ゴジラ_S.P_<シンギュラポイント>
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}ゴジラシリーズ > ゴジラ S.P <シンギュラポイント>

ゴジラ S.P <シンギュラポイント>
ジャンル特撮SF
アニメ
監督高橋敦史
シリーズ構成円城塔
脚本円城塔
キャラクターデザイン加藤和恵(原案)
石野聡
音楽沢田完
アニメーション制作ボンズオレンジ
製作東宝
放送局TOKYO MXほか
放送期間2021年4月1日 - 6月24日
話数全13話
小説
著者円城塔
出版社集英社
発行日2022年7月31日
発売日2022年7月26日
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ文学

『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(ゴジラ シンギュラポイント、英語: Godzilla Singular Point)は、ボンズおよびオレンジの共同制作による日本テレビアニメ作品。2021年4月から同年6月までTOKYO MXほかにて放送された[1]

ゴジラシリーズ」としては2017年から2018年に公開された映画『GODZILLA』三部作以来となるアニメ作品であり、シリーズ初の日本で制作されたテレビアニメシリーズである[2][3]。物語は三部作とは異なる新たな世界観を舞台にしており、手描きとCGを併用した映像作品として製作される[1][4]
製作

スタッフ[5]監督高橋敦史
シリーズ構成
SF考証・脚本円城塔
キャラクターデザイン原案加藤和恵
キャラクターデザイン
総作画監督石野聡
怪獣デザイン山森英司
コンセプトアート金子雄司
美術デザイン平澤晃弘
デザインワークス上津康義
軍事考証小柳啓伍
美術監督横松紀彦
色彩設計佐々木梓
撮影監督若林優
CGディレクター池内隆一、越田祐史
鈴木正史
VFXディレクター山本健介
編集松原理恵
音響監督若林和弘
音響効果倉橋静男西佐知子
音楽沢田完
音楽プロデューサー有馬由衣
音楽制作東宝ミュージック
プロデューサー吉澤隆、天野直樹
和氣澄賢
アニメーション制作ボンズオレンジ
製作東宝

企画経緯・スタッフ

本作品は、2016年の『シン・ゴジラ』のヒットを契機にこれまでゴジラシリーズに触れてこなかった層を取り込むことを目指して本放送の2?3年前に企画された[6]

監督の高橋敦史は、東宝プロデューサーの吉澤隆が『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』を鑑賞した際、原作をベースに物語を一から作る点やSF要素を盛り込みつつエンターテインメントとしても成立させるアプローチが、ゴジラに似ていると感じたことからオファーがかけられた[4]

シリーズ構成を手かげる円城塔には、SF要素を組み込みつつゴジラシリーズを手掛ける上で設定のリアリティを大事にしなければならないこと、『メッセージ』のようにちゃんとしたSFを作りたいと思い、『スペース☆ダンディ』で高橋との製作経験があることから、ボンズの南雅彦を通じて声がかかった[7][3][8]。円城は当初SF考証の監修としての参加であったが、設定と考証の繰り返しの末に別のシナリオライターへ依頼が現実的でなくなったため、ストーリー制作と全話の脚本執筆を兼ねることとなった[9][10]

この他、高橋とはスタジオジブリ作品、『青の祓魔師』、『ドラえもん』などで面識のある山森英司加藤和恵沢田完がそれぞれ主要スタッフとして作品に参加している[11]
作風

ストーリーは『GODZILLA』三部作との差別化や、過去のゴジラシリーズで既に採用された設定が多い状態の中、完全なSFに振るかファンタジーに寄せるか議論が重ねられ、当初はゴジラと世界各国の代表が戦う子供向けの案や、戦国時代の小国に現れたゴジラに対して財政を切り盛りしながら戦う『武士の家計簿』のようなものもあった[3]。しかし最終的には円城が提案したアイディアを元にして、2030年の日本という現実の延長線上にある世界観を舞台に、天才的な才能をもった一般人の主人公2人が周囲の人間と協力してゴジラに立ち向かうサイエンス・フィクションとなった[7][8][12][13]

主人公たちは共通して頭脳を用いることでゴジラに対抗する設定となっているが、これは過去のゴジラシリーズの主人公の多くが厭戦的なタイプであったことや、作品に謎解きの要素を加えようとした高橋のアイディアによる[6]。そのため、作中には円城が監修したパズル的な要素が多分に盛り込まれている。また、これまでのゴジラ作品は時代を反映したテーマを内包していることが多かったが、本作品はアニメというフォーマットであることから、メッセージ性を極力排してエンターテインメントに振り切った作品となっている[9]。さらにゴジラもシリーズでは初となる核エネルギーとは無縁の存在となっている[14]

実際の制作は、東宝側から「ゴジラであれば何をやってもいい」というオーダーを受け、監督の高橋、シリーズ構成・脚本の円城、東宝およびボンズのプロデューサーが話し合いながら骨子や流れを決める方法で行われた[2][8]。円城の提示した脚本は映像化するには情報量が多く難解な部分もあったため、アクションやロボット、過去の東宝作品の表現といった要素を加えることで、受け手に配慮した映像作りが行われている[6]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:195 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef