ゴーストママ捜査線?僕とママの不思議な100日?
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ゴーストママ捜査線
ジャンル
青年漫画
漫画
作者佐藤智一
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックオリジナル増刊
ビッグコミックオリジナル
レーベルビッグコミックス
発表期間2000年9月増刊号 - 2009年9月増刊号
2012年13号 - 2012年18号
巻数全6巻
話数全55話 + 単行本未収録1話
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ポータル漫画

『ゴーストママ捜査線』(ゴーストママそうさせん)は、佐藤智一による日本の漫画。『ビッグコミックオリジナル増刊』(小学館)で2000年9月号から2009年9月号まで連載され、2002年より単行本(ビッグコミックス)全3巻が刊行された(2005年1月号掲載分まで計27話収録)。

2012年にテレビドラマ化され(後述)、それに合わせ『ビッグコミックオリジナル』本誌にて2012年13号から18号まで全4話の新作が集中連載された。また、増刊掲載分の未収録作を含めた新装版単行本が全6巻で刊行された[1](新作のうち1話は単行本未収録)。
ストーリー

小学1年生の原平とんぼの母・蝶子は警察官だったが、勤務中にひき逃げにあって殉職し、とんぼはいつまでも泣いてばかりいた。ある日とんぼが偶然蝶子の遺品の眼鏡を見つけてかけてみると、クリアになった視界に死んだはずの蝶子が警察官の制服姿で現れる。以来、とんぼは蝶子の眼鏡をかけている時だけ母を含めた幽霊の姿が見えるようになる。

とんぼと蝶子は未解決となっていたひき逃げの加害者を見つけ出す。他の人には姿の見えない蝶子の代わりに、とんぼは幽霊のふりをして加害者を(幽霊たちの力も借りて)自首に追い込む。無念を晴らして成仏するかに見えた蝶子だったが、頼りない息子とんぼを心配して相変わらず側に居続ける。

こうして、蝶子ととんぼの新たな生活が始まった。
登場人物
主人公
原平 とんぼ(はらひら とんぼ)
主人公。7歳。泣き虫の男の子。寿第一小学校1年生。蝶子の死後いつの間にか
近視になってしまうが、それを機に蝶子の眼鏡をかけたことで幽霊が見えるようになる。幽霊たちの悩みを蝶子と共に解決することで、少しずつ成長していく。
原平家
原平 蝶子(はらひら ちょうこ)
とんぼの母。外見はごつい目の中年女性。景湾警察署に勤務する警察官だったが、ひき逃げ事件で殉職。とんぼを心配するあまり成仏できず幽霊として彼の側にいる。生前は景湾署の女
ヒクソン・グレイシーと呼ばれいた。
原平 ?彦(はらひら せみひこ)
とんぼの父。景湾市役所市民課勤務。蝶子亡き後、家事を引き受けている。息子が近視になってしまったことに気付く。父親は?彦が生まれる以前になくなっている。蝶子曰く「優しい人」。
原平 蜜子(はらひら みつこ)
とんぼの姉。寿第三中学校2年生。母が死んでいつまでも泣いている弟をよく叱るが、誰よりもとんぼのことを気をかけている。一時期ピアノを習っていたこともあったが、これにはある理由があった。
ハチ
原平一家が飼っているビーグル犬。蜜子が友達から譲り受けた、血統書つきの犬。とんぼは当初飼うことに反対していた。
景湾警察署
桑形(くわがた)
景湾警察署景湾駅前交番に勤務する警察官。ドジでおっちょこちょいだが、とんぼの話を親身になって聞いてくれる優しい性格。生前、蝶子がよく世話を焼いていた。
景湾市立 寿第一小学校
三葉(みつば)
とんぼのクラスの担任の先生。
向手(むかで)
トンボの学校の体育会系の先生。幽霊の女性に恋をしてしまう。
校長
子供の頃から景湾市に住んでおり、町の歴史に詳しい。
その他
コガネ
霊感占いをやっている老婆。
霊感が強いので蝶子のことも見えており、蝶子ととんぼの数少ない協力者である。イタコの能力を使って幽霊を呼び出し、警察に協力している。
鈴木(すずき)
蝶子の幽霊仲間で情報通。常にマスクをしている。
鎌本 桐三郎(かまもと きりさぶろう)
とんぼたちが住んでいる景湾市の市長。少年時代はカマキリと呼ばれていた。廃校跡に市民ミュージアムを建設しようとしている。
書誌情報

佐藤智一 『ゴーストママ捜査線』 小学館ビッグコミックス〉、全3巻
2002年6月29日発売、ISBN 4-09-186501-1

2004年4月30日発売、ISBN 4-09-186502-X

2005年12月26日発売、ISBN 4-09-186503-8


佐藤智一『ゴーストママ捜査線 新装版』小学館〈ビッグコミックス〉、全6巻
2012年5月30日発売[1]ISBN 978-4-09-184559-7

2012年5月30日発売[2]ISBN 978-4-09-184560-3

2012年6月29日発売、ISBN 978-4-09-184568-9

この巻までの収録エピソードは各巻とも旧版と同一である。


2012年7月30日発売、ISBN 978-4-09-184646-4

2012年8月30日発売、ISBN 978-4-09-184659-4

2012年9月28日発売、ISBN 978-4-09-184695-2


テレビドラマ

ゴーストママ捜査線
?僕とママの不思議な100日?
原作
佐藤智一『ゴーストママ捜査線』
脚本梅田みか
阿相クミコ(兼脚本協力)
横田理恵
松田裕子
演出佐藤東弥
大谷太郎
西野真貴
出演者仲間由紀恵
沢村一樹
志田未来
君野夢真(子役)
芹那
真田佑馬
塚地武雅
生瀬勝久
エンディングAqua Timezつぼみ
製作
製作総指揮大平太
プロデューサー加藤正俊
森雅弘
制作日本テレビ

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2012年7月7日 - 9月15日
放送時間土曜日21:00 - 21:54
放送枠土曜ドラマ (日本テレビ)
放送分54分
回数9
公式サイト
特記事項:
初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。
8月4日はロンドンオリンピック中継のため休止。
8月25日は24時間テレビ放送のため休止。
最終回は2時間スペシャル(21:00 - 22:54)。
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『ゴーストママ捜査線?僕とママの不思議な100日?』(ゴーストママそうさせん ぼくとママのふしぎな100にち)のタイトルで、2012年7月7日から9月15日まで毎週土曜日21:00 - 21:54に日本テレビ系の「土曜ドラマ」枠において仲間由紀恵の主演で放送された。初回は15分拡大(21:00 - 22:09)、最終回は2時間スペシャル(21:00 - 22:54)。

ドラマの舞台は東京都江戸川区の設定だが、栃木市湊町でロケ撮影が行われたため、実際と異なる水郷の町となっている。
ドラマ版あらすじ

生活安全課に勤務する警察官・上原蝶子は、パトロール中に火災現場に遭遇し、火の手が上がる家屋に取り残された幼い女の子を助けるため、火中に飛び込んでその命を救うが、自身は一酸化炭素中毒となって蘇生できずに殉職してしまう。

幽霊となった蝶子は、小学校に入学したばかりの頼りない息子・とんぼのことが心配で現世に残る道を選択する。


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