ゴンゾ
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「ゴンゾ」のその他の用法については「ゴンゾー (曖昧さ回避)」をご覧ください。

株式会社ゴンゾ
GONZO K.K.
種類株式会社
市場情報東証マザーズ 3755
2009年7月30日上場廃止
本社所在地 日本
167-0043
東京都杉並区上荻1丁目10番6号
荻窪福智ビル 3階
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度42分16.9秒 東経139度37分3.6秒 / 北緯35.704694度 東経139.617667度 / 35.704694; 139.617667座標: 北緯35度42分16.9秒 東経139度37分3.6秒 / 北緯35.704694度 東経139.617667度 / 35.704694; 139.617667
設立

1992年9月11日(有限会社ゴンゾ)

2000年2月29日(株式会社ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング)

業種情報・通信業
法人番号8011301017187
事業内容

アニメーションの企画、プロデュース、アニメーションの販売及び輸出入

コンテンツ投資、作品投資、版権管理等

代表者代表取締役社長 石川真一郎
資本金500万円
(2019年12月31日現在)[1]
発行済株式総数6株
(2020年3月30日現在)[1]
売上高連結: 941,939千円
単独: 941,015千円
(2019年12月期)[1]
営業利益連結: 48,001千円
単独: 48,044千円
(2019年12月期)[1]
経常利益連結: 16,164千円
単独: 18,682千円
(2019年12月期)[1]
純利益連結: 338,486千円
単独: 341,191千円
(2019年12月期)[1]
純資産連結: △3,063,111千円
単独: △3,146,786千円
(2019年12月31日現在)[1]
総資産連結: 141,512千円
単独: 137,978千円
(2019年12月31日現在)[1]
従業員数連結: 13人 単独: 13人
(2019年12月31日現在)[1]
決算期12月31日
会計監査人EY新日本有限責任監査法人[1]
主要株主石川真一郎 100%[2]
主要子会社NXMジャパン 100%[1]
関係する人物「#関連人物」参照
外部リンク ⇒gonzo.co.jp
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株式会社ゴンゾ(: GONZO K.K.)は、アニメーションの企画、プロデュース、アニメーションの販売及び輸出入などを主な事業とする日本の企業。日本動画協会正会員。

かつてはアニメ制作会社として活動していた。会社組織としては1992年に設立された有限会社ゴンゾを汲むものと、2000年に設立された株式会社GDHの流れを汲むものがある。前者は2009年4月に親会社である株式会社GDHと合併し、組織上は解散したが、GDHがゴンゾを吸収合併した後、GDHをゴンゾに社名変更することで、ブランドとしてのゴンゾを維持している。
歴史
設立

1992年、ガイナックスを退社した制作プロデューサーの村濱章司と演出家の前田真宏、脚本家の山口宏映像作家樋口真嗣によってクリエイターの事務所として新宿区百人町に発足[3]。同年9月11日、村濱が有限会社ゴンゾを設立。法人としてのゴンゾは村濱個人の企業であり、前田、山口宏、樋口らは役員ではなくフリーとしてゴンゾに出入りしていたという[4]。社名は樋口の発案でイタリア語で「馬鹿」を意味する「gonzo」から変に賢くなることがないようにと付けられたもの。村濱によると樋口の発案なのは同様だが、ハンター・S・トンプソンの呼称「ゴンゾ・ジャーナリスト」から取られたとしている[5]。イタリア語で「馬鹿」を意味するのは後で知ったことである。

1994年末に発売されたCD-ROMドライブを搭載するPlayStationセガサターンのいわゆる次世代ゲーム機の登場によりスタジオの方向性をデジタルアニメーションに見定める。1996年に発売されたセガサターンのゲームソフトウェア『LUNAR ザ・シルバースター』のムービーパートを制作。それによりビデオゲームのイベントムービーの発注が舞い込むようになった。その上で、ゴンゾが物語性を持って一本の作品として完結する作品を作れることを証明すべく、1998年に放ったOVA青の6号』でフルデジタルアニメのスタジオとしてその名を一躍知られるようになる。これにより、デジタルアニメーションの先駆者的存在としてのゴンゾのブランドが定着した。
GDHグループの形成

1999年5月、株式会社に組織変更。2000年2月にボストン・コンサルティング・グループ出身で、株式会社ディジメーション代表取締役の石川真一郎を迎えて持株会社「株式会社ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング」を設立。ゴンゾとディジメーションを完全子会社とし、経営の基盤を整える。GDHグループを形成し、ゴンゾ(GONZO)は単独の社名としてだけでなく、グループ全体のブランド名にもなった。

2002年4月、ゴンゾとディジメーションを合併し「株式会社ゴンゾ・ディジメーション」に商号変更。2004年7月に「株式会社ゴンゾ」に再び商号変更。併せて「株式会社ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング」を「株式会社GDH」へ商号変更した。同年11月、GDHは東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たした。

2000年からテレビアニメの制作にも乗り出し、2005年に放送されたテレビアニメ『BLACK CAT』はマニア向けの作品の印象が強かったゴンゾにとって初の少年漫画誌『週刊少年ジャンプ』連載の漫画を原作とする作品であった。

2006年には初の劇場作品銀色の髪のアギト』を公開した。ゴンゾは創立当初から世界進出を目標に掲げ、実写映画を手がけることも視野に入れ活動を行っていた。またこの年は創立15周年にあたり、記念作品『マルドゥック・スクランブル』を制作していたが制作中止となった。同じ15周年記念作品である『アフロサムライ』は米国で2010年4月時点で約40万枚のセールスを達成し、続編やゲームソフトウェアも制作された。
グループの再編

2008年9月、いわかぜキャピタルが管理・運営するいわかぜ1号投資事業有限責任組合(いわかぜファンド)を割当先として第三者割当増資を行い、いわかぜファンドが筆頭株主となる。

2009年4月1日、GDHグループの経営不振による改善の一環として、ゴンゾは持株会社であるGDHに吸収合併され、GDHは「株式会社ゴンゾ」に商号変更した。これにより、1992年に設立された法人としてのゴンゾは消滅した。同年6月3日、会計監査人(ビーエー東京監査法人)が「債務返済資金の確保に困難が生じる可能性があると共に再建計画の達成に不確実性がある」として、2009年3月期決算書類を監査意見不表明とした[6]。6月29日に上場廃止が決定され、7月30日に上場廃止処分となった[7]。相前後してグループの経営難により、デジタル制作部門・グループ企業の整理・売却、制作スタジオの分社独立が行われた。

2009年の『シャングリ・ラ』、『アラド戦記 ?スラップアップパーティー?』、『咲-Saki-』以降、主にビデオゲームのPVや他社作品のグロス請けなどを行い、2010年はテレビアニメやOVAの元請制作作品がなかった。また上記3作の放送終了後、元請制作作品がないという意味では約1年10か月のブランクが生じたが、2011年には久々の新作として、『にゃんぱいあ The Animation』、『ラストエグザイル-銀翼のファム-』、『こぴはん』の3作品が発表された。


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