ササヤマミロス
生息年代: 112?112 Ma Pre??OSDCPTJKPgN↓
地質時代
白亜紀
分類(分類体系)
ササヤマミロス (Sasayamamylos) とは、約1億1200万年前の白亜紀前期のアルビアン(アルブ期)前期に存在した、真獣下綱(真獣類)に属する哺乳類の一属である。模式種はササヤマミロス・カワイイ (Sasayamamylos kawaii) [1][2][3][4][5]。ササヤマミュロスとも呼ばれる。 ササヤマミロスの模式種、ササヤマミロス・カワイイは、現在の兵庫県丹波篠山市に分布する篠山層群の下部、約1億1200万年前の地層から発掘された、右下顎骨(歯骨)の化石に基づいて記載された[3]。愛媛大学大学院の楠橋直
概要
ササヤマミロスの化石は、2013年3月末の時点で、左右の下顎骨以外は報告されていない。最も大きな化石は模式標本となった右下顎骨の化石で、ほぼ完全な形で発掘され、長さは約2.5cmある。ここから推測される全長は十数cm、体重は40gから50gのネズミ程度の大きさの動物と考えられる[4][5]。 種小名を含めた学名 Sasayamamylos kawaii の "Sasayama" は発掘場所である篠山層群、"mylos" は臼歯が特徴的であることからギリシャ語での「臼」、"kawaii" は、篠山市出身の霊長類学者である、兵庫県立人と自然の博物館の名誉館長、河合雅雄に因んでいる[3]( "kawai" に、ラテン語における男性名の所有格である "-i" をつけ、"kawaii" となる)。記載論文はフィロソフィカル・トランザクションズにより発行される Proceedings of the Royal Society B 誌上にて、2013年3月27日に掲載された[1][4]。篠山層群の化石が新種として学名が正式につけられ、記載されたのはこれが初めてである[3][5]。
名称