サイモン・ハリス
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サイモン・ハリス
2024年

アイルランド首相
現職
就任
2024年4月9日
前任者レオ・バラッカー
高等教育大臣(英語版)
現職
就任
2020年6月27日
前任者(創設)
法務大臣(英語版)
任期
2022年12月17日 ? 2023年6月1日
首相レオ・バラッカー
前任者ヘザー・ハンフリーズ(英語版)
後任者ヘレン・マッケンティー(英語版)
保健大臣(英語版)
任期
2016年5月6日 ? 2020年6月27日
首相エンダ・ケニー
レオ・バラッカー
前任者レオ・バラッカー
後任者ステファン・ドネリー(英語版)
財務省国務大臣(英語版)
現職
就任
2014年7月15日
統一アイルランド党首
現職
就任
2024年3月24日
代理官サイモン・コヴェニー(英語版)
前任者レオ・バラッカー
国会議員
現職
就任
2011年2月
選挙区ウィックロー選挙区(英語版)

個人情報
生誕 (1986-10-17) 1986年10月17日(37歳)
アイルランド
グレイストーンズ(英語版), ウィックロー県
政党統一アイルランド党
配偶者キーヴァ・ウェイド
子供2

サイモン・ハリス(: Simon Harris、1986年10月17日 - )は、アイルランド政治家。現在、同国首相統一アイルランド党党首[1]。保健大臣、高等教育大臣、法務大臣を歴任。
来歴[ソースを編集]

1986年にウィックロー県グレイストーンズで、バート・ハリスとメアリー・ハリスの間に生まれた3人兄弟の長男として誕生[2]。セント・デービッド・ホーリー・フェイス中等学校で教育を受け、自閉症児の家族の支援団体「ノース・ウィックロー・トリプルA・アライアンス」を設立した時は15歳であった。2002年のアイルランド総選挙では後に地方自治大臣を歴任するディック・ロッシュ(英語版)の選挙活動を行ったのをきっかけに政界進出を果たす[3]

ダブリン工科大学に入学後、ジャーナリズムとフランス語を学んだものの1年目で中退[4]。2008年にはフランシス・フィッツジェラルド(英語版)のアシスタントとして働き始め、2009年の地方選挙で、ハリスはアイルランドの県議会議員の中で最も高い得票率でウィックロー県議会議員とグレイストーンズ町議会議員に選出された。2011年にはウィックロー選挙区の下院議員として議席を獲得した。議員に就任した同年、エンダ・ケニーの首相選出を同党最年少議員として支持し、演説を行った[5]。2013年には自身が提出した精神保健差別禁止法案を可決させた[6]

2014年には国際銀行業務を担当する財務省国務大臣に選出された[7]。2015年から2016年の冬にかけて国中で激しい洪水が発生した際、ハリスは政府が2015年の洪水救済事業の予算のうち1,300万ユーロを全拠出したことを野党から非難された[8]

2016年には保健大臣に任命されたが、3万人の医療従事者と4万人の看護師がストライキを起こす可能性に直面した[9]。ハリスは同国における中絶の合法化の支持を表明している。在職中は国民投票で承認された憲法修正第36条と、憲法による中絶の禁止を削除する憲法修正第 36 条と、特定の状況下で中絶を許可する2018年保健(妊娠中絶の規制)法を担当した。2020年には新型コロナウイルスに関係する保健緊急措置法を導入[10]

2020年6月27日には当時の首相、ミホル・マーティンから高等教育大臣に任命された[11]。2022年5月4日、彼は高等教育に持続的に資金を供給し、学生と家族の教育コストを削減するための新しい政策「Funding our Future」を発表した。2022年12月17日には法務大臣であったヘレン・マッケンティーの産休に伴い、一時的に法務大臣を務めた[12]

2024年3月24日、レオ・バラッカーの首相辞意表明に伴う与党・統一アイルランド党の党首選挙の立候補が締め切られ、唯一の立候補者だったハリスが党首に就任[13]。同年4月9日、下院にて賛成88票、反対69票で首相指名が承認され、閣僚人事も賛成87票、反対68票で承認された。同日中にマイケル・D・ヒギンズ大統領より首相に任命され、37歳での首相就任はアイルランド史上最年少となった[1][14]
私生活[ソースを編集]

看護師キーヴァ・ウェイドと結婚し、1男1女を儲けた[15]。現在はクローン病を患っているが、生活に支障はないと語っている[16]
脚注[ソースを編集]^ a b “アイルランド新首相に37歳ハリス氏選出 同国史上最年少”. 産経新聞. (2024年4月9日). https://www.sankei.com/article/20240409-DEUQVHE3JBPE3F7CA7RRQXS2Y4/ 2024年4月10日閲覧。 
^ “Siblings celebrate in style”. Bray People (2007年10月25日). 2018年2月28日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。2024年3月25日閲覧。
^ Molony, Senan (2024年3月21日). “From Fianna Fail canvassing to teenage days in the Dail ? seven things you didn't know about Simon Harris” (英語). The Irish Independent. 2024年3月24日閲覧。
^ Cullen, Paul (2016年5月17日). “Simon Harris as Minister for Health: the challenge awaits”. The Irish Times. ⇒オリジナルの2017年5月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170502163806/http://www.irishtimes.com/life-and-style/health-family/simon-harris-as-minister-for-health-the-challenge-awaits-1.2646917 2024年3月15日閲覧。 
^ “Nomination of Taoiseach ? Dail Eireann (31st Dail) ? Vol. 728 No. 1” (2011年3月9日). 2022年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
^ “Mental Health (Anti-Discrimination) Bill 2013: First Stage ? Dail Eireann (31st Dail) ? Vol. 808 No. 2”. Oireachtas (2013年6月26日). 2019年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月21日閲覧。
^ “Appointment of Ministers of State”. Iris Oifigiuil 2014 (62): 1173. (5 August 2014). オリジナルの16 November 2017時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171116000405/http://irisoifigiuil.ie/archive/2014/august/Ir050814.pdf 2024年3月26日閲覧。. 
^ O'Faherty, Jane; Melia, Paul (2016年1月5日). “Cold snap to deepen weather misery as flood costs top ?60m”. Irish Independent. ⇒オリジナルの2018年2月27日時点におけるアーカイブ。


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