ゴジラ_FINAL_WARS
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ゴジラ FINAL WARS
GODZILLA FINAL WARS[1][2]
監督

北村龍平(本編)

浅田英一(特撮)

脚本

三村渉

桐山勲

製作山中和成
製作総指揮富山省吾
出演者

松岡昌宏

菊川怜

ドン・フライ

水野真紀

北村一輝

ケイン・コスギ

水野久美

佐原健二

船木誠勝

長澤まさみ

大塚ちひろ

泉谷しげる

伊武雅刀

國村隼

宝田明

音楽

キース・エマーソン

森野宣彦

矢野大介

撮影

古谷巧(本編)

大川藤雄(特撮)

編集掛須秀一
製作会社東宝映画[3][4]
配給東宝[3]
公開

2004年12月4日[出典 1]

2005年8月31日

上映時間125分[出典 2][注釈 1]
製作国 日本
言語日本語英語中国語
製作費20億円[出典 3]
興行収入12億6,000万円[17][18]
前作ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS
次作シン・ゴジラ
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『ゴジラ FINAL WARS』(ゴジラ ファイナル ウォーズ)は、2004年12月4日に公開された日本映画で、ゴジラシリーズの第28作である[出典 4]。カラー、シネマスコープ、ドルビーデジタル[出典 5]。略称は『GFW[19]』『ゴジラFW[20]』。

キャッチコピーは、「さらば、ゴジラ。」(告知用ポスター、本ポスター)「シリーズ50年の集大成 最高峰にして最終作」(告知用ポスター、本ポスター)「“闘い”に挑む男――」(松岡昌宏ver.ポスター)「“闘い”を導く女――」(菊川怜ver.ポスター)「“闘い”を司る男――」(ドン・フライver.ポスター)「“闘い”を仕掛ける男――」(北村一輝ver.ポスター)。
概要

第3期ゴジラシリーズ(ミレニアムシリーズ)の第6作にしてゴジラ生誕50周年作品であり、ゴジラシリーズの最終作と銘打たれた[出典 6]。ゴジラシリーズ自体はその後も制作されているが、ミニチュアや着ぐるみを多用した東宝特撮としては、本作品が最終作となった[21]

本作品の時代設定は公開年から近未来にあたる「20XX年」とされ、怪獣たちと戦う地球防衛軍が存在する。過去のゴジラシリーズとの関連性は明確になっていない[13][注釈 2]

歴代の東宝特撮映画のリニューアルされたデザインによる人気怪獣総出演というのが売りの1つで、ゴジラを含めて『怪獣総進撃』を超える合計15体の怪獣のほか、轟天号X星人も登場し、東宝特撮を総括する集大成となった[出典 7]。当時のゴジラ映画では珍しい人間側のアクションシーンが多く取り入れられた[11]うえ、怪獣のアクションシーンも従来のゆっくりとした動きではなく、「戦うゴジラを描く」というコンセプトや監督の北村の「軽快なアクションをさせたい」という意図のもとで史上最も軽量化された着ぐるみとワイヤーアクションCGを駆使したアグレッシヴな動きで表現されるなど、新たな試みがなされた[出典 8]

本作品では全編に渡って日本語英語、さらには中国語などの多数の言語が入り混じっているため、日本語字幕を外国語の台詞に付けた日本語字幕版と外国語の台詞を日本語に吹き替えた日本語吹き替え版の2バージョンが存在する[18]。劇場公開時は吹き替え版が採用されていたが、290館中30館の劇場では「ワールドプレミア・ヴァージョン」として字幕版の上映が行われていた。ソフト版では両方とも視聴可能だが、字幕をデジタルで表示しているソフト版と異なり、ワールドプレミア・ヴァージョンは画と一緒に字幕がフィルムに焼き込まれているため、文字のフォントや大きさ、配置などは若干の差異がある[22]

なお、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』以来恒例となっていたアニメ映画『とっとこハム太郎』との併映はされず、単独作品として公開された[注釈 3]
あらすじ

西暦20XX年。世界中で核実験や戦争が頻発して地球環境の破壊が進んだ結果、眠っていた怪獣たちが目覚め、人類に牙を剥いた。これに対抗するため、国際連合は民族と国家の枠を超えて新たな戦闘組織・地球防衛軍を結成すると同時に、一般の人類より優れた特殊な身体能力を持つ新人類ミュータント兵士たちによる特殊部隊「M機関」を組織し、新たな対怪獣戦力として育成を図った。人類の最大の敵こそ、1954年以降世界を恐怖に陥れた怪獣王・ゴジラであったが、南極で交戦した轟天号によってゴジラは氷塊の中へ封じ込められた。

それから20年後、地球防衛軍の最新鋭艦である新・轟天号は、ノルマンディ沖の深海にてマンダを撃退するが、艦の損傷は激しく、艦長のダグラス・ゴードン大佐はこの一件で本部より軍法会議に処せられ、上官を殴打したことで懲罰房に入れられてしまう。その後、M機関の隊員である尾崎真一は、国連から派遣された分子生物学者・音無美雪の警護として、北海道沖にて引き上げられた未知の怪獣のミイラの調査に向かう。

そのころ、日本人初の国連事務総長である醍醐の乗った専用機が消息を絶ち、それを契機として世界中に大量の怪獣が同時に出現した。苦戦する地球防衛軍の前で突如怪獣が消滅し、巨大なUFOが東京上空に出現する。中からは醍醐が姿を現し、X星人と名乗る宇宙人に救出されたと話した。X星人は地球に妖星ゴラスが迫っていると危機を呼びかけ、友好の証として怪獣を消滅させたのだという。これにより、世界はX星人との友好ムード一色となる。

しかし、X星人の友好的態度に疑問を持った尾崎と美雪は、収監されていたゴードンを味方に引き入れると、美雪の姉・杏奈が司会を務めるテレビ番組において、友好の裏で地球侵略を進めるX星人の企みを看破する。焦りを見せたX星人の参謀が司令官を射殺して自らが新たな統制官となり、地球人を家畜呼ばわりして地球の武力侵略を宣言する。また、X星人によって消滅を偽装されていた怪獣たちが再び姿を現し、都市を破壊して地球防衛軍の空中戦艦をことごとく撃破していく。さらにミイラと化していた怪獣ガイガンまでもが復活し、地球は崩壊の危機を迎える。

ゴードンは尾崎らを引き連れ、地球防衛軍の地下ドックにある新・轟天号に乗り込む。もはや地球に残されたX星人への対抗手段はこれしかなかったが、ゴードンはX星人への真の対抗手段は新・轟天号ではなくゴジラであることを告げる。南極エリアGの氷塊からX星人も知らないゴジラを復活させようという賭けは、ゴジラが自分たちにも牙を剥くことを意味する危険なものであったが新・轟天号は発進し、地球の存亡をかけた最終作戦「オペレーション・ファイナルウォーズ」が発動される。

尾崎らは向かった先の南極にてX星人の差し向けたガイガンに襲撃されるが、何とかゴジラを目覚めさせることに成功する。


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