サイボーグ009_(アニメ)
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サイボーグ009


ジャンルSFアニメ
映画:サイボーグ009
監督芹川有吾
制作東映動画
封切日1966年7月21日
上映時間64分
映画:サイボーグ009 怪獣戦争
監督芹川有吾
制作東映動画
封切日1967年3月19日
上映時間60分
アニメ:サイボーグ009(第1作)
原作石ノ森章太郎
キャラクターデザイン木村圭市郎
音楽小杉太一郎
アニメーション制作東映動画
放送局NET系列
放送期間1968年4月5日 - 9月27日
話数全26話
その他モノクロ
アニメ:サイボーグ009(第2作)
原作石ノ森章太郎
監督高橋良輔
キャラクターデザイン芦田豊雄
メカニックデザインサブマリン
音楽すぎやまこういち
アニメーション制作日本サンライズ
製作テレビ朝日、東映
放送局テレビ朝日系列
放送期間1979年3月6日 - 1980年3月25日
話数全50話
映画:サイボーグ009 超銀河伝説
監督明比正行
制作東映動画
封切日1980年12月20日
上映時間130分
アニメ:サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER
原作石ノ森章太郎
監督川越淳
シリーズ構成大西信介
キャラクターデザイン紺野直幸
メカニックデザイン紺野直幸
音楽小室哲哉
アニメーション制作ジャパンヴィステック
製作テレビ東京、ジャパンヴィステック
放送局テレビ東京系列
放送期間2001年10月14日 - 2002年10月13日
話数全51話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

本項目では、石ノ森章太郎のSF漫画『サイボーグ009』(サイボーグ ゼロゼロナイン)を原作としたアニメ作品全般について解説する。

大半の作品は、原作通り『サイボーグ009』という題名で制作されているが、21世紀以降に制作された作品の中には原作から大幅に内容をアレンジしているものも多く、それらの作品は「009」の部分はそのままとしつつも、題名にもアレンジが加えられている。

テレビシリーズは、1968年に第1作目、1979年 - 1980年に第2作目、2001年 - 2002年に第3作目が放送された。さらに「サイボーグ009」と題された劇場版アニメーション作品が1966年・1967年・1980年に公開されている。

2010年、原作を翻案した3D短編アニメ『009』が限定公開(詳細は#3Dアニメを参照)。2012年、劇場用3Dアニメーション作品『009 RE:CYBORG』が公開された。

2015年、テレビシリーズ第3作目からは約13年ぶりとなる新作映像作品『サイボーグ009vsデビルマン』がイベント劇場公開(詳細は#2015年を参照)。

2016年、フル3DCGアニメーション作品『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』(サイボーグ ゼロゼロナイン コール オブ ジャスティス)がイベント公開。
1966年 - 1968年

先行して劇場版2作が作られ、その後テレビシリーズが始まった。
企画経緯

当時、東映のアニメ映画は文芸性の高い長編が制作されていたが、プロデューサーの旗野義文がテレビアニメの手法による中編映画を企てた。すなわち、東映動画が創立以来年に1本から2本公開してきた名作ものを原作とする長編のフルアニメーション作品をA作。このA作に対して長編フルアニメとテレビアニメの中間的位置付けとして、海外輸出を意識した3コマ撮りの中編で日本国内向け作品をB作とするものである。そしてテレビシリーズの『レインボー戦隊ロビン』のスタッフを投入して制作された、B作の第一弾が『サイボーグ009』であった[1][2]。B作の第一弾として『009』が選定されたのは、『西遊記』などを演出した東映動画の白川大作と、原作者の石ノ森との縁による[注 1]

演出は映画2作とテレビシリーズともに芹川有吾が担当。音楽はいずれも小杉太一郎が担当し、映画用の曲はテレビシリーズでも新曲と併せて使用された他、以後の複数の東映動画作品にも流用されている(『タイガーマスク』、『マジンガーZ』など)。映画『怪獣戦争』の主題歌(第1作では挿入歌として使用)は、テレビシリーズでも継承された。その際、メンバーの名乗りが曲の前に入れられたが、このアフレコでは、009役の田中雪弥(現:森功至)が中々タイミングを合わせることができずNGを連発した、と述懐している。

テレビシリーズ第1作は、終了直後の1968年11月10日から1969年2月16日まで、日曜18:25 - 18:55にて一部話数が再放送されたのを皮切りに、1970年代前半までNET夕方の再放送枠や、夏休み朝の特別編成『夏休みまんが大会』でしばしば再放送された。一方の劇場版は地上波・衛星放送・CS放送で幾度となく放送、特に1976年では、NETの土曜20時台に設けられていた「単発番組枠」にて、7月3日に第1作、8月14日に第2作をそれぞれ放送。当時、直前の土曜19時台後半では、同作品と同じく石ノ森原作の特撮テレビドラマ『秘密戦隊ゴレンジャー』が放送(一部地域を除く)されていたため、土曜のゴールデン帯に連続して石ノ森原作による集団ヒーロー物が編成される格好となった。また劇場版1作目は、2008年3月にBS2の特別番組「とことん!! 石ノ森章太郎」においても番組の一環として放映されたが、作中にて放送禁止用語が多用されていたことで多くの修正が入った。

テレビシリーズではキャラクターデザインが変更され、髪形や表情が原作に近づけられている。この改変について、原作の石森はテレビシリーズのキャラクターが自分の絵柄と違うことに不満を抱いており、脚本の辻真先は直にクレームを聞かされたという[4]。さらにアニメ化にあたって、設定面でも以下のような変更が加えられた。

009は脱走犯からレーサーへ。

009は混血の栗毛を黒髪へ。

009は前髪を垂らすのをやめ、両目が見えるように(テレビシリーズでは原作寄りに修正)。

コスチュームを009のみ主役として際だたせるため赤から白へ[5]。003のみピンク、他のメンバーは紫。

マフラー使用は009のみ。色も赤へ。003は青いバンダナ風のマフラーを使用。

加速装置の設定をオミット。そのため009はじめ原作では加速装置を装備するサイボーグが、単に走行や跳躍能力が常人より優れているという描写になっている。

007のキャラクターが、主な視聴者である子供を反映して大人から子供に変更[5][6]

特に007の設定変更は、原作者の石ノ森の不満とは裏腹に子供たちからは好評を博し、当時のキャラクター人気投票で1位を獲得。変身能力は持ち合わせてはいない007が主人公である短編の「サイボーグちゃん」も描かれた。原作漫画でも、007は「永久変身」として、子供の姿が基本になったことがある。
劇場版(第1・2作)

『サイボーグ009』

1966年7月21日公開

カラー作品 64分

同時上映 - 大忍術映画ワタリ(特撮)、なかよし合奏団

製作 - 大川博(クレジットなし)[注 2]

企画 - 関政次郎、平沢明、飯島敬旗野義文

原作 - 石森章太郎

脚本 - 飯島敬、芹川有吾

演出 - 芹川有吾

作画監督 - 木村圭市郎

美術 - 沼井肇

原画 - 若林哲弘、高橋信也椛島義夫、上村栄司、森下圭介大橋学

動画 - 桜井勇、平村文男、鹿島恒保、山田一広、岩塚美子、玉沢武、榎本有也、大崎道泰、内田君子

色彩設計 - 辻忠直

背景 - 佐々木耕成、篠田洋子、渡辺俊児


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