ゴッズ・オウン・カントリー
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ゴッズ・オウン・カントリー
God's Own Country
監督フランシス・リー
(英語版)
脚本フランシス・リー
製作

マノン・アルディソン

ジャック・ターリング

製作総指揮

ディアミッド・スクリムショウ

アナ・ダッフィールド

メアリー・バーク

セリーヌ・ハダド

ポール・ウェブスター

カヴァン・アッシュ

リチャード・ホームズ

出演者

ジョシュ・オコナー

アレック・セカレアヌ

ジェマ・ジョーンズ

イアン・ハート

音楽ア・ウィングド・ヴィクトリー・フォー・ザ・サレン(英語版)(ダスティン・オハロラン(英語版)&アダム・ウィルツィー(英語版))
主題歌パトリック・ウルフ(英語版)
「The Days」
撮影ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ
編集クリス・ワイアット
製作会社

英国映画協会

クリエイティヴ・イングランド(英語版)

メット・フィルム・スクール(英語版)

Shudder Films

Inflammable Films

配給

ピクチャーハウス・エンターテインメント(英語版)

ファインフィルムズ

公開

2017年9月1日

2019年2月2日

上映時間105分
製作国 イギリス
言語

英語

ルーマニア語

ブルガリア語

製作費£1,000,000[1]
興行収入

$1,172,687[2]

$2,559,939[2]

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『ゴッズ・オウン・カントリー』(God's Own Country)は2017年イギリス恋愛映画。フランシス・リー(英語版)監督の長編デビュー作で[3]、出演はジョシュ・オコナーアレック・セカレアヌなど。「神の恵みの地(ゴッズ・オウン・カントリー)」とも呼ばれるイギリスヨークシャー地方の広大な牧草地帯を舞台に、孤独な青年の運命の恋を描いた作品で、英国版『ブロークバック・マウンテン』とも呼ばれている[3]

2017年1月に開催されたサンダンス映画祭2017(英語版)で初上映され[1]、同映画祭でワールドシネマ監督賞を受賞するなど、世界中で数多くの映画賞を受賞している[3]

日本では2018年7月に開催された「第27回レインボー・リール東京?東京国際レズビアン&ゲイ映画祭?」[4]で上映された後、同年11月から12月まで開催された特集「のむコレ2018」[5]にて劇場上映され、2019年2月2日より拡大上映(配給:ファインフィルムズ)、さらに同年11月から翌2020年2月まで開催された「のむコレ3」[6]にて再度上映された[7]
ストーリー

イギリスヨークシャー地方で、祖母と右半身不随の父親と暮らすゲイの青年ジョニーは1人で牧場を切り盛りしている。重労働に追われる生活の中で、ジョニーは酒に溺れ、行きずりのセックスを繰り返しては、やり場のない孤独な心を紛らわせている。羊の出産シーズンを迎え、人手の足りない牧場は季節労働者を雇い入れることになる。応募して来たのはルーマニア移民の青年ゲオルゲだけだった。寡黙で働き者のゲオルゲをジョニーは「ジプシー」と呼んで差別的に扱っていたが、家畜についての知識も経験も豊富で、繊細な優しさを持つゲオルゲに徐々に惹かれていく。一方のゲオルゲもジョニーの抱える深い孤独に共感を覚えるようになっていく。そして身も心も結ばれた2人は、牧場の仕事をこなしながら、幸せな時を過ごすようになる。そんな中、ジョニーの父親が倒れる。一命は取り留めたものの、父親は車椅子生活となる。ジョニーはゲオルゲにこのまま牧場に残ってほしいと頼む。ゲオルゲはジョニーの伴侶として共に牧場の経営を抜本的に立て直していくことを考えるが、ジョニーはそこまで思い切れない。煮え切らないジョニーに幻滅したゲオルゲはジョニーからの申し出を断る。傷心のジョニーは酔った勢いで行きずりの男とセックスする。その現場を目撃したゲオルゲはジョニーに怒りをぶつけて牧場を出ていく。

残されたジョニーは父親の世話と牧場の仕事に打ち込むが、ゲオルゲを失った心の傷は癒えない。ジョニーの働きぶりをようやく認めるようになった父親に、ジョニーはこれまでとは違う自分のやり方で牧場を続けていく、そのためにはゲオルゲが必要だと告げ、父親もそれを受け入れる。ジョニーは祖母から渡されたメモを頼りにゲオルゲを迎えにいく。スコットランドの新しい職場で仕事中のゲオルゲは、ジョニーに対してそっけない態度を取るが、「一緒にいたい」との正直な気持ちを涙ながらにぶつけてきたジョニーを受け入れる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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