コンピュータグラフィック
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「CG」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「CG (曖昧さ回避)」をご覧ください。
コンピュータグラフィックスで描写された画像

コンピュータグラフィックス(英語: computer graphics、略称: CG)とは、コンピュータを用いて作成される画像である。日本では、和製英語の「コンピュータグラフィック」も使われる。

CGはノイズのない鮮やかな色彩、修整や編集の容易さ、非現実的な映像などを提供する。現在では映画テレビコマーシャル映像やイラストレーション漫画などあらゆる画像・映像制作に使われる一般的な方法として定着した。実写による映像も、CGと合成することにより調整されることは珍しくない。
目次

1 作成プロセスによる分類

2 写実性による分類

3 CGの種類

3.1 ドローイング

3.2 3DCG

3.3 CAD

3.4 ムービー


4 映画とCG

5 デザインとCG

6 アニメとCG

7 ゲームとCG

8 国内CGプロダクション

9 脚注

10 参考資料

11 関連項目

12 外部リンク

作成プロセスによる分類

CGの作成プロセスは、主に3D CG(3次元コンピュータグラフィックス)と2D CG(2次元コンピュータグラフィックス)に大別される。

3Dにおいては、視点の変更の容易さ、滑らかなアニメーションなどを特徴とする。3DCGの制作プロセスは、形状データを定義・作成するモデリングと、形状データから最終的な画像を出力するレンダリングに大別され、レンダリング技術にはスキャンラインレイ・トレーシングラジオシティなどがある。

英語圏でCGと言えば、3DCGを指し、2Dのイラストはドローイングと呼ばれ区別されている。日本では3Dと同様にCGと呼ばれるため、CGイラストなどといった用語が定着している。そのため英語圏において2D CGを指して「CG」「コンピュータグラフィックス」などと言うと訝しがられることもあり注意が必要である。

2D、3Dの区分は方法論としての区分(作成のプロセスによる区別)で、作品としてのCGは2D、3Dのどちらかで創られたと単純に大別はできず、3Dの手法で創られた画像を2Dの手法で加工したり、2Dで描いた絵の上に3Dで作った画像を合成するといったことは頻繁に行われている。
写実性による分類

またCGはフォトリアリスティックとノンフォトリアリスティックに分かれる。前者は限りなく精密で写真と見紛うようなリアルなものを追求し、後者は逆に鉛筆や絵具で描いたような画像を作る。ノンフォトリアリスティックな画像生成は1998年頃からSIGGRAPH(シーグラフ)で流行りだした。一方、従来から研究されているフォトリアリスティックな画像生成では、近年は実写と上手に合成するイメージベースドレンダリング、レイ・トレーシング法を改良したフォトンマッピングなどがさらに研究が進められている。

立体的な表現であっても、ドローイングの編集ソフト(Corel PainterAdobe Photoshop等)で制作した画像はドローイングとされるが、3DCGとして制作し出力された画像を上記ソフトウェア等で編集することもよく行われる。
CGの種類
ドローイング

ドローイング(drawing)は「単純にコンピュータを使って描く絵」で、主に「ペイント系」、「ドロー系」の二つに分類される。ペイント系ソフトはフリーハンド描画や写真修整に適した画素ベースのラスタ形式とも呼ばれ、ドロー系ソフトはロゴデザインや設計・製図などに適したベクタ形式とも呼ばれる。

アプリケーションの中で二つの表現形式が混在しているケースもあり、さらにペイント系アプリケーションは、伝統的な筆や画材をコンピューター上で再現したように手で描くペイントグラフィックと、従来暗室などで行っていたような写真の修整や合成を主とするフォトレタッチの二つに大別される。ドローイングで扱われる技術は、イラストレータや漫画家の効率化と表現の拡大に貢献している。

詳細は2次元コンピュータグラフィックスの記事を参照。
3DCG

3DCGはコンピュータに物体の形状、カメラの向きと画角と位置、光源の強度と位置などの情報を入力して、コンピュータ自身にプログラムで画像を計算・生成させる手法を言う。


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