サイマル放送
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出典検索?: "サイマル放送" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年2月)

サイマル放送(サイマルほうそう、simulcast、simultaneous broadcasting)は、1つの放送局が同じ時間帯に同じ番組を、異なるチャンネル周波数)、放送方式、放送媒体放送すること。地上アナログテレビ放送地上デジタルテレビ放送衛星放送ワンセグ放送などの組み合わせがある。インターネットなどのIPネットワーク上で電波による放送と同内容のものを配信する場合はIPサイマル放送と呼ばれる。
日本
日本放送協会(NHK)

旧来より日本放送協会(NHK)は、放送や番組を需要や状況に応じて、各波を使用してサイマル放送を行ってきた。

放送の事例としては、日本国外に在住・滞在している日本人を対象にした放送サービスであるNHKワールド・ラジオ日本国際放送)ではラジオ第1放送の大半の番組を短波放送衛星ラジオによってサイマル放送(電波運用面の都合で放送されない国会中継(総理大臣の演説と党首討論以外)や大相撲中継、プロ野球ナイトゲーム以外のスポーツ中継は除く)をしている。これにより衛星ラジオでは、ラジオ第1放送の大半の番組と国際放送独自制作番組もFM放送と同等の高音質で聴くことができる(本来は放送対象外となっている日本国内でも受信は可能である)。

番組単位の事例として、『NHK紅白歌合戦』はもともとラジオ番組であるが、1951年1月3日の番組開始当初からラジオ第1放送とNHKワールド・ラジオ日本(国際放送)で、1953年12月31日の第4回からは総合テレビで、2018年12月31日の第69回からはBS4KBS8Kで放送。以降、ラジオ第1放送、総合テレビ、衛星第2テレビ(過去)、衛星ハイビジョン(過去)、NHKワールド・プレミアム(国際放送)、NHKワールド・ラジオ日本(国際放送)、BS4K、BS8Kで放送されている(ただし、FM放送では放送されていない)。

NHKのど自慢』は総合テレビとラジオ第1放送、衛星第2テレビ(過去)、NHKワールド・プレミアム(国際放送)、NHKワールド・ラジオ日本(国際放送)、FM(2023年4月から)で放送されている。

日曜討論』は総合テレビとラジオ第1放送、NHKワールド・プレミアム(国際放送)、NHKワールド・ラジオ日本(国際放送、時差放送もあり)で放送されている。

テレビ草創期にはテレビのコンテンツが絶対的に不足していたため、従来のラジオ番組をテレビでも中継放送した「ラ・テ番組」であり、当時はこのような形態のサイマル放送が多く存在していた。また、NHKラジオ放送のニュース番組の一部時間帯や『ひるのいこい』、『ひるの散歩道』→『ここはふるさと 旅するラジオ』、『ラジオ深夜便』などの一部番組がラジオ第1放送、FM放送、NHKワールド・ラジオ日本(国際放送)でサイマル放送している。

昭和天皇崩御の際、NHKが当時所持していた総合テレビ、教育テレビ衛星第1テレビ、衛星第2テレビ、ラジオ第1放送、ラジオ第2放送、FM放送の全てが[注 1]1989年1月7日7時57分から同時放送で情報を伝えた事例がある。

特にNHKの場合は公共放送という立場上、多チャンネルを駆使したサイマル放送番組の供給がその使命の1つとなっている。

災害時などの緊急時には、受信者の手段を選ばず確実な伝達を図る上でも有効なため、NHKなど2系統以上の電波媒体(チャンネル)を持っている放送局において、テレビジョン放送中波放送などで機動的に行われることがある(「ここからはテレビとラジオ、同時にお伝えします」のアナウンスがされ、成り行きで報道特別番組となる)。NHKにおいては、基本的に「震度6弱以上の地震」が発生した場合、あるいは「大津波警報・津波警報が出された場合」には通常の放送を国内向け放送・国際放送(NHKワールド・プレミアム、NHKワールド・ラジオ日本)とも全て中断し、災害に関する情報を一斉にサイマル放送することになっている。この場合は原則として緊急警報放送扱いとなる。これがいわゆる「九波全中」である。

これまで、NHKでは大相撲中継や国会中継、『NHKニュース7』などの各種ニュース番組、『NHKのど自慢』などでサイマル放送を行い、総合テレビ、衛星第2テレビ、衛星ハイビジョンで放送していたが、NHKのBS放送が標準画質(SD)2波とハイビジョン画質(HD)1波による3波からハイビジョン画質2波(BS1BSプレミアム)に変更され、地デジ難視対策衛星放送で難視聴地域対策ができることから、NHKでは2011年3月31日をもって衛星第2テレビにおけるこれらの番組のサイマル放送を全て終了した[注 2]。また、NHKは『NHK紅白歌合戦』でサイマル放送を行い、衛星第2テレビ、衛星ハイビジョンで放送していたが、前述のように2011年3月31日をもってBS放送が再編されたため、サイマル放送も終了となった。

2024年1月に発生した能登半島地震に伴い、中継局やケーブルテレビ設備の停電や損壊などにより、被災地では地上波放送を見られない世帯が多数発生していることを受けて、同月から2023年11月で放送終了したBSプレミアムのチャンネル(BS103ch)を利用して、NHK金沢放送局で放送されている総合テレビを同時放送している[1]。なお、同チャンネルは元々2024年4月で免許失効に伴い、停波する予定だったことから、同月以降は臨時目的放送として免許を更新した上で放送を継続している[2][3][4]

そのためテレビ放送における国内放送波同士のサイマル放送は、全波一斉放送(九波全中)の地震・津波関連の臨時ニュースで見られる程度となった。日本国外向けのNHKワールド・プレミアムでは2011年4月以降もこれらの番組は引き続きサイマル放送が行われている(国会中継は内閣総理大臣の演説や党首討論が行われる時のみ。ただし、オリンピック期間中はほとんどのニュース番組で、FIFAワールドカップ期間中は一部時間帯・日時のニュース番組で時差放送に変更される。これは放送権上の制約によるものである)。前述に挙げたこれらの番組でも一部番組ではノンスクランブルで視聴できるため、日本国内でNHKワールド・プレミアムのノンスクランブル放送を受信している世帯では衛星第2テレビの難視聴対策放送があった時の名残が見られることになる(ノンスクランブル放送番組のほとんどは総合テレビとのサイマル放送となっている)。

特殊な例としては、2018年9月22日10:30 - 11:25に、テレビ放送開始65周年を記念した「テレビ65年 スポーツのチカラ」を日本テレビと同時放送を行った。
民間放送

民放局の場合、番組構成上の理由で行われる場合がある。
複数の地上波テレビ・ラジオ局間

1956年から1989年まで民放テレビ版の『ゆく年くる年』が民間放送各社の共同制作で、国内民放のほぼ全局でサイマル放送されていた。1955年から2001年までの民放AM・短波ラジオ版についても同様。

かつてはテレビ朝日系の番組(『モーニングショー』や『アフタヌーンショー』から『欽ちゃんのどこまで笑うの?!』までの平日正午枠など)でも、地上波2局でサイマル放送を実施していた地域もあった。


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