(表記の基準)本作品は1968年から2023年現在も連載されており、全てを記述するとあまりにも長大になるため、この項では主旨のみを記載します。
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}ゴルゴ13 > ゴルゴ13の登場人物 > ゴルゴ13 (架空の人物)
ゴルゴ13
ゴルゴ13のキャラクター
登場(最初)第1話「ビッグ・セイフ作戦」
作者さいとう・たかを
プロフィール
本名不明
別名デューク東郷(自称)
生年1935年(連載当初の設定)
年齢不明
性別男性
身長182 cm(推定)
体重80 kg(推定)
血液型A
肩書き超A級のスナイパー
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ゴルゴ13は、 さいとう・たかをの劇画『ゴルゴ13』に登場する架空の人物で、同作の主人公でもある。
以下のサブタイトルの作品が載っている本はゴルゴ13のエピソード一覧を参照。
人物
個人情報
性別:男性
生年月日、年齢:不明。外見から40代。連載当初の設定ではさいとう・たかをより1つ年上(1935年生まれ)[1]。ケネディ大統領暗殺事件[2]や、ダグ・ハマーショルド暗殺[3]もゴルゴの仕業と噂されることから「1960年代当時で、ゴルゴは20代」であると仮定すれば、2020年代で80代となる。
国籍:不明。
経歴:不明。
素性:不明。多くの仮説が立てられているが、正確なところはわかっていない。「ゴルゴ13の登場人物#ゴルゴのルーツにかかわる可能性のある人物」も参照本名:不明。ゴルゴ13 (Golgo13)、またはその頭文字から G とも呼ばれる。しかし普段自らゴルゴ13と称することはほとんどなく、デューク・東郷(デューク・とうごう、Duke Togo)の名をよく使用するが、偽名と推定される。ゴルゴ13の名を知っている者も対面の場においてその名で彼を呼ぶことには憚りがあり、「ゴルゴ13……いやMr.デューク・トウゴウ」とゴルゴの名を口走ってからすぐに言い直す場面が多く見られる[4]。依頼内容や状況に合わせ様々な偽名を名乗ることもある(サルル・デミオ、東郷隆、トーゴ・ロドリゲスなど)。
職業:自身の発言によれば「スナイパー」(『落日の死影』)、「狙撃屋」(『ANGRY WAVES』)。
身長は182cm、体重は80kg(『ゴルゴ13のすべて』[5])。さいとうによれば連載開始当初は相当な大男のつもりであったが、2014年時点ではそれほどでもなくなった[6]。
外見:東洋系。外見からは日本人、日露混血、日ユ混血、日中露混血などの推測がある[7]。短髪。無駄のない筋肉質の体を持ち、全身に無数の傷跡(銃創、切り傷など)がある。「剃刀の刃」と形容される鋭い目つき、猛禽類の翼のような眉毛が印象的。髪の色は黒、瞳の色は鳶色(『冷血キャサリン』)。
能力:オリンピック選手のフィジカルコーチだった人物を驚愕させる[8]ほどバランスの良い運動能力を持つ(『36000秒分の1秒』)。また、どのような苦境に陥っても諦めることのない強靭な精神力だけでなく、自身を「臆病」と表現するほどの用心深さと、目的を達成するためには何時間でも辛抱強く練習を繰り返す忍耐強さもある。
血液型:A型(『Gの遺伝子』でゴルゴ自身が言っている。)
当初、ゴルゴの血液型は不明であったが、『ペギーの子守歌』でゴルゴの血液型が「少なくともAB型でない」と判明し、その後A型と判明する(『7号コテージ事件』)。
ゴルゴから血液を採取し、血液中のGm遺伝子を分析したところ、遺伝子は蒙古系の「ab3st」で、ルーツが日本かバイカル湖周辺とする可能性が浮上する(『血液サンプルG』)。
利き腕:右(ただし、左手も右手同様に使えるよう訓練されているため、実質的には両利きともいえる)
