サイクロンZ_(映画)
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サイクロンZ
飛龍猛将
Dragons Forever
監督
サモ・ハン・キンポー
脚本シートゥ・チャホン
原案ゴードン・チャン
製作ジャッキー・チェン
ユン・ケイ
製作総指揮レイモンド・チョウ
レナード・ホー(中国語版)
出演者ジャッキー・チェン
サモ・ハン・キンポー
ユン・ピョウ
音楽ジェームズ・ウォン
撮影リョウ・ジイメン
チョウ・イウゾウ
製作会社ゴールデン・ハーベスト
嘉峰電影
配給東宝東和
公開 1988年2月11日[1]
1988年4月23日[1]
上映時間94分(香港公開版)[1]
97分(日本公開版)[1]
製作国 イギリス領香港
言語広東語
製作費8億円
興行収入$33,072,683 [1]
8億円 [1]
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サイクロンZ
飛龍猛将
各種表記
繁体字:飛龍猛將
簡体字:??猛将
?音:F?i Long M?ng Ji?ng
注音符号:????????????
発音:フェイロンモンジィァン
広東語?音:Fei1 Lung4 Maang2 Zeong1
英文:Dragons Forever
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『サイクロンZ』(原題:飛龍猛将、英語題名:Dragons Forever)は1988年に公開されたアクション/コメディ/ロマンス映画。ゴールデン・ハーベスト製作、サモ・ハン・キンポー監督、ジャッキー・チェン主演。
概要

ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポーユン・ピョウの「ゴールデン・トリオ」が3人揃って出演した作品は、本作以降製作されていない。『スパルタンX』で敵役を演じたベニー・ユキーデが再び敵役として出演している。

勧善懲悪のアクションだけでなく、主要キャラクターの恋愛や法廷劇が盛り込まれている。
ストーリー

弁護士・ジャッキーは、水質汚染訴訟の被告人となった化学工場の弁護を担当するうち、化学工場の社長・ファーから、原告である養魚場の買収工作を依頼される。工場からの排水によって魚が次々と死ぬ被害が出ていたため、養魚場が化学工場に対し操業の停止を求めていたことから、ファーたちは養魚場の方を立ち退かせ、示談に持ち込もうともくろんでいた。

ジャッキーはブローカーのウォンに、養魚場の女社長・イップの懐柔を依頼する。ウォンはイップの隣家に引っ越し、資産家を装って接近する。一方ジャッキーは、私立探偵のトンに、イップの自宅に盗聴器を仕掛けるよう依頼する。互いに顔を知らないウォンとトンは、イップ邸で鉢合わせして取っ組み合いとなり、トンは泥棒と間違われて警察に逮捕される。

やがてウォンはイップと、ジャッキーはイップのいとこ・メイリンと、それぞれ相思相愛となる。ウォンは事前の計画通り、「養魚場を手放し、ふたりでオーストラリアへ移住しよう」とイップにプロポーズする。ある晩イップ邸に、釈放されたトンが現れ、逆恨みからジャッキーたちの計画をすべて明かしてしまう。イップとメイリンは怒り、ふたりを追い出す。

数日後の裁判所。水文学者であるメイリンは原告側証人として、水質汚染の観測データを証言する。被告側弁護人であるジャッキーは発言を求め、「偽証が禁じられている法廷だから聞きたい。あなたはまだ僕を愛していますか?」とたずねる。メイリンが戸惑いながら「はい」と答えると、ジャッキーは裁判長に向かって「審理の公正を期するため、原告側と恋愛関係にある私は本件から手を引きます」と宣言し、法廷を立ち去る。

計画を遂行しているうちに本当にイップが好きになったウォンは、ふたたびイップの前に現れ、誠意をもって謝罪し、「水質汚染の証拠を押さえる」と告げ、トンとともに化学工場へ向かった。化学工場に潜入後トンとはぐれたウォンは、麻薬を袋詰めしている現場を目撃する。ファーの化学工場は偽装で、実態は麻薬の製造工場だった。ファーの部下たちに見つかったウォンは監禁され、大量の麻薬を打たれて眠らされる。

裁判所を出たジャッキーとメイリンのもとにトンが現れ「ウォンが化学工場で行方をくらませた」と告げる。3人が工場へ向かうと、監禁場所を脱出した、変わり果てた姿のウォンが現れ、「ここは麻薬工場だ」と叫ぶ。ファーが「始末しろ」と号令をかけ、最後の戦いが始まった。
登場人物
ジャッキー
弁護士にして、カンフーの達人。女たらしで、仕事は金のためと割り切っている面があるが、強姦を巡る訴訟で勝訴した被告を、結審後に殴り飛ばすなど、正義感も持ち合わせている。養魚場買収計画のため接近したメイリンと相思相愛になる。
ウォン
ジャッキーの友人で、普段はモグリの武器商人を営んでいる。カンフーの達人で腕は師範級。金の話にはうるさいが、純情一途な性格の持ち主で、養魚場買収計画のため接近したイップと相思相愛になる。
トン
ジャッキーの友人で私立探偵。頑固かつ思い込みが激しい性格で、人の話を聞かず、一方的にまくしたてるように話す。ファッションやインテリアの趣味が独特。上記2人同様カンフーを得意とし、身軽かつアクロバティックな動きで敵を翻弄する。
イップ
養魚場の経営者。気の強い性格が災いし、婚期を逃してしまったことを気にしている。隣家に越してきたウォンに恋愛感情を抱く。
メイリン
水文学者で、イップのいとこ。養魚場の魚が死ぬ原因が化学工場の排水であることを突き止める。被告側弁護士であるジャッキーを懐柔しようと、彼の誘いに応じるうち、好意を抱き始める。
コオ
ジャッキーの助手。ひそかにジャッキーを恋慕している。
ファー
化学工場の社長を表稼業とする暗黒街の顔。いつも
葉巻をくわえている。眼鏡を掛けた細身で、見た目はどこにでもいる中年だが、対立するマフィアのボスを容赦なく部下に射殺させるなど、残虐な性格。


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