サイバーナイト
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サイバーナイト
CYBER NIGHTジャンル
ロールプレイングゲーム
対応機種PCエンジン (PCE)対応機種一覧

スーパーファミコン (SFC)

開発元コンパイル
発売元トンキンハウス
プロデューサー浦井郁郎
ディレクターみんみん宮田
デザイナー水野良
グループSNE
シナリオ山本弘
グループSNE
プログラマーPOCHI NAKAMORI
音楽迫田敏明
宮本昌知
塚本雅信
ATARASHI
DAVID
竹内啓史
美術大河原邦男
シリーズサイバーナイトシリーズ
人数1人
メディア4メガビットHuCARD[1]
発売日 199010121990年10月12日
発売日一覧

SFC
199210301992年10月30日


その他型式:TON90003
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『サイバーナイト』(CYBER KNIGHT)は、1990年10月12日に日本のトンキンハウスから発売されたPCエンジンロールプレイングゲーム

人類が広く宇宙に進出した24世紀銀河系を舞台に、「モジュール」と呼ばれる装甲服を纏った傭兵たちの冒険を描く。ゲームソフトの開発はコンパイルが担当。グループSNEがプロデュースに参加しており、安田均が監修、水野良がシステムデザイン、山本弘がシナリオ担当としてクレジットされている。また作中のメカニックデザインは大河原邦男が行っている。

1992年10月30日には、スーパーファミコン(以下、SFC)で移植版が発売された。また、後に直接の続編であるスーパーファミコン用ソフト『サイバーナイトII 地球帝国の野望』(1994年)が発売された。

PCエンジン(以下、PCE)版はゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」にてシルバー殿堂入りを獲得した。

本項では、ゲームソフトおよび角川スニーカー文庫から発売された小説版について解説する。
概要

ハードSF・RPGを謳ったゲームソフト。製作決定後、安田均・水野良のストーリー原案を元にしたプレストーリーを山本弘が執筆し、『マル勝PCエンジン』1989年9月号から1991年9月号まで掲載された。1990年7月号の連載第11回で第一部が終わり連載第12回からは第二部となっている。この作品はのち加筆修正され第1回から11回までを『サイバーナイト ドキュメント 戦士たちの肖像』と言うタイトルで文庫化されている。12回から24回までを大幅に加筆修正したものが漂流・銀河中心星域として上下巻で刊行された。

『マル勝PCエンジン』連載時は作者:山本弘とグループSNE、ストーリー:山本弘、メカニック解説:水野良、監修:安田均、イラスト:佐藤典司(コンパイル)となっていた。『マル勝PCエンジン』連載時と漂流・銀河中心星域ではストーリーが一部異なり、連載時に掲載されていた佐藤典司のイラストは刊行された本には収録されていない。『マル勝PCエンジン』連載時は毎号に佐藤典司の書いたモジュールのイラストが掲載されていた。また、読者企画として読者の考えたオリジナルモジュール募集を行い、三回にわたって読者の考えたモジュールが紙面に掲載された。

コンプRPG』Vol2に『サイバーナイト』のカードゲームが収録されている。ゲームデザインは山本弘、カードのイラストは松浦まさふみ、この本が発売された時点ではスーパーファミコン版は発売前でPC-9801版も予定があることが書かれているが、発売はされていない。

この小説版『サイバーナイト』の後書きには「ストーリーの背景とゲームシステムの大枠をぼく(安田均)が、ストーリーの細部を山本弘が、ゲームシステムの細部を水野良が担当した」と記されている。また、「ストーリーおよびゲームシステムをグループSNEで作ってもらえないかと依頼された」とも書かれている。

ゲームシステムとしては水野が「シミュレーション性をゲームに大幅に取り込む」ことを狙っていたとされるほか、敵の装備を分析する形で自分たちの装備を強化するという手法もグループSNEのアイディアである。
ゲーム内容

本ゲームのシステムや特性について解説する。
宇宙戦艦「ソードフィッシュ」

全編を通じて、プレイヤーキャラクターたちの行動は彼らの船である「ソードフィッシュ」号を中心とする。ゲームの流れは、船で目的の惑星に着陸し、船内の各施設を「移動」して準備を整えた後に「出撃」コマンドで船外に出発。任務を達成したら帰艦してふたたび別の星へ…という行動パターンを繰り返すことになる。
ブリッジ
艦橋。船の操縦を行う場所。操縦は、恒星系間を移動する「Lジャンプ」、恒星系の中で惑星を移動する「Sジャンプ」、および惑星の「離着陸」に分類される。
ラウンジ
会議や休憩に使われる場所。プレイヤーキャラクターのデータ閲覧や、出撃するメンバーの選抜はここで行う。
ラボ
研究室。倒した敵から回収したパーツをここで分析することで、新装備やモジュールの性能強化が行われる。成長の節も参照。
メディカル
医務室。負傷の治療やクローンによる蘇生を行う。作品中の用語の節の「クローン」も参照。「クローンコード」を用いてのセーブもここで行う。セーブはパスワード制だが、別売りのPCエンジン用バックアップユニットを使えば簡単セーブも可能。
ハンガー
武器保管庫。モジュールの整備と修理を行う。船外へ出るための「出撃」コマンドもここに置かれている。
能力

戦闘に参加するプレイヤーキャラクターの能力は、「体力」「知力」「素早さ」の三つの能力値と、取得している特殊技能を表す「スキル」、および「LP(ヒットポイントに相当する)」で表される。


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