ゴーストバスターズ2
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ゴーストバスターズ2
Ghost Busters II
監督
アイヴァン・ライトマン
脚本ダン・エイクロイド
ハロルド・ライミス
製作アイヴァン・ライトマン
製作総指揮バーニー・ブリルスタイン
ジョー・メジャック
マイケル・C・グロス
出演者ビル・マーレイ
ダン・エイクロイド
ハロルド・ライミス
シガニー・ウィーバー
リック・モラニス
音楽ランディ・エデルマン
撮影マイケル・チャップマン
編集ドン・キャンバーン
シェルドン・カーン
配給コロンビア ピクチャーズ
公開 1989年6月16日
1989年11月25日
上映時間108分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
興行収入 $112,494,738[1]
$215,394,738[1]
配給収入 17億5000万円[2]
前作ゴーストバスターズ
次作ゴーストバスターズ (2016年の映画)
ゴーストバスターズ/アフターライフ
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『ゴーストバスターズ2』(Ghost Busters II)は、1989年に公開されたアメリカ合衆国SFコメディ映画1984年公開の『ゴーストバスターズ』の続編である第2作目。

興行的には成功したが、前作ほどの好評は博していない。公開当初、動員数で北米第1位を獲得したが、1週間後ティム・バートン監督の『バットマン』に塗り替えられた。
ストーリー

破壊の神ゴーザからニューヨークを救ったピーター・ヴェンクマン博士、レイモンド・スタンツ博士、イゴン・スペングラー博士、ウィンストン・ゼドモアの4人だったが、戦いの現場となった高層ビルのマンションはじめ、破壊した建物などの賠償金を市と州より請求された上、数々の違法行為の責任を押し付けられたことで「ゴーストバスターズ」社は破産してしまい、ゴーザの消滅で超常現象やゴーストの出現がなくなったことで市民からの依頼もぱったりと途絶えた。

それから5年。ゴーストバスターズの4人は事務所をたたみ、それぞれ別の道を歩んでいた。また、かつての依頼者・ディナ・バレットは、シングルマザーとなり、8か月の長男・オスカーを育てていた。ある日、オスカーを乗せた乳母車が突然暴走を始め、交差点の中心で止まった。不審に思ったディナは、大学研究者に戻ったイゴンに調査を依頼。イゴンはレイを呼び、たまたま再会したピーターも話に乗る。ピーターはディナとケンカ別れをしており、気まずい再会を果たす。3人はオスカーが止まった場所の地下から霊気を検知し、工事を装って道路を掘った末、50年前に廃線となった地下鉄跡地のトンネルにスライムが川となって流れているのを見つける。この際に誤って電線を切り、ニューヨークじゅうを停電させてしまう。ゴーストの存在を信じない新任のニューヨーク市長補佐官・ジャックは3人を起訴する。

法廷での公判中、証拠品として押収されていたスライムが、裁判長の怒声に合わせて膨張をはじめ、ついに爆発。そこから2体のゴーストが飛び出す。その2体のゴーストは、かつて裁判長が死刑判決を下した凶悪犯罪者スコレーリ兄弟がゴーストとして蘇ったものだった。裁判所で暴れるスコレーリ兄弟のゴーストを退治してくれと裁判長に迫られた3人は同じく証拠品となっていた装備のプロトンパックを身に着け、ゴーストを捕獲。決まりかけていた装備のプロトンパックの使用停止命令は破棄され、さらに裁判での活躍が評判になったことや、ゴーストがまた頻繁に出現するようになったことで、「ゴーストバスターズ」は再建にいたり、4人は再び数々のゴースト事件を解決していくようになる。

一方、ディナの勤める美術館では、16世紀に「魔術師にして狂人」で霊界の大魔王と恐れられたヴィーゴ大公の亡霊が、自身の肖像画からよみがえろうと機会をうかがっていた。ヴィーゴは人間に転生する野望のため、美術館で肖像画を管理するヤノシュ・ポーハ博士を魔力で操り、オスカーを連れてくるように命じた。

4人は実験の結果、地下で採取したスライムが人間の善悪感情、特に歌声と悪口に強く反応することを突き止める。地下のスライムは膨張を続け、地面の亀裂や水道から出てくるようになり、ついにディナの家のバスルームでオスカーを襲おうとするようになる。スライムを恐れたディナはオスカーを連れてピーターのアパートメントに転がり込み、同棲を再開させるうち、ヨリを戻していく。ディナの身辺が怪しいと見た4人は美術館に乗り込み、ヴィーゴの肖像画から強い霊気を検知する。さらに、「スライムの川」の再調査を行った結果、流れ着く先が美術館の真下であることや、川のスライムが悪のエネルギーに満ちていることをつきとめ、ヴィーゴがこれを吸い上げて魔力をふるっていることをさとる。再び大きな戦いになることを予感した4人は、5年ぶりにニューヨーク市長に直談判しようとするが、応対したジャックによって精神病院に収容されてしまう。

