ゴジラ対メガロ
GODZILLA vs. MEGALON[出典 1]
監督
福田純(本編)[10]
中野昭慶(特撮)[10]
脚本福田純[10]
原作関沢新一[10]
製作田中友幸[10]
出演者
佐々木勝彦[10]
林ゆたか[10]
川瀬裕之[10]
富田浩太郎[10]
大月ウルフ[10]
ロバート・ダンハム[10]
音楽眞鍋理一郎[10]
主題歌子門真人
「ゴジラとジェットジャガーでパンチ・パンチ・パンチ」
撮影
逢沢譲(本編)
富岡素敬(特撮)
編集池田美千子
製作会社東宝映像[出典 2]
配給東宝[出典 2]
公開 1973年3月17日[出典 3]
上映時間82分[出典 4][注釈 1]
製作国 日本
言語日本語
配給収入2億2,000万円[29]
前作地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン
次作ゴジラ対メカゴジラ
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『ゴジラ対メガロ』(ゴジラたいメガロ)は、1973年(昭和48年)3月17日に「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開された特撮映画であり[18]、「ゴジラシリーズ」の第13作である[出典 5]。カラー、シネマスコープ[出典 6]。観客動員数は98万人[出典 7]。略称は『メガロ[37]』『対メガロ[38]』。
公開当時のキャッチコピーは「海底王国のすごいやつメガロ! 傷だらけのゴジラ必殺のウルトラC!」[10][29]。 東宝怪獣特撮映画第25作[21]。 前作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に引き続き、ゴジラは怪獣島を住みかとしており、正義の自我に目覚めたロボット・ジェットジャガーの要請を受けて出動する「正義の怪獣」として描かれた[出典 8]。物語はジェットジャガーが中心であり、ゴジラはその助っ人という位置づけになっている[出典 9][注釈 2]。 主題歌の歌手に当時の大ヒット特撮テレビドラマ『仮面ライダー』(東映、毎日放送)で知られる子門真人を起用したほか、ゴジラと共闘するジェットジャガーのテレビヒーロー調デザインや理屈抜きの巨大化の描写など、当時の「変身・怪獣ブーム」によってテレビを中心に量産されていた巨大ヒーロー番組の影響を少なからず受けている[出典 10]。東宝も本作品の公開後には東宝映像で制作した特撮テレビドラマ『流星人間ゾーン』(日本テレビ)にゴジラやガイガン、キングギドラを登場させ、設定の発展を試みている[出典 11]。 一方、『ゴジラ対ヘドラ』以後は公害をテーマとしていたゴジラシリーズにおいては、久々に(そして昭和ゴジラシリーズでは最後の)「反核」をテーマに置いた作品であり[出典 12][注釈 3]、ラストは地上の人間の核実験を反省する主人公たちの会話で締めくくられる。ただし、ストーリー自体はテーマ性よりも怪獣同士の戦いに重きを置いている[出典 13]。 アメリカでは、シネマ・シュアーズ社による配給で1976年4月に公開[46]。英語の吹き替えは東宝によるもので、香港で録音された[46]。トラック運転席のヌードポスターなどのシーンがカットされ、81分に短縮されている[46][注釈 4]。1977年にNBCで放送された際には50分に短縮され、ジョン・ベルーシがゴジラのスーツを着て司会を担当した[46]。1980年代から1990年代までの一時期、アメリカでは本作品がパブリックドメインになったと誤解され、安価なビデオソフトが数多くリリースされた[46][47]。これらの安価なビデオソフトは79分にカットされている[46]。 アメリカでは繰り返しテレビ放映されていたため、本作品の熱狂的なファンが日本よりも多いとされる[48][29]。 197X年、アリューシャン列島のアスカ島[注釈 5]にて行なわれた第2回国際地下核実験は太平洋の大部分に巨大地震を引き起こし、湖底の地割れの中に湖の水が消失するなどの影響を与えた結果、ゴジラやアンギラスが暮らす怪獣島はもとより、シートピア海底人が暮らすシートピア海底王国も国土の北地区が壊滅するなど甚大な被害を受ける。
概要
ストーリー