ゴクドーくん漫遊記
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ゴクドーくん漫遊記
ジャンル
ファンタジー[1]コメディ[1]
小説:極道くん漫遊記

ゴクドーくん漫遊記
著者中村うさぎ
イラスト桐嶋たける
出版社角川書店
レーベル角川スニーカー文庫
刊行期間1991年5月28日 - 1999年8月31日
巻数全13巻
小説:極道くん漫遊記外伝

ゴクドーくん漫遊記外伝
著者中村うさぎ
イラスト桐嶋たける
出版社メディアワークス
レーベル電撃文庫
刊行期間1993年6月10日 - 未完
巻数既刊10巻(2001年6月現在)
漫画:極道くん漫遊記 THE COMIC

ゴクドーくん漫遊記
原作・原案など中村うさぎ
作画桐嶋たける
出版社メディアワークス
掲載誌コミック電撃大王
レーベル電撃コミックスEX
電撃コミックス
巻数全2巻(電撃コミックスEX版)
全3巻(電撃コミックス版)
漫画:ゴクドーくん漫遊記 THE BADDEST
原作・原案など中村うさぎ
作画東田寛子
出版社角川書店
掲載誌月刊ドラゴンジュニア
レーベル角川コミックス・ドラゴンJr.
巻数全3巻
アニメ:ゴクドーくん漫遊記
監督杉島邦久
シリーズ構成冨岡淳広
キャラクターデザイン下笠美穂
音楽秋元直也
アニメーション制作トランス・アーツ
製作テレビ東京
テレビ東京メディアネット
放送局テレビ東京系列局ほか
放送期間1999年4月2日 - 9月24日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『ゴクドーくん漫遊記』(ゴクドーくんまんゆうき)は、中村うさぎによる日本ライトノベル、およびこれを原作とする漫画作品、ラジオドラマテレビアニメである。原作のイラストは桐嶋たけるが担当。角川スニーカー文庫角川書店)より1991年5月から刊行されている。当初、原作におけるタイトルは『極道くん漫遊記』だったが、テレビアニメ版は『ゴクドーくん漫遊記』と改題した上で放送され、原作もアニメ化以後の版では同様のタイトルに改められた。2000年1月時点でシリーズ累計部数は100万部を突破している[2]

小説版は角川スニーカー文庫で全13巻が刊行。その後はメディアワークス電撃文庫で『ゴクドーくん漫遊記外伝』が刊行されていたが、第10巻「地獄に堕ちた亡者ども 上」を最後に執筆が止まっており、本編と共に絶版となっていて続編発表の動きは無い。このことについて作者の中村は続きが書けなくなったとTwitter上で述べている[3]
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登場人物

担当声優は、ドラマCD版 / テレビアニメ版のもの。併記されていないものはいづれもテレビアニメ版を指す。
ゴクドー・ユーコット・キカンスキー
声 - 山口勝平 / 石田彰[4]本作の主人公。年齢16歳。身長172cm、体重58kg。好きなものは金儲けと美女。嫌いなものは命令されること、儲けのないこと、占いバーサン。名が示す通りの傍若無人な性格で、他人の迷惑など全く考慮せずに自由気ままに生きることを本分としている。金儲けなどの悪巧みのために仲間を利用することも多々あるが、大抵は失敗に終わる。物語の冒頭で呼び出したジンの魔法で女の子に変身させられた際にはかなりの美少女になっていた[5]。本当はエシャロット国の王子であり、元々セイギと同じ体を共用するいわゆる二重人格者であったが、幼児の頃に父親である王に真っ二つにされて殺され、プリンスの母親に生き返らせてもらった。このとき、二つが分かれたまま生き返され、それが原因でゴクドーとセイギは独立することになる。この時に王の剣も同じく2分割され、炎の魔剣と氷の魔剣になった。セイギと共に正式に国王となったのだが、堅苦しい国王の生活と自分の趣味に合わない《恥ずかしい正装》に嫌気が差し、ジンに最後の願いで冒険者に戻してもらった。後に寄生型の神である、ヤム国の太陽の神リュウ・ジーを吸収して不老不死になり、時系列的に数10年後になる小説版外伝ではボケが進んでいた。武器は最初は普通の剣を使っていたが、すぐに炎を操る魔剣(名称不明:火の精霊サラマンダーを内に住まわす剣)に変わった。ゴクドーが呼び出すと瞬時に手に現れる。ルーベットの体と魂が入れ替わった時のツィンゲンツァイ編ツィンゲンツァイシスターズでは「ゴンゴン」と呼ばれる。この時、魔剣を呼んだが来ることはなかったが、弥勒に表面上だけ元に戻された時には呼び出せたため、魔剣がどういう仕組みで来るのかは不明(ゴクドーの身体を使っていたゴクウと、三蔵が作ったゴクドーの呪いの人形にはなぜか呼び出せた)。
ルーベット・ラ・レェテ
声 - 三石琴乃 / 吉田小百合[4]エシャロット国、ラ・レェテ公爵の一人娘。年齢15歳。身長153cm、体重41kg。好きなものは武芸一般と自己鍛練と歌うこと(上手かどうかは話は別、小説版では聞く者すべてが悶絶する)。嫌いなものは家事と規律と退屈。エシャロット国王の陰謀に巻き込まれて誘拐されたが、ゴクドーと共に国王を倒した。その後、スリルを求めてゴクドーと共に冒険の旅へ出てしまう。小説版外伝1巻の主人公でもあり、13歳時に修道院へと強制的に入学させられてしまい、そこで後に出会う闇の女王達と知り合っている。その気の強さはゴクドーでさえ舌を巻くほどであり、ゴクドーに何度かその容姿の美麗さから人買いに売られているが、自力で戻ってきたり、さらにはその人買いと長年付き合う友人となったりとバイタリティに溢れる性格。後にゴクドーと同じように寄生型の神である、ヤム国の月の神ネガ・ナ・ルーナ(もしくはネガナ・ルーナ:小説ではリュウ・ジーの眷属の蛇神)を吸収して不老不死になる。武器は魔弓。すさまじい怪力と脚力の持ち主であるが、音楽や絵などの芸術的なセンスは皆無だが、アニメ第17話では体が入れ替わったせいか普通に歌えている。アニメ最終回でセイギの勘違いにより、ゴクドーと共に指名手配されてしまった。
ニアリー
声 - 三木眞一郎[4]魔王の息子で通称「プリンス」。本名で呼ばれることはほとんど無く、地の文でもプリンスと書かれている。年齢17歳(魔界では700歳)。身長176cm、体重61kg。好きなものはルーベットと(2種類を除く)女性全般。苦手なものはママ(占いバーサン)と亀(乙姫)と猿(ゴクウの奥さん)。気取った性格で、女性と仲良くするのが大好き。かなりの好色家で様々な女性キャラクターにちょっかいを出すが、その一人一人に対しては誠実。昔を知る髑髏姿となった女性にも優しく接し、一夜を共にする場面も。ゴクドーのライバル的存在で、自分の都合で他人を振り回すという点では互角である。パルミット国に混乱を引き起こした罰として母親に魔力の大部分を封印され、ゴクドーと旅をさせられることになる。外伝第6巻で異母弟であるフローラ(光の女王と魔王の息子)と結婚する。
ジン
声 - 島香裕[4]金月真美(美少女ジン)プリンスに仕えるランプの精。年齢不詳。身長228cm、体重186kg。好きなものは酒と説教。嫌いなものは反抗的な行為。真面目で実直。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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