ゴモラ_(映画)
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ゴモラ
Gomorra

監督マッテオ・ガローネ
脚本マルリツィオ・ブラウッチ(イタリア語版)
ウーゴ・キーティ(イタリア語版)
ジャンニ・ディ・グレゴリオ(イタリア語版)
マッテオ・ガローネ
マッシモ・ガウディオソ(イタリア語版)
ロベルト・サヴィアーノ
原作ロベルト・サヴィアーノ
『死都ゴモラ』
製作ドメニコ・プロカッチ
出演者トニ・セルヴィッロ
ジャンフェリーチェ・インパラート(イタリア語版)
マリア・ナツィオナーレ(イタリア語版)
サルヴァトーレ・カンタルーポ(イタリア語版)
ジージョ・モッラ(イタリア語版)
サルヴァトーレ・アブルツェーゼ
マルコ・マコール
チーロ・ペトローネ(イタリア語版)
カルミネ・パテルノステル
シモーネ・サケッティーノ
撮影マルコ・オノラート(イタリア語版)
編集マルコ・スポレンティーニ(イタリア語版)
製作会社ファンダンゴ(イタリア語版)
ライ・チネマ(イタリア語版)
配給 01ディストリビューション(イタリア語版)
紀伊國屋書店/マーメイドフィルム
公開 2008年5月16日
2011年10月29日
上映時間135分
製作国 イタリア
言語イタリア語
ナポリ語
製作費$6,200,000[1]
興行収入 $17,665,830[2]
$37,339,594[1]
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『ゴモラ』(原題: Gomorra)は2008年に公開されたイタリア犯罪映画。監督はマッテオ・ガローネ、出演はトニ・セルヴィッロとジャンフェリーチェ・インパラート(イタリア語版)など。

ロベルト・サヴィアーノの著書『死都ゴモラ』を原作としている。イタリアナポリの犯罪組織カモッラを題材に描いた作品。サヴィアーノはこの作品を執筆したことにより2006年マフィアから殺害予告を受けており、常に警察の保護下での生活を余儀なくされている。また2008年10月には度重なる脅迫により遂にイタリアを出国、海外移住を希望せざるを得ない状況に追い込まれている[3][4]

第61回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞。ヨーロッパ映画賞でも作品賞を含む5部門で受賞した[5]。作品には元マフィアも出演しており、作品公開後に出演俳優の一人が指名手配中のカモッラの一員であることが判明し、逮捕に至るという事件も起きた[6]

日本では2008年10月20日に第21回東京国際映画祭(WORLD CINEMA部門)、2009年5月5日にイタリア映画祭で上映されたのち、2011年10月に劇場公開された。
ストーリー

実際にあった出来事をもとにした架空のエピソード5つが並行して描かれる。
トトの物語

組織間の抗争が絶えない地域で育った少年トト(サルヴァトーレ・アブルツェーゼ)は、親の経営する雑貨屋の配達を手伝う仕事をしていたが、「大人になる」ための度胸試しの儀式を経て組織の一員となる。ある日、組織を裏切って敵対組織のメンバーとなったシモーネ(シモーネ・サケッティーノ)に対する見せしめとして彼の母親マリア(マリア・ナツィオナーレ(イタリア語版))を殺すため、彼女とかねてより配達を通じて親しくなっていたトトに、家の中に立てこもる彼女を家からおびき出す役目が命じられる。ためらうトトに仲間が激しく決断を迫り、トトは引き受けざるを得なくなる。そして、計画通りにマリアを家の外におびき出すと、彼女は仲間により射殺される。
ドン・チーロとマリアの物語

組織のメンバーの家族や遺族に「給料」として金を渡す役目をしているドン・チーロ(ジャンフェリーチェ・インパラート(イタリア語版))は、かねてより親しくしているマリア(マリア・ナツィオナーレ)から息子シモーネ(シモーネ・サケッティーノ)が敵対組織に入ってしまったと告白される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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