この項目では、イギリスの競馬の競走について説明しています。
サッカーの大会については「CONCACAFゴールドカップ」をご覧ください。
浦和競馬の重賞競走については「ゴールドカップ (浦和競馬)」をご覧ください。
かつてゴールドカップの名称で行われていた笠松競馬の重賞競走については「東海ゴールドカップ」をご覧ください。
兵庫県競馬の重賞競走については「兵庫ゴールドカップ」をご覧ください。
ゴールドカップ
Gold Cup
1834年ゴールドカップ(勝ち馬Glaucus)
開催国イギリス
主催者イギリス王室
競馬場アスコット競馬場
創設1807年
2017年の情報
距離芝19ハロン210ヤード(約4014m)
格付けGI
賞金賞金総額37万5,000ポンド[1]
出走条件4歳以上
負担重量4歳馬 126ポンド(57.2kg)
5歳以上馬 128ポンド(58.1kg)
牝馬は3ポンド減 (1.4kg)
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ゴールドカップ(Gold Cup)とはイギリス王室と英国競馬統括機構 (BHA) が6月にアスコット競馬場の芝19ハロン210ヤードで施行する競馬のG1競走である。様々な競技の国内や世界中のゴールドカップ(金杯)が認知されているため、開催競馬場の名前から取りアスコットゴールドカップ(Ascot Gold Cup)とも呼ばれる。 イギリス王室が開催するロイヤルアスコット開催3日目のメイン競走である。創設年は1807年であり、現在イギリスで行われている競走の中でも長い歴史を持つ。古くは古馬最高峰のレースとされ、歴代の勝ち馬にはセントサイモンやグラディアトゥールなどの名馬が並んでいる。グレード/グループ制で格付けされている平地競走としてはフランスのカドラン賞(4000m)を上回り世界で最も長い距離を誇る。 現在はイギリス、フランス、アイルランドのステイヤーが集う競走となっており、グッドウッドカップ(G1、16ハロン)[2]、ドンカスターカップ(G2、18ハロン)とともにカップ三冠(長距離三冠)を形成している。この3冠は過去に6度達成され、1979年及び1980年に優勝したルモスが2度達成し、近年では1995年にダブルトリガーが達成している。2006年から2009年にかけてイェーツが4連覇を達成し、最多勝利記録を更新した。騎手としてはレスター・ピゴットが、1957年から1982年の間に11回優勝している。 また、英国長距離シリーズ「ステイヤーズミリオン」が2019年に廃止されるまでは、同シリーズの本戦第1戦として指定されていた。 イギリスの平地G1の中では高い売り上げを有している方で、ほぼ5指の中に入る。コーラルによると、2019年はクラシック三競走(2000ギニー、ダービー、セントレジャー)に次ぐ4番目の売り上げがあったとされる[3]。
概要
歴史
1807年 創立。
1845年 ニコライ1世が観覧、以後1853年までエンペラーズプレート(大ロシア皇帝陛下プレート)として施行。
1854年 前から続くクリミア戦争でロシアがイギリスの敵国となったことに伴い、レース名をゴールドカップに戻す。
1915年 - 1916年 第一次世界大戦により中止。