サイボーグクロちゃんの登場人物
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サイボーグクロちゃんの登場人物では、横内なおきの漫画『サイボーグクロちゃん』およびその派生作品に登場する架空の人物・キャラクターについて説明する。

声優はテレビアニメ版のもの。ゲーム『帰ってきたサイボーグクロちゃん』のキャストについてはこちらを参照。
主要キャラクター
クロ声 - 坂本千夏本編の主人公。詳しくはクロを参照。
ミー声 - 手塚ちはるクロのライバル。詳しくはミーを参照。
剛万太郎声 - 古澤徹(現:古澤融)クロやミーを作った科学者。詳しくは剛万太郎参照。
コタロー声 - 小松里賀(現:小松里歌)クロの大ファンである少年。子供にもかかわらず鈴木が勤務している小学校などに通っている激写などがない上にクロたちと出会う前までどのような生活をしていたのかなどは謎に包まれている。一人称は「僕」だが、身元がバレないようにするためか「俺」を使うこともある。クロに似た着ぐるみ「クロちゃんスーツ」を被っているが、これには防弾効果や絶縁効果がある(さらにクロのお面をかぶると、サイズが一回り大きい以外はクロそのものになる)。IQ200でメカに関しては天才的だが、運動神経は4歳児並みで握力も弱いがよく走っている場面もある。元々はかなりのゲーマーで、刺激の無い自分の人生をクソゲーと称して嫌い、そんな人生を変えるために空母を乗っ取って自分の名前を歴史に残そうとした。だがクロの言葉によって改心してからは、あまりゲームについて話さなくなり(番外バトルでは久しぶりにその設定が蘇っている)、以降は一歩退いた突っ込み役のような役柄になった。父親が科学者であり、自身も発明家として天性の才能をもつ。だがそのおかげで母親が逃げたため、父を毛嫌いしているところがある[1](後に和解)。親友であるライオンのダンクを助けてくれた剛に感激し、剛の助手となる。ダンクとともに剛とミーの住居に住み着き、剛から「一番弟子」と呼ばれることもあるなど、単なる助手にはとどまらないといえるだけの信頼関係を作っていった。度々ダンクと衝突したり、自分の将来について投げやりになったりしたが、結果的にクロ達を応援するために科学者になると改めて決意した。当初は子供故の暴走が多々あったものの、後半は徐々にクロ達の異常な生活観に適応し、丸くなっていった。だが改心後も、父の血からかマッドサイエンティストな部分を垣間見る部分も多い。あまり登場しないが、私的に買い物にいったりする際、クロちゃんスーツを着ないで登場することもある。アニメのOPやコタローの回想などで一瞬出てくる際のコタローは頭にバンダナを巻き、髪の毛のほとんどを隠している。よって彼の本当の髪型がどんなものなのかは不明である。アニメでは、結果的にではあるが悪役の協力をすることが多い。
マタタビ声 - 大本眞基子クロの旧友にしてライバル。普通の猫だがサイボーグや超人たちとも渡り合える。詳しくはマタタビを参照。
ナナ声 - 綱掛裕美コタローが、電気スタンドを基にお手伝いロボットとして作った電球ロボット。人格は女性で本作のヒロインに位置する存在。一人称は「アタイ」だが、話し言葉は姉御肌な時もあればか弱い時もある。体は小さい。尻尾に600Wの電球が付いている。しかしお手伝いロボットとしての仕事ができず、一時はスクラップにされそうになったが、クロに助けられて一目惚れし、クロ達の仲間に加わる。活発な性格だが、嫉妬深くワガママで、思い込みがとても激しく、精神的にとても打たれ弱い。この性格からよくクロ達を振り回しているが、それらの大半は「箱から出されないうちにゴミ捨て場に捨てられた電気スタンド」という孤独で残酷な生まれ方をしたことの反動とも言える。この経緯が、クロが自身の生い立ちを彼女のそれに重ねて見る要因の一つとなっている。人間同士の恋愛を理解していると思わせる場面も存在しクロとは一線を越えたいようであるが相手にされないか冷たくあしらわれている。