ゴジラ×モスラ×メカゴジラ
東京SOS
Godzilla : Tokyo S.O.S.[1]
監督
手塚昌明(本編)
浅田英一(特撮)
脚本
横谷昌宏
手塚昌明
製作山中和成
製作総指揮富山省吾
出演者
金子昇
吉岡美穂
虎牙光揮
大塚ちひろ
長澤まさみ
中尾彬
小泉博
音楽大島ミチル
撮影
関口芳則(本編)
江口憲一(特撮)
編集普嶋信一
製作会社東宝映画[出典 1]
配給東宝[2][4]
公開 2003年12月13日[出典 2]
上映時間91分[出典 3][注釈 1]
製作国 日本
言語日本語
興行収入13億円[15]
前作ゴジラ×メカゴジラ
次作ゴジラ FINAL WARS
テンプレートを表示
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(ゴジラ モスラ メカゴジラ とうきょうエス オー エス)は、2003年12月13日に公開された日本映画で、「ゴジラシリーズ」の第27作である[6][10]。カラー、シネマスコープ、ドルビーデジタル[出典 4]。併映は『とっとこハム太郎 ハムハムハグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!』[出典 5]。興行収入は13億円で、観客動員数は110万人。略称は『GMMG[16][17]』『東京SOS[18]』。 ゴジラミレニアムシリーズの第5作である本作品は、前年に公開された『ゴジラ×メカゴジラ』の好評を受けて製作された、同作の1年後を舞台とした直接の続編であり[出典 6]、ミレニアムシリーズで世界観が唯一繋がっている[5]。モスラが卵、幼虫、成虫でそれぞれ登場するが、これは配給側からの要請によるもので[23]、メカゴジラとモスラは本作品で初共演となった[8]。 前作で主人公を演じた釈由美子も少し登場するが、本作品では脇役に移行しており、主人公は金子昇が演じる3式機龍の整備士となっている[24]。 前作以上に歴代の東宝映画が史実であるという設定を活かし、前作でも作中で語られたように1961年の映画『モスラ』と直接つながった世界であり、本作品では共通人物として小泉博が同じ中條信一役で出演している[出典 7]。 劇中では前作と異なり「メカゴジラ」という呼称は一切登場せず、一貫して「機龍」と呼称されている。また、メインタイトルでは「機龍」と最初に表示されてから「メカゴジラ」に変わっている[25]。 主な舞台は、港区および千代田区[26]。前作でミニチュアが制作された実在の建物は横浜・八景島シーパラダイスのアクアミュージアムのみであったが、本作品では東京タワーや国会議事堂が制作され、大規模な破壊が描写されているのも特徴である[26]。そのほか、2003年4月に開業した六本木ヒルズも登場している[26]。東京タワーの眼下にある増上寺も、映画『キングコングの逆襲』(1967年)に登場していたものの、1974年に再建された本堂が東宝特撮映画に登場するのは本作品が初である[26]。 ゴジラと3式機龍の死闘から1年が経過した2004年。米軍からの連絡で高速飛翔体が日本に侵入する。その後、雪が降る軽井沢にある別荘で、43年前にインファント島を調査し、モスラの日本襲撃の際に尽力した中條信一の元に小美人が現れる[27]。彼女たちは死んだ生物に人間が手を加えてはならないとして、ゴジラの骨を海に返すよう訴え、その代わりにモスラが命を懸けてゴジラを食い止めることを約束する。しかし、その場に居合わせた信一の甥・義人にとって、それは受け入れられない要請だった。義人は機龍の整備士であり、機龍に対しては並々ならぬ愛着を抱いていたのである。 信一が旧友でもある五十嵐隼人首相に直接、この件を進言したことから、事態は問題化することになる。政府にとって機龍はゴジラ対策の要であり、モスラは日本を襲撃した外敵に他ならないからだった。政府は機龍の代わりにはならないとしてこの請願を棄却し、先の対ゴジラ戦で大きく損傷した機龍の整備を急がせる。 ゴジラの脅威は再び日本に迫りつつあった。九十九里浜ではほかの巨大生物に襲われたと推測される巨大生物カメーバの死体が漂着し、グアム島沖ではアメリカの原子力潜水艦がゴジラに撃沈される[27]。核物質を吸収したゴジラは護衛艦隊の攻撃を潜り抜けると陸自の兵器群を破壊する。政府と特生自衛隊は1年前に対ゴジラ戦で破壊し尽され、再開発途中の品川特別区でゴジラを迎撃することを決定する。
概要
ストーリー