住居:世界各地にセーフハウス(隠れ家)を持っている。休養の時などに使うようだが、敵襲にも対応できるよう建物の立地場所や構造などが考えぬかれており、武器なども充分に保管されている。ゴルゴの山荘は外見は小さなログハウスだが、窓は全て防弾ガラス、ドアは鉄板入り、丸太の壁の中には鉄筋コンクリートが仕込まれている。さらに核攻撃まで想定し、核シェルターを兼ねた地下室も備えられている(『禍なすもの』)。
持病:年に一度程度、腕の筋肉に力が入らなくなる症状を発症する。ギラン・バレー症候群に似ているが、可能性は作中で否定されている(『喪服の似合うとき』)。フィジカル的なものではなくメンタル的なものと思われ、修験道による特訓によって克服を試みたが、中断を余儀なくされた(『震える修験者』)。
第三者の評価:国際的テロリスト。超一流のプロフェッショナル。超A級のスナイパー。狙われればアメリカ大統領でも助からない。他に、神、モンスター、死神、黄色い魔神(『バイオニック・ソルジャー』)、白い巨人様(ヒガンテ・ブランコ、『白い巨人』)、20世紀最大の謎(『マークのリクエスト』)など。
一話(一度の依頼)において、確認された最も多い殺人数は約2,000人。線路のポイントを切り替え、精鋭部隊が隠れて乗っていた貨物列車を湖に沈めて溺死させた(『ロシア・クライシス』)。
人間以外の生物では、あらゆる殺虫剤が効かないように遺伝子操作されたアワノメイガ数億匹を滅ぼすため、アグロバクテリウムを含む弾丸を貯水塔に投入し、毒殺した(『害虫戦争』)。
性格
ビジネスライクな姿勢を重んじる。
寡黙で無駄な会話をせず、相手の無駄な言動も好まない。しかし、相手によって口数の多さを許容したり、相手の矛盾や嘘を突くために警告を含んだ皮肉を言う場合もある。
時間厳守。状況により早めに会合場所に潜み、依頼人の様子及び接触場所の状況を偵察する場合がある。
相手が依頼人でも挨拶はしない。相手が誰であれほとんど敬語は使わず[9]、老若男女問わず同じような態度で接する。例外としては、自らの命を救ってくれたような相手及びその親族に対しては敬語を使用することがある。
自らの仕事のスタイルを相手にも要求し、同意されない場合は依頼を受けない。
完璧主義で曖昧なことは認めない。
1発の不発弾による狙撃の失敗に対し、徹底的に追及して原因をハッキリさせるまで仕事を受けない(『アクシデンタル』)。
依頼内容に「真実を確認する」が含まれていた場合や、相手がゴルゴのルールに抵触するかどうか確認するためには手段を選ばず手間を惜しまない[10]。
自分を狙った相手の正体に確証をえるために莫大な経費と人出をかけ(『最後の間諜-虫-』)、目撃者の確実な口封じのために何年もの時間と経費を投じたこともある(『冤罪許すまじ』)。
喜怒哀楽の表現をほとんど見せないが、鞭打ちなどの拷問による苦痛で顔を歪めることはある。《ゴルゴ学》によれば、ゴルゴが笑っているのは、『ビッグ・セイフ作戦』『デロスの咆哮』『黒い熱風』『力は我々にあり』のわずか4話。加えて『ミッドナイト・エンジェル』では苦笑し、また『ドローン革命』では一対一で自分を負傷させる強敵を思い出して笑みを浮かべる場面がある[11]。
時には態度や目つき、佇まい、または強い語気で不満や怒りの感情を表すことがある(ただし仕事を遂行する上で必要な場合はそうとは限らないと思われる)。
ゴルゴ曰く「強すぎることは、弱すぎることと同じくらい悪い。強すぎることで、自分を過信してしまい殺されてしまう」と述べている(『ザ・スーパースター』)
自ら手を下した遺体の手を組む、所有物を供えるなど死者を弔う稀有な例もある。犬に対して墓を作ったこともある(『寡黙なパートナー』)。
第三者からは、常に冷静沈着に見られている。反面、自らは性格について「ウサギのように臆病だから」と述べている(『ザ・スーパースター』)。また作者のさいとうも、臆病である、堂々としていない、と語っている[6]。
自分と比肩しうるプロフェッショナルを相手に戦う前、微かな動揺を悟られているシーンがある。