ゴールキーパー_(サッカー)
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この項目では、サッカーのゴールキーパーについて説明しています。他競技のゴールキーパーについては「ゴールキーパー」を、近接防空システムについては「ゴールキーパー (火器)」をご覧ください。
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出典検索?: "ゴールキーパー" サッカー ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2014年6月)
サッカーのゴールキーパー(ワシントン州マッコード空軍基地チームのカレン(英語版)中尉)

サッカーにおけるゴールキーパー(: GoalKeeper)は、ポジションの一つである。フィールド上の各チームに1人だけ置かれ、11人もしくは8人の選手の中で唯一、スローイン以外の場合でもペナルティーエリア内であれば、手でボールを扱うことが許されている。キーパー(Keeper)やアルファベット2文字でGKと略されることもある。
歴史

多くのスポーツと同様に、フットボールは戦術面における様々な変化を経験しており、新たに作り出されたポジションもあれば消えたポジションもある。ゴールキーパーはサッカーの規則が法典化された時から存在していることが確かな唯一のポジションである。システムがわずかであるか存在しておらず全員が攻撃および守備をするという考えしかなかったフットボールの初期でさえも、ゴールキーパーとしてプレーすることが指定された選手がいた。

選手のポジションについて述べられているフットボールに関する最も初期の文献は1581年のリチャード・マルカスターによるものであるが、ゴールキーパーについては明確に記されていない。ゴールを守ることが具体的に記された最も初期の文献は1602年のコーニッシュ・ハーリング(英語版)に関するものである。David Wedderburnは1633年に「ゴールを守る」と翻訳されるラテン語を記しているが、必ずしも固定されたゴールキーパーのポジションがあったことを意味するものではない。

当初は、相手のシュートを止めようとする時以外はゴールキーパーは大抵ゴールポストの間でプレーし移動も制限されていた。その後、プレーのシステムが変化したことによってより積極的な役割が求められるようになった。ゴールキーパーは試合中に(スローイン以外でも)手でボールを扱える唯一のポジションである。最初の競技規則では、ゴールキーパーは、ピッチの自陣のどこでもボールを手で扱うことが許されていた。この規則は1912年に改訂され、ゴールキーパーが手を使うことができる範囲はペナルティーエリア内に制限された。

1992年、時間稼ぎの手段として横行する事から国際サッカー評議会によって競技規則が改訂で意図的に足でバックパスされたボールを手で扱うことが禁止されるようになったことにより(バックパス・ルール)、足下でボールを扱うフィールドプレーヤーとしての能力も求められるようになった。
概要

ゴールキーパーはペナルティエリア内において手でボールに触れ、ゴールにボールを入れさせない役割を担っている。シュートストップなど、ゴール前での守備に最重要な主眼がおかれているのは現在でも変わらないが、1980年代末から中盤でのプレスにより守備ラインが上がったことなどで、近年ではスウィーパー的要素も求められる。また1993年のバックパス禁止ルール制定(意図的に足でバックパスされたボールを手で扱うことが禁止されるようになった)に端を発し、足元でのボールコントロールおよびパスの技術、攻撃の起点としての戦術眼・判断力といった部分に優れることも立派な長所として評価される傾向にある。

11人のプレーヤーの中で最も運動量が少なく、かつ常に全体を見渡せるポジションであるため、DFラインのみに限らず、フィールドプレーヤー全体に指示を行う重要な役割も担っている。

チームにとっては文字通り「最後の砦」であり、GKが抜かれる事は失点する事を意味する。無論、失点をしなければ負ける事は絶対にない。それ故、「サッカーにおいてはGKこそエースだ」と考える者もいる。

試合終了間際でリードされている場面など、是が非でも得点を取る必要がある場合には、ゴールキーパーも攻撃参加に転じることがあるが、これは相手ゴール前での攻撃人数を増やす目的で、特にセットプレーの場合に実行される事が多い。プロリーグでも稀に見られ、実際にゴールを挙げたゴールキーパーも少なからず存在する[注 1]。滅多な事ではないが、自身のペナルティエリアからシュートをして相手のゴールに入る事もある。
ルール上の規定キーパーはフィールドプレーヤーと異なる色のユニフォームを着用しなければならない

ゴールキーパーに関する規定は幾つかの条項、及び通達等に分散している。

第3条「競技者の数」

チームを構成する者の内、一人だけゴールキーパーを置かなければならないと規定されている。


第4条「競技者の用具」

ゴールキーパーは他のフィールドプレーヤー、審判と見分けが付くように異なる色のユニフォームを着用することが義務付けられている。

以前はホセ・ルイス・チラベルトホルヘ・カンポスのようにオリジナルのユニフォームを着ても問題はなかったが、現在では規定で出来なくなっている。

袖の長さに関する規定はないが、ゴールキーパーのユニフォームの袖は腕を保護するため丈夫な繊維を用いた長袖であることが多い。しかし、近年は天然芝グラウンドの普及や、相手に掴まれたり、汗で腕に袖が張り付く事を避けるため、半袖を着用する選手も増えている。

