ゴジラvsスペースゴジラ
Godzilla vs. SpaceGodzilla[出典 1][注釈 1]
監督
山下賢章(本編)
川北紘一(特撮)
脚本柏原寛司
製作総指揮田中友幸
出演者
橋爪淳
小高恵美
米山善吉
中尾彬
斎藤洋介
佐原健二
今村恵子
大沢さやか
吉川十和子
柄本明
音楽服部隆之
主題歌「ECHOES OF LOVE」
デイト・オブ・バース
撮影
岸本正広(本編)
江口憲一(特撮)
大川藤雄(特撮)
編集
米田美保(本編)
東島左枝(特撮)
製作会社東宝映画[出典 2]
配給東宝[出典 3]
公開 1994年12月10日[出典 4]
上映時間108分[出典 5][注釈 2]
製作国 日本
言語日本語
配給収入16億5,000万円[23][21]
前作ゴジラvsメカゴジラ
次作ゴジラvsデストロイア
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『ゴジラvsスペースゴジラ』(ゴジラたいスペースゴジラ)は1994年(平成6年)12月10日に公開された日本映画で[10]、ゴジラシリーズの第21作である[出典 6]。カラー、ビスタビジョン、ドルビーステレオ[出典 7]。略称は『VSスペゴジ[26]』『VSスペースゴジラ[27]』『vsSG[28]』。
観客動員数は340万人[出典 8]。配給収入は16億5,000万円[21]。キャッチコピーは「破壊神降臨」[31]。 ゴジラVSシリーズ第5作[4][32]。登場する怪獣は5体で、平成VSシリーズ最多となっている[33][34]。ゴジラと敵対するメイン怪獣のスペースゴジラは、VSシリーズ初の宇宙怪獣でもある[出典 9]。Gフォースのロボット・MOGERAは、映画『地球防衛軍』(1957年)に登場するモゲラのリメイクキャラクターであり、前作『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)のメカゴジラの要素も引き継いでいる[36]。 基本的にリアリズムよりも娯楽性を全面に押した作りであり[37][38]、新城功二と三枝未希の恋愛劇や結城晃のゴジラへの復讐劇なども繰り広げられる[39]。また、バース島の風景がその淡い恋を彩っている点も見どころである。平成ゴジラシリーズとしては珍しく、ゴジラがやや人類の味方寄りに描かれており、このシリーズで唯一ゴジラがヒーロー的に扱われているのが特徴[出典 10][注釈 3]。 前作から続投のGフォースやベビーゴジラが成長したリトルゴジラ、『ゴジラvsモスラ』(1992年)のモスラとコスモスの再登場、『ゴジラvsビオランテ』(1989年)で戦死した権藤吾郎の親友と妹が登場するなど、過去のVSシリーズとのつながりが強調されている[出典 11][注釈 4]。 主要襲撃地点は鹿児島、熊本、別府、福岡。本作品でゴジラは九州に初上陸した[出典 12]。また、札幌、山形、神戸などはスペースゴジラの餌食となった。クライマックスの舞台となる福岡がスペースゴジラの結晶体に覆われるという展開は、従来のご当地路線を継承しつつ宇宙的な映像表現を兼ねたものとなっている[45]。 ゴジラの上陸シーンとスペースゴジラの飛来シーンを撮影するため、特撮班による日本縦断ロケが敢行された[37][46]。ゴジラ初上陸となる九州では、エキストラが予定より100人多く集まるなど特に協力的であったという[37]。 監督の山下賢章の意向により、平成VSシリーズでは唯一となる主題歌「ECHOES OF LOVE」(デイト・オブ・バース)が作られた[47]。山下は、ファミリー映画として親世代にも受け入れられるバラードにした旨を語っている[48][49]。
概要