家はクロが見つけた廃車になって捨てられていた電車。クロに1年中、季節を問わずマフラーを作ってプレゼントしつづけている(これしか作れないため)。お手伝いロボットだが料理が異常なまでに下手で、ミーはお腹を壊して身体が爆発し、ある場所では集団食中毒と称されたこともある。なお、クロについては初期はミー同様爆発を見せていたが、後にはそのような症状はあらわれなくなっていった。後々コタローにクロとお揃いのガトリング砲(BB弾を用いる小型版)を作ってもらった。クロにクリスマスプレゼントを買うため銀行強盗をしたことがあり、それ以来ダイナマイト、後にC4爆弾、さらには「子供に害のない爆薬」などを使った爆破のプロになる。その生い立ちからネガティブな考え方が多いが、仲間のおかげで後半は以前と比べて前向きな思考になっていた。アニメやゲームだとその捕まえやすいサイズからよく捕まっていた。買い物に行ったり、前述のクリスマスプレゼントを買うときも、なぜか普通に一般の人間と会話している。普通よりかなり小さい体で、かつ明らかに人間にはないような巨大な耳や尻尾を持つが、「小さい」「リトル」などと言われるだけで、いぶかしがられる様子はない。原作の表紙・アニメなどでは、耳などの色は黒だが、本来原作の横内がイメージした色は赤(単行本の表紙は黒)であり、番外バトルではその色に準じたカラーが塗られている。
クロの周囲の仲間たち
ジーサン、バーサン
声 -
菅原淳一こおろぎさとみクロとマタタビの飼い主の老夫婦。生きる目的を失って倒れていたクロを(意図的に彼の傷ついた心を救った訳ではないが)助けた人間で、クロが最も大事に思っている。名字は「フジ井」。常におっとりしていて何事にも動じない。クロは自らがサイボーグになった後でも、2人がそれに気づかないように振舞っており、マタタビにも強要している様子。明らかに猫としておかしい場面を目撃しても「便利な猫」で片付けてしまう。順応性が高いのはそれだけでなく、鯨の体内でさえも和める程。番外バトルではマタタビと会話するなど、ついには猫が話すことさえも受け入れてしまった。両者とも深刻な方向音痴で、クロの先導無くしては絶対に目的地にたどり着けない(一度だけ百貨店に迷わずにたどり着いたことがある)。順応性の高さと運のよさ、多くの場合はクロらの影からの助けもあり、どんなピンチでも自覚することのないまま潜り抜けてしまう。作品序盤は彼らが剛やミーなどの巻き起こすトラブルに巻き込まれ、クロがそれを助ける、という構図が主だったが、中盤以降はむしろその生命力の高さからどんな場面でも和んでいる異色のキャラクターとして描かれるようになる。クロも当初こそ必死で守っていたものの、異世界サバイバル編以降は、「オイラより不死身」と評するほどのその生命力に半ば呆れて、どこかへふらふらと出かけていってもわざわざ世話をしないようになった。ジーサンはクロのことをよく気にしており、クロが家出してしまった時や帰りが遅い時などは、心配して探しに行くこともしばしばあった。バーサンは「そのうち帰ってくるじゃろ」と言ってそれほど心配はしていない。しかし物語中頃からはジーサンもバーサンの意見に流され、「それもそうじゃな」と納得するようになった。二人の家はマタタビが登場するまで築50年という長寿の古家だったが、頻繁に壊されてはマタタビにより新築、あるいは改築されている。その事を気にしていないが自宅にあまり人が来ない事は少し気にしている。アニメでは最初マタタビのことを本名で呼んでいるが、以後は「トラ」で統一。ジーさんはそれなりに長身だが、バーサンは小さい。どちらかといえばバーサンの方がしっかりしている。初期設定ではそれぞれ「フレディ」「キャリー」という名前だった[2]
ダンク
