株式会社サカイ引越センター
Sakai Moving Service Co., Ltd.
本社
種類株式会社
市場情報東証プライム 9039
株式会社サカイ引越センター(サカイひっこしセンター、英: Sakai Moving Service Co., Ltd.)は、大阪府堺市堺区に本社を置く日本の貨物輸送運輸業者(引越業業者)である。引越のサカイ(ひっこしのサカイ)の通称・愛称で知られる。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[2]。
概要サカイ引越センターのトラック
設立当初は大阪府など近畿地方中心だったが、現在は北海道から沖縄県まで日本全国に営業拠点を置いている。また、安全面ではドライブレコーダーをいち早く導入している。2013年度には作業件数だけでなく、売上高でも初めて引越業界第一位を達成した[3][4]。
創業時の1971年に東京都恩賜上野動物園に来日し、社会現象を巻き起こしたジャイアントパンダのカンカンとランランが契機となり、シンボルマークとして、パンダのキャラクターを使用している[5]。 1989年からテレビCMキャラクターに徳井優(一時期は華ゆり(フラワーショウのメンバー)と共演)を起用し、「勉強しまっせ引越のサカイ」や「サカイ、安い、仕事キッチリ」、行政処分を受けた際にはそれを逆手に取った「いちから勉強やり直し」などのテレビCMも話題を集めた。1993年放送の「べんきょうしまっせ(エレベーター)篇」はフジサンケイグループ広告大賞を、1994年の「サカイ・デ・アミーゴーズ(お風呂屋さん)篇」は全日本シーエム放送連盟CM FESTIVAL 地域CM部門を、1998年の「仕事キッチリ(日本舞踊)篇」は同 CM FESTIVAL 銅賞を受賞している。因みに「勉強しまっせ引越のサカイ」のCMソングはラップバージョンが「引越のサカイ」のタイトル、トクイユウ&DJサカイのアーティスト名でCDシングル発売される。 2005年からは今までのコミカルなCMを一新する。当時では、引越し業界初の研修棟を使用したCMをするなど「マイスタークオリティ」という技術面をアピールしている。尚、それに伴って徳井は降板となった。 2011年のテレビCMは若手ドライバーと営業マンの活躍をドキュメンタリー仕立てに描いた内容のものになっている。CMソングはワライナキが歌った『Story』。 2013年、植村花菜の『新しい世界』(アルバム『Steps』収録)が使われており、引越しをする人の家族と引越スタッフの交流をドラマ仕立てで描いている。 2014年12月から松尾優の『君が大人になって』がCMソングに用いられた。 2018年には福本莉子、2019年11月からは「まごころパンダシリーズ」が開始され等身大のまごころパンダ、板橋駿谷、桃月なしこをテレビCMに起用している。その後2020年からは板橋、桃月に加えて徳井が15年ぶりにCMに起用されており、2021年からは「仕事キッチリ」の言葉も23年ぶりに登場している。 2022年1月、同月から2021年6月に上野動物園で誕生したジャイアントパンダのシャオシャオとレイレイをCMキャラクターに起用すると発表した。2022年1月8日から毎週土曜19時台に放送している日本テレビ系列の番組(『I LOVE みんなのどうぶつ園』枠)にて放送している[5][6]。そのため、徳井は再び降板している。
CM
沿革
1971年11月 - 創業者である田島憲一郎・治子夫妻が、父親(田島新一郎)の経営する新海商運株式会社の堺営業所を開設。
1979年9月 - 貨物自動車取扱業を目的として、当社の直接の前身となる株式会社アーイ引越センター設立。
1981年5月 - 商号を「株式会社堺引越センター」に変更。
1982年4月 - 八洲運送株式会社(現・サカイ引越センター、形式上の存続会社)の株式を取得し子会社とする。
1984年4月 - アンケートハガキを利用したCS活動の開始。
1989年
4月 - 法人課を設置し企業法人向けの営業活動を本格的に開始。
4月 - 初CMキャラクターに徳井優を起用。
1990年10月 - 八洲運送株式会社を形式上の存続会社として、株式会社堺引越センターを合併(逆さ合併)。八洲運送株式会社は合併後、「株式会社サカイ引越センター」に商号変更。
1996年
9月 - ホームページを開設し、インターネットによる見積受付を開始。
10月30日 - 大阪証券取引所市場第二部へ上場(引越専業業者としては初の株式公開)。
1997年10月 - 株式会社新世紀サービス(非連結子会社)を設立。
1998年
11月 - 横浜市鶴見区に関東本部(現・東日本本部)を設置。
11月 - 本社・大阪支社にてISO9001を認証取得。
1999年
9月 - 本社・大阪支社にてISO14001を認証取得。
9月 - 名古屋市名東区に中部本部(現・中部東海本部)を設置。
2003年
3月 - 「キッチリサカイの大百貨」を創刊し通信販売を開始。
5月 - 大阪府堺市に西日本本部を設置。
7月 - 大阪支社に回収した処分品を扱うリサイクルの店を設置。
2004年
8月 - 耐震グッズの販売開始。
10月 - 本社研修センターを設置。