サウザー_(北斗の拳)
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サウザーは、漫画『北斗の拳』に登場する架空の人物。
声の出演
青年期


銀河万丈テレビアニメPS版ゲーム格闘ゲーム、アニメ『北斗の拳 イチゴ味』)

佐藤晴男『パンチマニア 北斗の拳』)

大塚明夫(『真救世主伝説 北斗の拳』シリーズ、『LEGENDS ReVIVE』、『Fit Boxing 北斗の拳 ?お前はもう痩せている?』、その他各種外部出演など)

関俊彦アニメ版『天の覇王』

神奈延年(『北斗無双』シリーズ〈『ぱちんこCR真・北斗無双』まで〉)

三宅健太(『北斗無双』シリーズ〈『パチスロ真・北斗無双』以降〉[1]

石塚堅(激打2)

古賀一史(DD北斗之拳

浪川大輔DD北斗の拳

東地宏樹北斗が如く

幼少期


堀川亮(テレビアニメ)

島ア信長(真・北斗無双)

上西哲平(LEGENDS ReVIVE)

人物

南斗六聖拳「将星」の男。己を最高権力者にせんとする野心に満ち、自ら神に無敵の肉体を与えられた「聖帝」と名乗り、覇権掌握のための領地拡大とその権力の証として、巨大なピラミッド型の建造物「聖帝十字陵」の建立を押し進める。相手がどのような弱者であろうと、自身へ歯向かう者は容赦なく粛清する冷酷非情な思想の持ち主。拳法だけではなく頭も切れ、サウザーの覇権に異を唱える「仁星」のシュウが組織した抵抗勢力に対し、毒を混ぜた食料をわざと奪わせ無差別な殺戮を図るなど残忍な性格である。

しかしケンシロウとの闘いの中、暴虐の限りを尽くす現在の姿の裏に隠された悲劇的な過去が明らかになる。生来は純粋で愛情溢れる性格の人物であった(詳しくは来歴の項目を参照)。

「将星」は別名「独裁の星」「帝王の星」と呼ばれる。一〇八派ある南斗聖拳の最高峰および南斗六聖拳の「極星」として君臨し、サウザーは北斗神拳と同様に一子相伝である南斗鳳凰拳の伝承者である。

南斗鳳凰拳は、類稀なる拳法の才能が求められる上、一子相伝であるがゆえに先代の師匠と勝負し、殺すことで初めて継承者と認められる儀式「継承の儀」まで存在する厳格な拳法のひとつであるため、屈強な精神力も必要とされる。しかしサウザーは純粋過ぎたがゆえに、敬愛する師を殺害した事実を受け入れることができなかった。悲しみからくる苦痛で心を歪めたサウザーは愛や情けを捨て去り、富と力を欲し弱者を蹂躙する暴君へと変貌していく。

野望に燃える非情の敵役として描かれ、アニメの初期では仮面を着用していた。
身体的特徴・体質など

身長181cm、体重98kg、バスト140cm、ウエスト90cm、ヒップ102cm、首周り45cm(データは週刊少年ジャンプ特別編集『北斗の拳 SPECIAL』の「拳聖烈伝」による)。
体格の描写は、アニメ『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』においては、公式データより大きく描かれている。

髪型はプラチナブロンド(アニメでは金髪)のオールバックスタイル。

心臓の位置と秘孔の位置が通常と左右表裏逆という特異体質の持ち主であり、それを見破れない限り、正確な秘孔を突くことができず北斗神拳も通じない(医学に精通していたトキは気づいていた)。その謎と「南斗聖拳最強」と言わしめる強さのために、ラオウさえもサウザーとの戦いは避け[2]、ケンシロウも初戦では惨敗を喫した。なお、作中で北斗神拳伝承者となった後のケンシロウを完膚なきまでに打ち負かして勝利したことのある人物は、シン、サウザー、カイオウの3人だけである。

衣装のデザインはマントの下の服装がケンシロウとの初戦時(以降、前期仕様)と再戦時(以降、後期仕様)で異なっているが、格闘ゲーム版は後期仕様のデザインとなっている。
来歴

南斗六聖拳分裂の引き金となった「妖星」のユダの裏切りをそそのかした黒幕であり、その野望と実力で広大な領地を獲た。「聖帝」を名乗り、南斗108派の大半の流派を配下とし(『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』)、抵抗できない子供たちを使役して、その野望と権力の集大成として巨大な十字型のピラミッド「聖帝十字陵」を築いていた。これはサウザーの師・オウガイ、そして彼自身の愛と情を弔う墓でもあることが後に分かる。

サウザーが伝承する南斗鳳凰拳は、手刀による斬撃と突きを主体とした拳法であるが、手技だけではなく足技も備えている(極星十字拳)。その絶大な強さゆえに拳法における「構え」を持たない(剣術でいう「無形の位」に近い)。サウザーいわく「構え」とは防御の型で下郎に使う必要がなく、帝王の拳である鳳凰拳にあるのは制圧前進のみ(対峙したケンシロウがサウザーの踏みこみの速さに驚くほどのスピードを持つ)。ただしその存在を脅かす対等の敵が現れた時のみ、帝王の名誉と威信を賭けて「構え」を取る(南斗鳳凰拳奥義・天翔十字鳳)。彼自身の拳の技量と「南斗六聖拳」の「極星」であることにより「南斗最強」とされ、他の南斗聖拳では彼を倒すことは不可能とされている[3]

ケンシロウとの初対決では致命の秘孔「人中極」を突かれながらもその効果を受けず(サウザーの特異体質により秘孔に命中していなかったため)、驚愕するケンシロウを切り刻み圧勝する。ケンシロウを「聖帝十字陵」の人柱として獄に繋ぐが、ケンシロウはシュウの息子シバに救われ脱出する。

その後戦いを挑んだシュウを謀略を用いて戦わずして下し、「聖帝十字陵」の最後の石(聖碑)を積ませ、最後はその頂点に立った状態の彼を自ら投げた槍で貫いて殺害し、目の前で彼の壮絶な最期を見届けたケンシロウの底知れぬ怒りを誘う。

シュウをケンシロウの目の前で葬り去った後、人質にされていた子供の一人に片足を刺された際、その子供を手にかけずに“愛の無意味さ”を説きながら諭す。冷酷無比な性格で恐れられていたサウザーとしては意外な行動から、彼の悲劇的な過去が明らかになる。


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