声 - 千葉一伸サイボーグのライオン。いつも困ったような顔をしており、性格は気弱で優しく、純粋である。元々動物園で孤立していたライオンだったが、コタローによって故郷のアフリカに帰されようとする。しかしその際に銃で撃たれて重傷を負ったため、コタローと剛がサイボーグとして復活させた。後にコタローの父親によって改造され、頭からパネルを出して話すようになる。クロと同じサイボーグなのにもかかわらず言葉を発することはできず、おまけに基本は四足歩行である。だが体自体はかなり器用で、ジェスチャーが上手い。なぜか「コマネチ装置」なるものを搭載していて、何かとコマネチしたがっている。この装置はゴローが怪物になってしまった際、無限エネルギー装置に必要な部品として外されてしまった。クロ達の住む桜町では、ダンクが平気で町を闊歩するおかげで、ライオンがいることに免疫がついてしまっている。テレビ版ではお留守番役として定着してしまった可哀想なキャラだったが、原作版では何かと活躍した。ゴロー的には彼が子分らしい。その愛くるしさから隠れた人気があり、撃ちまくりフィギュアとしても発売された。ライオンなのにもかかわらずいわゆる典型的な「ガオーッ」という鳴き声ではあまり鳴かず、ほとんどは犬のように「アオーン」と鳴く。あまり戦闘は行わないものの、一度だけ戦闘形態として普段のダンクからは想像もつかないような機能を見せている。
鈴木 一郎
声 - 森川智之小学校教師をしている。アニメによると25歳。一人称は「僕」で、特にキレたりしない限りは人に敬語を使う。車でハイウェイを走行中、ミーと戦闘中のクロと出会い、ガンダム好きであったことからクロを師匠としていきなり(衝動的に)慕うようになる。小学校の生徒達からは頼りにされておらず、ジムと呼ばれている。後述の通りガンダムには詳しいはずだが、ニックネームにこめられた意味には気づいていないようだ。しかし彼自体は生徒に対してとても親身に行動しており、熱血教師とも言える理念で動いている場面もよく見られる。重度のガンダムマニアオタク)で、生徒からは「何か事件起こしそう」と言われるほどガンプラに入れ込んでいる。ジムと呼ばれるが、好きなMSはゲルググ。自分が所有している山(祖父から譲り受けた)の遺跡に入る時に、その遺跡のトラップによって学校の校舎を破壊したことがあり、アニメでは以来幾度と無く彼が関わっていない時にまで壊されるようになってしまった。同じ趣味を持つ消防士のめぐみと出会ってからは密かに想うようになり、度々アプローチしていたが、なかなか恵まれなかった。怪物ゴロー編を経て2人の距離が縮んだのか、原作の最終回ではいつの間にか結婚していた。クロが軽トラを「スズキジムニー(鈴木ジム2)」に改造したのを皮切りに、車の改造技術を覚えてしまい、後に防弾仕様を施した車も作ったことがある。また、そのドライビングテクニックはかなりのもの(サーキットの狼世代らしい)で、よく助っ人として呼ばれる。だがクロ達の揉め事に巻き込まれて授業放棄したり遭難したりしたため、謹慎処分を受けたことがある。クロ達に関わると大抵ロクな目に合わず、結構薄幸な人物。傷つきやすく落ち込みやすいが、とても立ち直りが早い。山を持っていたが、そこは祖父が宇宙人を封印するために残しておいた山なうえに、宇宙船を爆破するために山の遺跡を壊してしまい、今は持っていないも同然で、本人も売ってもたかが知れていると語っている。後半はクロのことを「師匠」と慕いながらも、その呼び方はほとんど只のニックネームとなっていた。基本的に使いっ走りで、マタタビの助手になったりと、基本的に他の仲間から見ると目下の存在である。教師なだけあって基本的に仕切りたがりであり、遊びなどのイベントを企画すると教師の職業病からか、時間などにうるさくなる。酒癖がとても悪い。アニメ版では宇宙人とやたら縁があった(元々祖父の代から宇宙人と関わっていたため、血筋とも言える)。また、版権の問題から、ガンダム好きがロボット好きに変更された。
めぐみ
声 - 吉田小百合消防士


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