『ゴン』は、田中政志による日本の漫画作品。1991年から2002年まで講談社の『モーニング』に掲載されていた。
2012年4月2日より2013年3月までテレビアニメが放送された。また、『月刊アフタヌーン』2012年5月号より2013年4月号まで『カラー版 GON』を連載。2013年11月号にモノクロ版の読切を掲載[1]。 恐竜の「ゴン」が大自然の中を動き回る姿を描いている。ゴンは肉食恐竜をデフォルメしたようなややコミカルな容姿をしており、比較的リアル調の描写がされている他の登場キャラクターとの間には明らかな差異が存在し、印象的なキャラクター造形となっている。 登場人物(動物)にセリフがないのが特徴であり、ダイナミックな状況描写によって表現されている。但し、『月刊アフタヌーン』2013年11月号掲載分は、登場動物がふきだしを使ってセリフを喋る通常の(擬人化)漫画形式のものであった。 言語がわからなくても親しめるので海外でも出版され、高い評価を獲得し、アイズナー賞最優秀ユーモア出版物部門および最優秀国際作品部門、ソリエス漫画祭最優秀外国作品賞など数々の国際的な漫画賞を受賞している。1998年には文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した[2]。また、作者の別作品『FLASH』には、ゴンのデザイン面での原型と思われる恐竜の子供(のような謎の生物)「ジュニア」が登場する。 また、本作のスピンオフとして『ゴンちゃん』が『コミックボンボン』2006年1月号から2007年1月号まで連載された[3][4]。 コミックスは講談社『ワイドKCモーニング』として発売。 1994年11月11日にバンダイよりスーパーファミコン用ソフトとして、ゴンを題材としたアクションゲーム『ゴン』が発売された。途中でセーブをすることが出来ないため、ステージでゲームを終了した場合4桁のキーを入力することでコンティニュースタートできるようになっている。 ナムコの格闘ゲーム『鉄拳3』では、1998年3月26日に発売されたPlayStation移植版限定の隠しキャラクターとしてゴンが登場する[5]。
概要
単行本
第1巻 1992年3月発売 ISBN 978-4061766297
第2巻 1992年11月発売 ISBN 978-4061766587
第3巻 1994年2月発売 ISBN 978-4061767201
第4巻 1996年8月発売 ISBN 978-4063373073
第5巻 1998年8月発売 ISBN 978-4063373691
第6巻 1999年5月発売 ISBN 978-4063373967
第7巻 2002年3月発売 ISBN 978-4063374889
テレビゲーム
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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