サイマー湖
Saimaa
Saimen
ミッケリ近郊で撮影されたサイマー湖
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位置 フィンランド南東部
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯61度15分 東経28度15分 / 北緯61.250度 東経28.250度 / 61.250; 28.250
サイマー湖(サイマーこ、フィンランド語: Saimaa、フィンランド語発音: [?s?i?m??]、英語発音:[?sa?m??]、英語発音リスペリング:SY-mah、スウェーデン語: Saimen)は、フィンランド南東部にある湖である。湖面は同国の南サヴォ県、北サヴォ県、南カルヤラ県、北カルヤラ県の4県に跨っている。かつては、大部分が東スオミ州に含まれており、南側の極一部が南スオミ州に含まれていた[注釈 1]。面積は4,400平方キロメートル (1,700 sq mi)であり、フィンランドで最大、ヨーロッパでも4番目の大きさの湖である。 氷河時代終わりに氷河が融けたことで形成された。湖周辺の大きな町としては、ラッペーンランタ、イマトラ、サヴォンリンナ、ミッケリ、ヴァルカウス、そしてヨエンスーが挙げられる。約6000年前、当時の古サイマー湖は約9,000 km2 (3,500 sq mi)の湖面を持ち、この地域を覆っていたと推定されている。そして、新たな流出河川が形成され、湖水が排水された。この湖水の排出によって、数千平方キロメートルもの湿地が形成された[1]。この出来事の後、数十年でこの地域の人口は最大となったものの、人口減少に直面した北方針葉樹林の生態学的開発へと回帰した。 サイマー湖からは、ヴオクシ川が流れ出し、ラドガ湖(ロシア領)に注いでいる。サイマー湖には多数の島が点在しており、加えて狭い水路で多くの小湖沼に分割されている。そして、この分割された小湖沼には、別の名前が付けられていることもあり、著名なものとしては、スール=サイマー湖
歴史
地形
サイマー湖を含むサイマー盆地の地域については次の様に述べられたことがある。
ここは、世界の他のどの地域よりも単位面積あたりの海岸線が多く、全長は約15,000キロメートル(9,300マイル)にもなる。この地域の島の数は14,000にも上り、この地域の湖沼の系統の複雑さを示している[3]。
2021年にユネスコ世界ジオパークに指定される[4]。
自然資源(英語版)(ワモンアザラシの一種)がサイマー湖に生息しており、本種はサイマー湖のみで生息が確認されている。これに加えて、絶滅危惧種のサイマーサーモンもサイマー湖のみに生息している[5]。
近郊には、アクセスが容易で、かつ豊富なアスベスト鉱床が存在し、サイマー湖畔は、紀元前1900年頃から紀元200年頃の間製造されていたアスベスト=セラミック(英語版)の発祥の地ではないかと推定されている。
サイマー湖の周辺は、避暑地として著名であり、湖畔には多数のコテージが建っており、クルージングも盛んである。 湖畔の街ラッペーンランタ・ラウリツァラ地区
サイマー運河
著名な人物
ロシア帝国の作家、マクシム・ゴーリキーは、ロシア第一革命(1905年モスクワ反乱(英語版))の余波で、黒百人組に当時住んでいたアパートメントが襲撃され、少しの間、サイマー湖畔に避難していた。彼は、離婚した妻・エカテリーナに宛てた手紙で、「まるで御伽噺の中に居る様な、とても美しい場所だ」と書いている[6]。
ギャラリー
ヨウツセノからサイマー湖西方を望む
ヒエタサーリ島(ヒエタ島)とサイマー湖
サイマー湖に位置するオラヴィンリンナ要塞
サイマー湖畔
1956年に撮影されたサイマーワモンアザラシ
宇宙から見たサイマー湖。下にフィンランド湾、右側にラドガ湖が写っている。写真中の黒い線は、フィンランドとロシアの国境である
関連項目
フィンランドの湖沼一覧(英語版)
脚注[脚注の使い方]
注釈^ フィンランドの州は2010年1月1日をもって廃止され、地方行政区画最上位は州から県へと移った。
出典^ Markku Oinonen et al. (2014) Event reconstruction through Bayesian chronology: Massive mid-Holocene lake-burst triggered large-scale ecological and cultural change; url= ⇒http://hol.sagepub.com/content/24/11/1419.abstract