日中の試合では日よけのため帽子を着用することが許可されている。

膝の保護の点から裾の長いパンツを着用する事が出来る。


第12条「反則と不正行為」

GKによる反則で、相手に間接フリーキックが与えられる行為として以下の4つが規定されている。これらの行為はたとえペナルティーエリア内であっても許されていない。

ボールを6秒以上手で保持する(以前は保持可能時間は4秒で、それに加えボールを手で保持した状態で4歩以上歩いてはいけない「4ステップ」と言うルールもあったが、これを厳密に守ると動きが制限され過ぎるため、ほとんどの場合、審判の判断も含め暗黙の了解でこの規定は見逃されていた。2000年代に入り「4ステップ」の廃止と、保持時間の6秒への変更が正式に実現した。)

保持していたボールを離してから、他の競技者が触れる以前に、再び手で触る。

「保持する」とは手でコントロールするという意味であり、いったん手を離れてバウンドさせたボールをつかんだ場合はボールを離したことにはならず反則とはならない。


味方のプレーヤーからキックで返されたボール(バックパス)を手で触れる。

味方のプレーヤーからスローインで返されたボールを手で触れる。

フリーな状況でない味方からのバックパスについては、「キック」の定義により、足首より上の部位を用いてパスされたボールについてはゴールキーパーは手で触れることが出来る。




キーパーチャージ

かつてはゴールエリア内での身体的接触からキーパーを保護することを目的とした反則規定(キーパーチャージ)が存在したが、1997年の規則改正により廃止され、現在はフィールドプレーヤーと同等の扱いとなっている。


その他のルールに関する規定

キーパーに対するファウル

ゴールキーパーは手でボールに触れボールをゴールに入れさせない役割を担っている。そのため、ゴールを狙いにくる選手とのボディーコンタクトに対して、無防備になってしまう事がしばしばある。このため、キーパーチャージが廃止された現在でも、キーパーに対するファウルは厳しく取られる傾向がある。


キーパーがいなくなった場合

ゴールキーパーは非常に専門性が強いポジションであるため、一人以上のゴールキーパーが控えとしてベンチに配置されることが一般的である。ゴールキーパーの交代の際には、ほとんどの場合この控えのゴールキーパーが代わりに出場することとなる。

ゴールキーパーが
レッドカードにより退場処分となった際、ルール上、必ず一人はゴールキーパーを置かなければならないため、フィールドプレーヤーと控えゴールキーパーを交代させなければならない。そのため、交代枠を1つ使ってしまうなどの点で、ゴールキーパーの退場はフィールドプレーヤーのそれ以上に厳しいものとなる。

ただし、突発的にゴールキーパーを務められるプレーヤーが存在しない、あるいはできない場合も想定される。控えのゴールキーパーも怪我をしてしまったとき、控えにゴールキーパーを置かなかったとき、交代枠を使い切ってしまった時は、ゴールキーパーを置かなくてはいけないとするルール上、ゴールキーパーとして登録されていないフィールドプレーヤーがゴールキーパーを務めなければならないこととなる。さらに、ゴールキーパーのユニフォームは他のプレーヤーや審判と違う色のものでなくてはならないとする規定も存在するため、この場合フィールドプレーヤー用のユニフォームからゴールキーパー用のユニフォームに着替えてプレーしなければならない(ただし上半身のみで良い。背番号は関係なく退場するGK、または控えのGKからGK用のユニフォームとグローブを借りることになっている)。


背番号

ゴールキーパーの背番号は1番が一般的で、現在ではプロアマ問わずゴールキーパー以外のプレーヤーが1番を着用していることは滅多に無い(かつてアルゼンチン代表がアルファベット順に背番号を定めたため、ミッドフィルダーのオズワルド・アルディレスが1番を着用した時代がある)。また一般的にゴールキーパー以外のプレーヤーが着用する傾向にある2番から11番までの背番号をゴールキーパーが着用することも滅多に無い(かつてオランダ代表が前述のアルゼンチン代表同様アルファベット順に背番号を定めたためワールドカップ西ドイツ大会ヤン・ヨングブルートが背番号8を付けた事例がある。また同じく西ドイツ大会でポーランド代表ヤン・トマシェフスキが背番号2を付けた事例がある)。


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