コント
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この項目では、お笑いについて説明しています。その他の用法については「コント (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "コント" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2009年7月)
コント中の群青団地(2022年)

コント(conte)とは、フランス語で「短い物語・童話・寸劇」を意味する言葉(conte)。日本ではいわゆる「演芸」や「お笑い」と呼ばれるジャンルに含まれるような、笑いを目的とした寸劇を指すことが多い。本項ではそのお笑いとしてのコントについて記述する。

元々は劇場での軽演劇であり、現在も演芸用の劇場やライブハウス、ストリップ劇場、寄席などの演芸場で演じられている。テレビで目にする機会も多く、また祭りやイベントなどに演者を呼ぶことも比較的よく行われている。

現在は主に「芸人(またはお笑いタレント)」などと呼ばれる、演芸専業または演芸を主とする演者によって演じられることが大半で、特にコンビやトリオなど、メンバーを固定してコントを専門的に演じるグループを指して「コント芸人」「コント師」などと呼ぶことがある。ただ、そうしたコント専業の芸人がいなかった黎明期には、榎本健一といった喜劇俳優やクレージーキャッツザ・ドリフターズなどのミュージシャンバンドマンがコントを行うことも盛んに行われた。
概要

コントは大抵は10分?20分程度で、通常は1話完結である。テレビなどでは1?5分程度のものもよく披露されるなど、おおむね短時間で終わるものと認識されており、長時間にわたるものは軽演劇や喜劇として区別される。主に軽演劇の役者が戦後ストリップ劇場のショーの幕間に演じた物や、キャバレーなどの営業のために持ちネタを短縮して演じた芝居が広まったものをコントと呼んでいたとされる。

萩本欽一によれば多くのコントはエノケン劇団(エノケン一座)で生まれた「仁丹」「天丼」、「丸三角」[1](場合により「レストラン殺人事件」を含む)の基本形をもとにしているという。「仁丹」は警察に尋問された犯人が、盗んだバッグの中身を説明するが仁丹だけ説明できないという「反転による笑い」。「天丼」は同じことを2度、3度繰り返す「反復による笑い」(落ち#その他のオチも参照)。「丸三角」は天丼の応用パターンで、床に丸と三角を示し、覚えきれない後輩がその地点で失敗を繰り返す「反復できないことよる笑い」。「レストラン殺人事件」は殺人を犯した店主と殺人現場に出くわしてしまった客の言い訳を可笑しむ「交錯による笑い」である[2]

現在テレビで見られるコントは、いわゆる「ネタ」としてのコントと、「ユニットコント(テレビにおいてはスタジオコントなどとも呼ばれる)」のいずれかに分けられる。
「ネタ」としてのコント

主に(漫才など他ジャンルを含めた)「お笑い」を専業で行うお笑いタレント(一般に「お笑い芸人」または「芸人」と呼ばれることが多い)が、コンビやトリオなど「ネタ」を演じるために組んだグループ単位で、舞台上で演じることを想定して作られるものを「ネタ」「コントネタ」などと呼ぶことが多い。演者が1人である場合もあり、その場合は特に「1人コント」「ピンネタ(”ピン”は”1人”の意味)」などと呼ぶこともある。

現在では芸人自身がネタを作成することが普通で、それぞれの個人やグループがそれぞれに自分たちのネタを持っていることになる。そのため、同様の形式を取る漫才と混同されることが多く(漫才の演目も「ネタ」と呼ばれる)、実際コントと漫才の両方を行う芸人も珍しくない。おぎやはぎサンドウィッチマンスーパーマラドーナのように、本来はコントとして作ったネタを漫才ネタに作り替え、コント漫才として演じる例や、逆に漫才ネタをコントとして演じる例もあるなど、ネタとしてのコントと漫才は近い関係にある。

ただし漫才が「役」に入らない状態で掛け合いを行うのに対し、コントは原則的に演者が何かの役を演じることで展開されていくという違いがある。役に入らない漫才は、役としての衣装や小道具、大道具やセットなどを用いず、舞台中央に演者が並んで会話形式で演じることを原則とするが、コントは必要に応じて化粧や衣装、着ぐるみなどで役を作り、舞台全体を利用し、大道具やセットなどが使われることもある。内容は漫才のように軽妙な言葉のやりとりを主とするものから、演劇のように芝居がかった展開のものまであり、明確な定義はない。

漫才における役割の基本がボケとツッコミなのに対し、コントにおける役割の基本はフリとコナシ[3][4]などと呼ばれる。初めてコンビ名に「コント」を冠したコント55号を例にとれば、萩本欽一がネタを振り、坂上二郎が振られたネタを受けてこなしていた。
ショートコント

ネタとして行われるコントの中でも、数秒から数十秒程度で終わる特に短いものを「ショートコント」と呼ぶ(和製外来語)。おおむね大道具やセットは用いず、複雑な設定や伏線などもないことが多い。日本では、最初にウッチャンナンチャンがショートコントを確立させていった[5][6]
テレビバラエティ番組でのコント

テレビバラエティ番組のコントでは、主人公に個性的なキャラクターを設定する場合が多い。また、そのキャラクターの登場するコントをシリーズ化させることによってストーリーに深みを持たせたり、知名度を上げてキャラクターグッズ製作に乗り出すことも多い。

番組中にコミックソングのコーナーを設けるなどして楽曲販売も重視することもあり、2000年代には『ワンナイR&R』における「ゴリエ」の「Pecori?Night」や、『笑う犬』における「はっぱ隊」の「YATTA!」がヒットした。

1980年代以降は国内外の映画作品やテレビドラマCMミュージック・ビデオなどを題材としたパロディ作品も多数製作された。

ドリフ大爆笑』や『志村けんのだいじょうぶだぁ』などの番組では、何年経っても飽きさせないようにマンネリズムの美学を追求しており、同じ内容や結末のコントを新規撮影の際に細かな演出や出演者を変化させている。

1980年代中盤までは、ある一組の芸人にスポットを当てた番組が多かったが、1988年にスタートした『夢で逢えたら』(当時若手だったダウンタウンウッチャンナンチャン清水ミチコ野沢直子がメインキャスト)を皮切りに、同世代の芸人コンビ・トリオ数組がユニットを組む形式のコント番組が増加していった。

めちゃ×2イケてるッ!』や『はねるのトびら』など、コント主体だった番組がゲームコーナーやトーク・ロケなどの別企画増加によりコントコーナーが皆無になるなど、次第にコント番組で無くなっていく例も多い。これは視聴者の変化、番組制作の効率化などによる[7]
歴史

草創期から1980年代頃のバラエティ番組ではお笑いタレントの絶対数が少なかったこともあり、『シャボン玉ホリデー』(1961年?1972年)のクレージーキャッツザ・ピーナッツのように歌手やアイドルがコントに挑戦することがほとんどで、1969年?1985年に放送されていたザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』では多数のアイドルや歌手がコントに出演していた。

そのため、1980年代頃までのコント番組の(準)レギュラー出演者は『カックラキン大放送!!』の新御三家堺正章、『とんねるずのみなさんのおかげです』のチェッカーズ等のように歌手が多いのが特徴である。


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