ゴーグル
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出典検索?: "ゴーグル" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年5月)

ゴーグル(: goggles)は、を保護するための、側面が顔面に密着する道具。眼球を粉塵砂塵花粉液体・汚物・・寒気・光線 等々から守る。保護メガネとも呼ばれる。

側面がないような、いわゆる普通のメガネでは、側方から上述の粉塵・砂塵などが侵入し目に入ってしまうので、それを防ぐ道具である。目に埃・砂・雨水などが侵入したり、側方から眼球に直接風が当たったり、横側から光線が直接眼球に当たったりすることなどを防ぐ。用途としては運転用、操縦用、作業用、スポーツ用、花粉対策用などがある。前面が紫外線を遮断するものであれば、顔面に密着する側面があると、眼球を紫外線から完全に守ることもできる。
歴史

エスキモーの人々は雪目を防ぐために、カリブー流木などから遮光器(雪用ゴーグル)を作った。細長いスリットを入れて少量の光を取り入れ、紫外線を減らすものであった。遮光器は着用者の顔にフィットするように湾曲しており、鼻に合わせて裏に大きな溝が刻まれ、カリブーので作られた紐で頭に固定していた。[1]

20世紀初頭、覆いのない車を運転する際の風やほこりから目への刺激を防ぐために、ゴーグルが着用された[2]。同様に、1903年に飛行機が発明された直後は、航空機の速度が上がるにつれて風が強くなり、また高高度でのバグストライク(虫の衝突)から保護するためにも、ゴーグルが必要になった。ゴーグルを最初に着用したパイロットは、1903年にサミュエル・ラングレーエアロドロームを飛ばそうとして失敗したチャールズ・マンリーだったと思われる。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

エスキモーが用いた遮光器。木の板に薄い覗き穴が空いている。

運転用

もともとは自動車用もオートバイ用もあった。

最近のオートバイ用ヘルメットにはウィンドシールドがついているものが増えたので不要な場合が多いが、ヘルメットにそれがついていないタイプでは乗車する際にゴーグルが用いられる場合があり、オートバイ用品メーカーによる製品が市販されている。ヘルメットの上から着用することを想定して、ストラップはスキー用などに比べると長く作られている点が異なる。オフロード走行向けのゴーグルは製品の種類が多く、特有の機能を備えたゴーグルが製品化されている。複数の車両が密集して走行するオフロード競技などでは先行する車両が跳ね上げる泥や水を受けてレンズが汚れやすく、迅速に視界を確保する機構が加えられる場合がある。レンズの表に複数の透明なフィルムを重ねて貼り、汚れたフィルムを1枚ずつ剥がして視界を確保するティアオフフィルム(: tear-off film)という方式や、レンズの両脇に巻き取り機構を設けてフィルムがレンズの表を横渡しに覆うように張り、汚れたフィルムを左右のどちらかへ巻き取って反対側から汚れていないフィルムを引き出すロールオフフィルム(: roll-off film)と呼ばれる方式が古くから実用化されている。鼻や頬を覆うマスクをゴーグル下部に追加装着できる機構を設けた製品もある。

運転用ゴーグル

オートバイ用ゴーグル(1930年代

ゴーグルのゴムバンドがずれないようなしかけのついたヘルメット

航空機用

1900年初頭に登場した飛行機パイロットが使用し、操縦席が密閉されていない機体では風で目が開けにくくなることや、虫やゴミが衝突しやすいため必須の装備である。視界が広く取れるようにレンズが大きいのが特徴である。またガラスに着色しサングラス機能を付与したものもあった。機関士や通信士などが使用することもある。日本では航空眼鏡(こうくうがんきょう)とも呼ばれた。

風防で覆われる設計が一般化した後はサングラスに代わり、ヘルメットを着用する戦闘機などでは一体化されたバイザーを使用するようになった。ゴーグルは操縦席が密閉されていない旧式機やアクロバット用の小型機で使われる。

アドルフ・ペグーとゴーグル

チャールズ・リンドバーグとゴーグル

エアメール・パイロットShirley J. Shortとゴーグル(1921年)

大日本帝国陸軍航空部隊で用いられたゴーグル(篠原弘道准尉)。
陸海軍航空部隊において、従来は戦車眼鏡(戦車兵用の防塵眼鏡)や民間品・輸入品が混用されていたが、1937年に後藤予備陸軍大佐が考案した本品が採用された。数少ない陸海軍共通の装具であり、その形状から「の目型」とも呼ばれた

作業用「ゴーグルは眼を護る」と伝えるキャンペーン用ポスター

作業用ゴーグルは金属や木材などの材料を加工する際に飛散する切りくず(切粉)やエアダスターで飛ばした塵、雑草の刈払機で生じる飛散物から目を保護したり、釘打機(空気圧で釘を打つ道具)などを使用した作業で操作を誤った場合でも目に障害を負うリスクを軽減するため、あるいは、有害な化学物質を扱う作業や農薬散布、塗装などでは薬品や農薬、塗料といった飛沫や霧滴が目の粘膜に付着しないように用いられる。

日本では保護メガネとも呼ばれ、労働安全衛生規則に使用すべき作業が定められている。同様の目的であるがゴーグルの形態とせず、メガネのようにツルで耳にかけるものや、レンズ部分のみをクリップで保護帽(ヘルメット)の鍔に固定して使う製品や、収納式のシールド面を装備した保護帽もある。

溶接作業においては、熱や電気によって生じる強い光が直接目に入ることを防ぐために、光を大きく遮蔽するレンズを備えたゴーグルが用いられる。特にアーク溶接の際に発生する強力な紫外線レーザー溶接で使用するレーザー光線は、網膜に障害を負わせる危険性が高いことから、ガス溶接用よりも高い遮光性を持つゴーグルを使用する。遮光性が高いものは視界も遮るため、蝶番でレンズを開閉できるような構造とし、作業時のみ眼前を覆えるようにしたものが一般的に使われる。外部の光の強さに反応して、自動でレンズの遮光能力が切り替わる製品もあり、アーク光を検知した際は、数千分の1秒の早さで切り替わる。スパッタ(火花状の材料片)からの顔面を保護するための溶接面では、覗き穴部分が遮光レンズになっている。


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