サイプレス・ヒル
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サイプレス・ヒル
Cypress Hill
2006年、ボナルー・フェスティバルにて
基本情報
別名DVX
出身地アメリカ合衆国
ジャンルウエスト・コースト・ヒップホップハードコアヒップホップ
活動期間1988年 - 現在
レーベルRuffhouse(英語版記事)
コロムビア・レコード
Priority Records(英語版記事)
EMI Records(英語版記事)
共同作業者アルケミスト
コットンマウス・キングス
ピットブル
トラヴィス・バーカー
公式サイトhttps://cypresshill.com/

メンバーB-リアル
DJマグス
セン・ドッグ
エリック・ボボ

旧メンバーメロウ・マン・エース

サイプレス・ヒル(Cypress Hill)はアメリカカリフォルニア州で結成された、ヒップホップグループである。ラテン系アメリカ人による音楽グループとしてアメリカでは初めて複数のプラチナ認定を受けたグループであり、全世界で2000万枚を超えるセールスを誇る。1990年代、特に初期の4枚のアルバムを発表した時期においてはウエスト・コースト・ヒップホップの先駆的グループとしても言及されるほどの影響力を持つ[1]。サイプレス・ヒルはまた、アメリカ国内における医療用及び嗜好品用マリファナの合法化を支持している事でも知られ、メンバー自らマリファナを積極的に摂取する等の活動を展開している。2010年、スヌープ・ドッグがクリエイティブ・チェアマンを務めるプライオリティ・レコーズに移籍。
来歴Germany 1998

現メンバーの一人であるセン・ドッグと元メンバーであるメロウ・マン・エースはキューバ出身の兄弟であり、1971年アメリカ合衆国へ一家で移住し、カリフォルニア州サウスゲイトに住居を構えた。セン・ドッグとメロウ・マン・エースの2人は1988年に、ニューヨーク出身でThe 7A3(英語版記事)のDJをしていたDJマグス、ロサンゼルス出身のB-リアルの2人と出会い、DVX (Devastating Vocal Excellenceの略)という名のヒップホップグループを結成する。このグループが現在のサイプレス・ヒルの原型となる。後にメロウ・マン・エースはグループを離れ、それを機にグループ名をサイプレス・ヒルへと改めている。このサイプレス・ヒルという名前は、サウスゲイトにあるCypress Avenueという通りに由来している[2]

1989年にデモテープを制作しレコード会社との契約に成功、1991年にはデビューアルバムCypress Hillを発表する。このアルバムから「The Phuncky Feel One」、「How I Could Just Kill a Man」、「Hand on the Pump」、「Latin Lingo」の4曲がシングルカットされ、特に「The Phuncky Feel One」、「How I Could Just Kill a Man」の2曲は地元ラジオ局や大学内で流されるカレッジ・ラジオでヘビーローテーションされる程の人気を得た。また「Hand on the Pump」、「Latin Lingo」の2曲の歌詞はスペイン語英語が組み合わされており、以降スペイン語の頻繁に登場する歌詞はグループの特徴となっている。最終的にアルバムはアメリカ国内だけで2ミリオンセールスを達成しBillboard 200では最高31位につけた。さらに2パックが出演していた映画『ジュース』へサウンドトラックを提供する等活動の範囲を広げ、1992年にはロラパルーザへの出演も果たしている。

1993年にセカンドアルバムBlack Sundayを発表、3ミリオンセールスを達成しデビュー2年目にして早々にBillboard 200を制した。シングルカットされた「Insane in the Brain」ではクロスオーバーを志向したサウンドを展開。その縁からかレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのツアーに登場した。

1994年、Woodstock '94に出演し、そのステージ上にて著名なパーカッショニストウィリー・ボボの息子でありビースティ・ボーイズとのセッション経験を持つエリック・ボボをパーカッション担当の新メンバーとして紹介した。

1995年、サードアルバムCypress Hill III: Temples of Boomを発表、アメリカレコード協会よりプラチナ認定を受けるヒットとなった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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