ローリングス・ゴールドグラブ賞(Rawlings Gold Glove Award)は、MLBの選手表彰のひとつ。1957 年、グラブメーカーのローリングス社が表彰を始める。守備の優れた選手をナショナルリーグ・アメリカンリーグの各リーグから、各ポジション1人ずつ計9人各チームの監督・コーチの投票によって選出される。自分のチームの選手に投票できない[1]。初年度の1957年のみ各ポジション両リーグから1人ずつの選出、1958年以後は両リーグ各1人(外野は3人)の選出となった。
二塁手としてのゴールドグラブ賞最多受賞選手は、ロベルト・アロマーで1991年から2001年の11年間に10回受賞した[2]。アロマーに次ぐ受賞回数は、1983年から1991年にかけて9年連続で受賞したライン・サンドバーグである[2]。8回受賞した選手は、ビル・マゼロスキーとフランク・ホワイトの2選手である[2]。二塁手としてゴールドグラブ賞受賞選手で、アメリカ野球殿堂入りをしているのはビル・マゼロスキー、ネリー・フォックス、 ジョー・モーガン、ロベルト・アロマー、ライン・サンドバーグ、クレイグ・ビジオの6選手である。
プラシド・ポランコは唯一、二塁手としてゴールドグラブ賞受賞年に無失策・守備率1.000を記録した。ライン・サンドバーグが最後のゴールドグラブ賞となった1991年にナショナルリーグの二塁手としてゴールドグラブ賞受賞年の選手として最高の守備率.995を記録。また、サンドバーグは二塁手としてゴールドグラブ賞受賞年の選手として最多の571補殺を1983年に記録。ボビー・グリッチは二塁手としてゴールドグラブ賞受賞年の選手として最多の484刺殺を記録。ビル・マゼロスキーは二塁手としてゴールドグラブ賞受賞年の選手として最多の161併殺を記録した。 PO刺殺 (put out) 年選手チームPOAEDPF%出典
凡例
A補殺 (Assist)
E失策 (Error)
DP併殺 (Double play)
F%守備率 (Fielding percentage)
*二塁手として最多受賞の選手
†アメリカ野球殿堂入りの選手
太字受賞年の成績としてのシーズン記録
歴代受賞者
アメリカンリーグPlacido Polanco (2007, 2009 AL Gold Glove winner)Dustin Pedroia (2008 AL Gold Glove winner)Bret Boone (2002?2004 AL Gold Glove winner; 1998 NL Gold Glove winner)
1957ネリー・フォックス†シカゴ・ホワイトソックス45345313141.986[3]
1958フランク・ボーリング
1959ネリー・フォックス†シカゴ・ホワイトソックス3644531093.988[5]
1960ネリー・フォックス†シカゴ・ホワイトソックス41244713126.985[6]
1961ボビー・リチャードソンニューヨーク・ヤンキース41337618136.978[7]
1962ボビー・リチャードソンニューヨーク・ヤンキース37845115116.982[8]
1963ボビー・リチャードソンニューヨーク・ヤンキース33542412105.984[9]