サイオン・xB
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サイオン・xB
2代目
概要
別名トヨタ・bB(初代)
トヨタ・カローラルミオン
豪州:トヨタ・ルークス
製造国 日本
販売期間2003年 - 2016年
ボディ
ボディタイプ5ドアハッチバック
駆動方式前輪駆動
系譜
後継サイオン・iM/トヨタ・カローラiM
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xB(エックスビー)は、トヨタ自動車が生産し、サイオンブランドで販売されていたトールワゴン普通乗用車である。
初代 XP30型(2003年 - 2006年)

サイオン・xB(初代)
XP30型

概要
別名日本:トヨタ・bB(初代)
製造国 日本愛知県
販売期間2003年6月 - 2006年12月(生産終了)
ボディ
乗車定員5名
ボディタイプ5ドアトールワゴン
駆動方式前輪駆動
プラットフォームトヨタ・NBCプラットフォーム
パワートレイン
エンジン1NZ-FE型 1.5L 直列4気筒 DOHC
2NZ-FE型 1.3L 直列4気筒 DOHC
変速機4速AT/5速MT
前前:ストラット式
後:トーションビーム式
後前:ストラット式
後:トーションビーム式
車両寸法
ホイールベース2,499 mm
全長3,945 mm
全幅1,689 mm
全高1,641 mm
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第1世代のxBは、日本市場ではサブコンパクトカーBセグメント)のトヨタ・bBとして販売された。bBに北米向けの異なる修飾がなされたバッジエンジニアリング車である。xBとbBが関連しているのはこの代のみである。しかし細部で異なる点も多く、bBのフロントベンチシートではなくセパレートタイプに、ミッションはコラムからフロアシフトに、パーキングブレーキも足踏み式からサイドブレーキに変更された。bBにはスペアタイヤが装備されていないが、xBは、コンパクトなスペアタイヤがリアハッチの左下に格納されている。エンジンbBと同様の1.3L直4DOHC2NZ-FEエンジン、または1.5L直4DOHCの1NZ-FEエンジンが搭載されている。日本ではコラムシフトのATのみの設定だったが、北米ではフロアシフト人気からATだけでなくMTも用意されている。当初はバンパーデザインやリアナンバーの位置(バンパーではなくリアゲートの中央)がbBと異なっていたが、bBのマイナーチェンジで共通化された。
2代目 E150型(2007年 - 2016年)

サイオン・xB(2代目)
E150型

概要
別名日本:トヨタ・カローラルミオン(初代)
豪州:トヨタ・ルークス
製造国 日本岩手県
販売期間2007年 - 2016年
デザイン鈴木博章
ボディ
乗車定員5名
ボディタイプ5ドアトールワゴン
駆動方式前輪駆動
プラットフォームトヨタ・新MCプラットフォーム
パワートレイン
エンジン2AZ-FE型 2.4L 直列4気筒 DOHC
変速機4速AT(U241E)/5速MT(E351)
前前:ストラット式
後:トーションビーム式
後前:ストラット式
後:トーションビーム式
車両寸法
ホイールベース2,601 mm
全長4,249 mm
全幅1,760 mm
全高1,643 mm
車両重量4速AT車:1,399 kg
5速MT車:1,373 kg
系譜
後継サイオン・iM/トヨタ・カローラiM
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2007年のシカゴ自動車ショーで公開。 製造は関東自動車工業岩手工場(現:トヨタ自動車東日本岩手工場)。そのスタイルは2006年のニューヨーク自動車ショーで出品したt2Bコンセプトの5ドア版といえるものであった。初代xBより丸くなり、全幅は71mm、全長は300mm、ホイールベースは100mm拡大された。2代目xBはtCトヨタ・カムリに搭載される2.4L直4DOHCの2AZ-FEエンジンを与えられ、およそ50%パワーアップしている。燃費は、市街地: 22mpg-US (11L/100km; 26mpg-imp) 、ハイウェイ: 28mpg-US (8.4L/100km; 34mpg-imp) で、従来モデルの1.5Lエンジンの市街地: 26mpg-US (9.0L/100km; 31mpg-imp) 、ハイウェイ31mpg-US (7.6L/100km; 37mpg-imp) より高燃費となる。データは2008年の米環境保護庁(EPA)の新燃費基準での測定値。2代目xBは初代xBより600ポンド (270kg) 以上重い。初代xBは日本名が初代bBであったのに対し、2代目xBは北米市場向けに専用設計され、日本名はトヨタ・カローラルミオン(エンジンは1.5Lと1.8Lに変更)、豪州名はトヨタ・ルークス(Rukus:xBと同じ2.4Lを搭載)となった。カー・アンド・ドライバー誌は、2008年の価格帯2万5000ドル以下の安全な乗用車のベスト10にxBを選んでいる。

2008年モデルからは、3つのヘッドユニットが用意され、全て6スピーカーを搭載しiPodの接続にも対応している。 ベーシックタイプのオーディオユニットはCD、MP3、WMAおよびAACの音楽データが再生可能でサイオンSSPイコライザーを装備する。 ベーシックタイプのオーディオユニットはサイオン( xB,xD,tC )に設定され、車両の速度や周囲の騒音が増加するにつれて自動的にボリュームを上げる「オートマチック・サウンド・レベライザー」機能を有する。プレミアムタイプのオーディオユニットはベーシックタイプに小型LCDが加わり、パイオニアのウェブサイトから画像と映像をダウンロードして表示できる。ナビゲーションシステムのSNS100は、基本となるGPS機能に加えDVDムービーの再生が可能。バックライトカラーの選択も可能。

2012年モデルは、2008年モデルとエクステリアデザインがかなり異なり、個性を強調している。

2016年、販売終了。
長城汽車によるコピー

2009年、長城汽車は初代xBのコピー版であるクールベアーをリリースした[1][2]
脚注
注釈[脚注の使い方]
出典[脚注の使い方]^ “ ⇒Great Wall Cool Bear - 2009 Shanghai Auto Show”. InsideLine (2009年4月9日). 2010年11月17日閲覧。
^ “ ⇒CNN/Fortune - Cars: 6 Chinese Knock-offs - Great Wall Coolbear vs. Scion xB”. Money.cnn.com (2008年10月30日). 2010年11月17日閲覧。


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