ゴジラvsキングギドラ
Godzilla vs. King Ghidora[出典 1][注釈 1]
監督
大森一樹(本編)
川北紘一(特撮)
脚本大森一樹
製作富山省吾
製作総指揮田中友幸
出演者
中川安奈
豊原功補
小高恵美
原田貴和子
佐々木勝彦
チャック・ウィルソン
山村聡
小林昭二
上田耕一
リチャード・バーガー
ロバート・スコット・フィールド
西岡徳馬
土屋嘉男
音楽伊福部昭
撮影
関口芳則(本編)
江口憲一(特撮)
大根田俊光(特撮)
編集
池田美千子(本編)
東島左枝 (特撮)
製作会社東宝映画[出典 2]
配給東宝[8][3]
公開 1991年12月14日[出典 3]
上映時間103分[出典 4][注釈 2]
製作国 日本
言語日本語
製作費15億円[24]
配給収入14億5,000万円[出典 5]
前作ゴジラvsビオランテ
次作ゴジラvsモスラ
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『ゴジラvsキングギドラ』(ゴジラたいキングギドラ)は1991年(平成3年)12月14日公開の日本の特撮映画[11]。ゴジラシリーズの第18作[出典 6]、平成VSシリーズ第2作[出典 7]。カラー、ビスタビジョン(パナビジョン)、ドルビーステレオ[出典 8]。略称は『キングギドラ[30]』『VSギドラ[31]』『VSキングギドラ[32][28]』『vsK[33]』。
観客動員数は約270万人[出典 9][注釈 3]、配給収入は14億5,000万円(1992年邦画配収第8位)を記録した[26][23]。
キャッチコピーは「世紀末・最大の戦いが始まった。[37]」「お前だけには絶対負けない!」「12・14決戦!」。 東宝創立60周年記念作品[出典 10]。物語は、タイムトラベルを経てゴジラ誕生の歴史を変えようとするなど、ゴジラシリーズの中でも意外性に満ちている[11][24]。また、ゴジラが放射能を浴びて怪獣化する前の「ゴジラザウルス」という恐竜も登場するなど、ゴジラ誕生の秘密が明らかになっている[出典 11]。監督・脚本の大森一樹は、怪獣もの・空想科学もの・戦記ものなど東宝特撮映画の集大成と自負している[42][16]。 ゴジラとキングギドラの対決は、1972年公開のシリーズ第12作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』以来19年ぶりとなり[24][17]、1対1の対決はシリーズで本作品のみである[出典 12]。改題再上映版ではないオリジナル作品のタイトルとして、初めて「キングギドラ」が冠されている。本作品で、ゴジラは前作の身長80メートルから100メートルに巨大化した。また、キングギドラも昭和シリーズでの悪の宇宙怪獣から未来人によって生み出された現代人を救う怪獣に改められている[出典 13]。過去の人気怪獣を起用したことにより、幼少期に昭和シリーズを鑑賞した世代が親となり、子とともに作品を楽しむという親子2世代でのファン層を生み出すことになったとされる[43][44][注釈 4]。 本作品は東宝特撮で初めてタイムトラベルが物語の鍵となっていることが最大の特色であるが[出典 14][注釈 5]、タイムパラドックスが目立っており[出典 15]、その点において批判もある[29][注釈 6]。大森は、演出を優先して歴史改変については意図的に無視したとしており[46]、映画の力で見ている間は違和感を感じさせないという意気込みであったと語っている[47]。
概要