ゴッドファーザーPARTIII
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ゴッドファーザー
PART III
The Godfather Part III
終盤の舞台となったシチリアパレルモのマッシモ劇場(英語版)
監督フランシス・フォード・コッポラ
脚本フランシス・フォード・コッポラ
マリオ・プーゾ
製作フランシス・フォード・コッポラ
製作総指揮フレッド・フックス
ニコラス・ゲージ
出演者アル・パチーノ
ダイアン・キートン
アンディ・ガルシア
タリア・シャイア
イーライ・ウォラック
音楽カーマイン・コッポラ
ニーノ・ロータ
撮影ゴードン・ウィリス
編集リサ・フラックマン
バリー・マルキン
ウォルター・マーチ
製作会社アメリカン・ゾエトロープ
配給パラマウント映画
公開 1990年12月20日
1991年3月9日
上映時間162分 (劇場上映時)
170分 (ビデオソフト)
158分 (再編集版)
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
イタリア語
ドイツ語
ラテン語
製作費$54,000,000[1]
興行収入$136,766,062[1]
配給収入13億円[2]
前作ゴッドファーザー PART II
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『ゴッドファーザー PART III』(ゴッドファーザー パート スリー、原題: The Godfather Part III)は、1990年に公開されたアメリカ映画。監督はフランシス・フォード・コッポラ

1972年に公開された『ゴッドファーザー』および1974年に公開された『ゴッドファーザー PART II』の続編であり、三部作ゴッドファーザー・シリーズ」の第3弾。2020年に再編集版が製作され、タイトルは『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』(原題: The Godfather Coda: The Death of Michael Corleone)に改められた。
概要

前作から16年の歳月を経て、かつての主要スタッフ・キャスト陣が再結集して作り上げた、一大叙事詩エピローグである[3]。主人公マイケル・コルレオーネの最晩年の物語であり、彼のこれまでの所業に対する懺悔と苦悩を描きながら、その悲劇的な人生を壮大な楽曲節コーダで締めくくる[4]

コッポラによれば、本作は製作当初から、三部作(トリロジー)の最終作というよりも、前二部作(デュオロジー)に対する後日譚として位置けており、パラマウント側に却下されるまで、そのタイトルも『PART III』ではなく『コーダ:マイケル・コルレオーネの死』(原題: Coda: The Death of Michael Corleone)を予定していた[5]

公開30周年となる2020年、コッポラは本作を新たに再構成し、タイトルも当初の構想に基づく『ゴッドファーザー〈最終章〉:マイケル・コルレオーネの最期』(原題: The Godfather Coda: The Death of Michael Corleone)に変更して、作品を改めてリリースした[6]。興行的な不発やアカデミー賞受賞に至らなかった点を含めて、世界映画史上最高傑作の一つとも評される偉大な前2作品に比して否定的な評価も少なくなかった本作であるが、この再編集版を期に再評価される動きが生まれている[7][8]
あらすじ

1979年のニューヨーク、ファミリーのドンとなったマイケル・コルレオーネは、父の名を取った「ヴィトー・コルレオーネ財団」の名の下、合法的な組織を率いていた。「シシリー復興のための資金」との名目で行った多額の寄付が功を奏してバチカンより叙勲され、同時にバチカン内の資金運営を掌るアメリカ人のギルディ大司教との関係を得る。そして、それをきっかけとして長年にわたって非合法ビジネスに関与してきた一族の活動から引退を決意するとともに、合法ビジネスへの全面的な転換を画策していた。

その後、寄付の窓口的役割を果たしたギルディ大司教と、その関係者による横領で発生した莫大な損失金の穴埋めと引き換えに、バチカンと関係の深い、ヨーロッパを中心に活動する投資会社「インターナショナル・インモビリアーレ」の株の25%の取得、そして同社の経営権の奪取への後援を得ることで、合法ビジネスへの路線変更を試みる。だが、マイケルの後継者はマイケルの息子のアンソニーではなかった。アンソニーは「優しい伯父」であったフレドの粛清がトラウマとなり、一貫してファミリーとそのビジネスを嫌悪し、大学を中退しオペラ歌手への道を進もうとしていた。

その上で、マイケルは甥っ子にあたるヴィンセント(長兄ソニーの私生児)を自らに付き従わさせ、ファミリーの違法ビジネスの大部分を引き継いでいった。ヴィンセントと新興ボスであるジョーイ・ザザとの対立を和らげようとするものの、ヴィンセントの後見役となったことでマイケルとザザとの確執はかえって悪化する。アトランティック・シティのカジノホテル「パラッツォ・アズーリ」のペントハウスで行われた友好ファミリーの幹部会の最中、自身への待遇に不満を述べて途中退席したザザが手下を使って、上空のヘリコプターから会場を襲撃する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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