大晦日の夜。オスカーはヤノシュの顔をしたゴーストに連れ去られ、ディナは救出のため、単身で美術館に向かう。美術館の肖像画からヴィーゴが飛び出し、今やオスカーの肉体に乗り移ろうとしていた。それに合わせ、ニューヨークのいたるところに大量のゴーストが一斉に出現し始め、市内は大混乱となる。ゴーストバスターズが精神病院にいることを知った市長はジャックを解任し、4人の釈放を命じる。

4人は美術館に急行したが、美術館の建物は悪のスライムに覆われ、ビームは歯が立たなかった。ふとゴーストバスターズの専用車両「ECTO-1(エクトワン)」のナンバープレートを見たピーターが、そこに描かれた自由の女神像を使ったアイデアをひらめく。自由の女神にスライムを吹き付け、スピーカーで陽気な音楽を流すと、善の感情に反応したスライムが自由の女神を動かしはじめる。それを見た市民たちはハッピーな気分で盛り上がり、さらに、活躍を見守る市民たちの歌声によって美術館のスライムが善化する。悪の力を上回る善の力を得た自由の女神のパンチによってスライムは破られ、4人は美術館の建物の中に入ることに成功。オスカーの肉体に乗り移ろうとしていたヴィーゴを阻止する。美術館の建物の中に入った4人は再び肖像画から飛び出したヴィーゴにビームを放つが、ヴィーゴの魔力によって阻まれ手が出せず、圧倒されてしまう。窮地に陥った4人だったが、活躍を見守る市民たちの歌声と美術館のスライムが善化したことにより、ヴィーゴの負のエネルギーと魔力が弱まっていた。弱体化したヴィーゴは肖像画に戻ると、面影がない不気味な悪魔のような姿に変貌する。4人はビームと善のスライムでヴィーゴを倒そうとするが、レイがヴィーゴに取り憑かれてしまう。ヤノシュとレイに善のスライムを吹き付け、肖像画にビームと善のスライムを放つと、ヴィーゴの亡霊は爆散。肖像画は4人が聖人風に描かれたものに変化する。ディナとオスカーを救い出した4人は、市民たちから大歓声を浴びるのだった。
登場人物
ゴーストバスターズ
ピーター・ヴェンクマン
(英語版)
演:ビル・マーレイ超心理学の研究家。超常現象や超能力を扱うテレビ番組の司会者に転身したが、担当番組の視聴率は最悪だった(作中でファンを公言するのは美術館の守衛のみ)。前作からの5年の間にディナとの交際とケンカ別れを経験し、やがてヨリを戻す。
レイモンド・スタンツ(英語版)
演:ダン・エイクロイド通称「レイ」。オカルト書専門の書店を営むかたわら、ウィンストンとともにゴーストバスターズの扮装でパーティーなどに出る芸人となっていた。終盤でヤノシュ同様に、ヴィーゴに取り憑かれる。
イゴン・スペングラー(英語版)
演:ハロルド・ライミスゴースト退治の理論家。ゴーストバスターズ休業後、3人の博士号保持者中で唯一、ふたたび大学に職を得る。
ウィンストン・ゼドモア(英語版)
演:アーニー・ハドソンゴーストバスターズ休業後、レイとともにゴーストバスターズの扮装でパーティーなどに出る芸人となっていた。
美術館職員
ディナ・バレット
演:
シガニー・ウィーバー前作から5年の間にピーターと別れ、別の男性との結婚・離婚を経験する。本職はオーケストラのヴィオラ奏者だが、子育てのために脱退し、時間の自由が利く絵画修復の仕事に従事している。息子・オスカーをヴィーゴに狙われる。
ヤノシュ・ポーハ博士
演:ピーター・マクニコル美術館の絵画修復担当学芸員。ヴィーゴに取り憑かれ、彼の意のままに動く操り人形となる。善のスライムで正気に返った際、その頃の記憶を失っていた。
その他
ルイス・タリー
演:
リック・モラニス前作でゴーストに取り憑かれた会計士。ピーターたちが裁判沙汰になった際、救ってもらった恩義から弁護人を買って出る。その法廷でゴースト退治を初めて目の辺りにして憧れを抱き、ゴーストバスターズ再結成を機に事務員となり、ジャニーンと恋仲になる。4人が美術館に出動後、ロッカーに残された予備のイゴンの服や装備を借りて加勢。外からスライムをビームで撃ったところでスライムが崩壊したため(実際はヴィーゴに取り憑かれたレイ以外の3人のビームと善のスライムでヴィーゴが倒されたことによる)、街の人々の喝采を一手に浴びる。
ジャニーン・メルニッツ(英語版)
演:アニー・ポッツゴーストバスターズ再結成の際、受付嬢に復帰する。ルイスと恋仲になる。
ジャック・ハードメイヤー
演:カート・フラーニューヨーク市長補佐官。


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