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サクラエビ
分類
さくらえび 素干し[3]
100 gあたりの栄養価
エネルギー1,305 kJ (312 kcal)
炭水化物0.1 g
脂肪4.0 g
飽和脂肪酸0.59 g
一価不飽和0.63 g
多価不飽和0.75 g
タンパク質64.9 g
ビタミン
チアミン (B1)(15%) 0.17 mg
リボフラビン (B2)(13%) 0.15 mg
ナイアシン (B3)(37%) 5.5 mg
パントテン酸 (B5)(23%) 1.16 mg
ビタミンB6(16%) 0.21 mg
葉酸 (B9)(58%) 230 μg
ビタミンB12(458%) 11.0 μg
ビタミンE(48%) 7.2 mg
ミネラル
ナトリウム(80%) 1200 mg
カリウム(26%) 1200 mg
カルシウム(200%) 2000 mg
マグネシウム(87%) 310 mg
リン(171%) 1200 mg
鉄分(25%) 3.2 mg
亜鉛(52%) 4.9 mg
銅(167%) 3.34 mg
他の成分
水分19.4 g
コレステロール700 mg
ビタミンEはα─トコフェロールのみを示した[4]。殻つき
単位
μg = マイクログラム (英語版) • mg = ミリグラム
IU = 国際単位
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。
サクラエビ(桜海老、桜蝦、十脚[5]、学名:Lucensosergia lucens)は、サクラエビ科に属するエビの一種。深海に生息する小型のエビである。 成体は体長40mm前後。体は透明だが甲に赤い色素を多く保持し、生体は透き通ったピンク色に見える。「桜海老」の和名はここに由来する。2対の触角のうち第2触角は体長以上の長さがあるが、額角は短い。5対の歩脚のうち、第2・第3歩脚が鋏脚に変化し、第4・第5歩脚が短い。体表には約160個の発光器が並んでいる。発光器(とされていた器官)が実際に光を放つことは未確認であったが[6]、ストロボを当てるなどの刺激による微弱な発光の測定に成功している[7]。 産卵期は5月から11月[8]で、メスは交尾後に800 - 2300個程[8]の卵を水深20 - 50m[8]の海中に放出する。寿命は15ヶ月ほどで、孵化後1年で成熟し、産卵後2 - 3ヶ月で死ぬとされる[9]。 シラエビ Pasiphaea japonica は外見・生態・利用法までサクラエビに似るが、エビの分類上では全く別の系統に分けられる。 日本では駿河湾および近接の遠州灘・東京湾・相模灘、さらに長崎県の五島列島沖に分布するが、漁獲対象となっているのは駿河湾のみである[9]。
特徴
分布