『サウス・オブ・ヘヴン』
スレイヤー の スタジオ・アルバム
リリース1988年7月5日
ジャンルスラッシュメタル
時間36分57秒
レーベルデフ・アメリカン・レコーディングス
プロデュースリック・ルービン、スレイヤー
専門評論家によるレビュー
Allmusic ⇒link
チャート最高順位
57位(アメリカ)
25位(イギリス)[1]
50位(スウェーデン)[2]
スレイヤー 年表
レイン・イン・ブラッド
(1986年)サウス・オブ・ヘヴン
(1988年)シーズンズ・イン・ジ・アビス
(1990年)
ミュージックビデオ
「South Of Heaven」
『サウス・オブ・ヘヴン』(South of Heaven)は、スレイヤーが1988年に発表した4作目のアルバム。 前作『レイン・イン・ブラッド』(1986年)をバンドと共同プロデュースしたリック・ルービンが、デフ・ジャムを離れて新レーベルのデフ・アメリカン・レコーディングス(後のアメリカン・レコーディングス)を設立したのに伴い、スレイヤーも同レーベルに移籍した。ルービンは、前作に引き続き本作のプロデュースも務めている。 音楽的には、前3作とは違ってスロー・テンポやミドル・テンポの楽曲が増えており、アレックス・ヘンダーソンは、allmusic.comにおいて「スレイヤーはこの4作目で、ヘヴィネスを微塵たりとも犠牲にせず、ポップな要素を取り入れることもなく、テンポを遅くするようになった」と評している[3]。また、ボーカリストのトム・アラヤは、映画『レス・ザン・ゼロ』(1988年公開)のサウンドトラックに提供した「イン-ア-ガダ-ダ-ヴィダ」(アイアン・バタフライのカヴァー)で、叫ぶだけでなく歌詞を重視したボーカル・スタイルに変化しており、本作でもそうした歌唱が披露された[4]。ただし、こうした変化のため発表当時は物議を醸し、日本の音楽雑誌でも否定的なレビューが掲載される例もあったという[4]。 「ディシデント・アグレッサー」は、ジューダス・プリーストがアルバム『背信の門』(1977年)で発表した楽曲のカヴァー。
目次
1 解説
2 収録曲
3 参加ミュージシャン
4 脚注
解説
収録曲
サウス・オブ・ヘヴン - "South of Heaven" - 4:58
作詞:トム・アラヤ/作曲:ジェフ・ハンネマン
サイレント・スクリーム - "Silent Scream" - 3:06
作詞:トム・アラヤ/作曲:ジェフ・ハンネマン、ケリー・キング
ライヴ・アンデッド - "Live Undead" - 3:50
作詞:トム・アラヤ、ケリー・キング/作曲:ジェフ・ハンネマン
十字架の裏側 - "Behind the Crooked Cross" - 3:14
作詞・作曲:ジェフ・ハンネマン
マンダトリー・スイサイド - "Mandatory Suicide" - 4:05
作詞:トム・アラヤ、ジェフ・ハンネマン/作曲:ケリー・キング
ゴースツ・オブ・ウォー - "Ghosts of War" - 3:53
作詞:ケリー・キング/作曲:ジェフ・ハンネマン、ケリー・キング
リード・ビトゥイーン・ザ・ライズ - "Read Between the Lies" - 3:20
作詞:トム・アラヤ、ケリー・キング/作曲:ジェフ・ハンネマン
クレンズ・ザ・ソウル - "Cleanse the Soul" - 3:01
作詞:トム・アラヤ、ケリー・キング/作曲:ジェフ・ハンネマン
ディシデント・アグレッサー - "Dissident Aggressor" - 2:35
作詞・作曲:ロブ・ハルフォード、K・K・ダウニング、グレン・ティプトン
スピル・ザ・ブラッド - "Spill the Blood" - 4:49
作詞・作曲:ジェフ・ハンネマン
参加ミュージシャン
トム・アラヤ - ボーカル、ベース
ジェフ・ハンネマン - ギター
ケリー・キング - ギター
デイヴ・ロンバード - ドラムス
脚注^ ⇒ChartArchive - Slayer - South Of Heaven
^ ⇒swedishcharts.com - Slayer - South Of Heaven