀の置物の羽根を取って、マルコスの喉を突き刺した。マルコスの断末魔のサイコキネシスにより館が崩れはじめる。教師たちの阿鼻叫喚の中、やっとのことで館の外に逃げ出すスージー。


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