この項目では、スリランカの都市について説明しています。その他の用法については「コロンボ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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コロンボ
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Colombo
左上から時計回りに: BOCタワー、スカイライン、スカイライン(ガンガラーマ寺院)、スカイライン(ゴール・フェイス)、旧議事堂、スカイライン(ガンガラーマ寺院)、BOCタワーとWTCツインタワー、インディペンデンス・スクエア、WTCツインタワー
市旗
位置
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座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯6度56分4秒 東経79度50分34秒 / 北緯6.93444度 東経79.84278度 / 6.93444; 79.84278
コロンボ(シンハラ語: ????、タミル語: ????????、英語: Colombo)は、スリランカの最大都市。同国の経済的な中心都市であり、かつては首都であった。
名称の由来はシンハラ語で「マンゴーの樹の茂る海岸」を意味する「Kola-amba-thota」がポルトガル語でのクリストファー・コロンブスの名であるコロンボに置換えられたもの。
2011年の人口は752,993人[1](コロンボ都市圏の人口2,323,826人[2])。セイロン島の南西に位置しており、郊外には新首都であるスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテが存在する。スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテはコロンボの衛星都市であることから、遷都後もしばしばコロンボが首都として扱われる。またコロンボは西部州の州都であり、コロンボ県の県都でもある。
コロンボは現代的な生活と植民地風の建築物、それに旧跡が入り混じった、忙しく活気のある都市である[3]。化学工業、繊維産業、ガラス工業、皮革製品、家具、宝石などのスリランカの大企業の大半はその本部をコロンボに置く。ある石油精製施設はコロンボ近郊にある。
コロンボにはコロンボ大学や多くの大学と研究所、国立美術館、多くの教会やモスク、仏教やヒンドゥー教の寺院がある。郊外に仏教系大学が2つある。亜大陸一の港など、南アジア有数のインフラが整備された都市である。
南アジア最初のラジオ局であるラジオセイロンとして知られたスリランカ放送協会(SLBC放送局)はコロンボにある。
歴史1680年のコロンボ
コロンボは2000年前からローマやアラブ、中国と交易を持っていた。ムスリム商人は8世紀には使節を置き、シンハラ諸王国と外部の交易の大半を支配下に置いた。16世紀初頭になると香辛料交易を求めるポルトガル人が到来。彼らは1517年にコロンボのムスリム人を追放し、この地に要塞を建築した。ポルトガルは当時この地域を支配していたコーッテ王国内の対立を利用して勢力を拡大していき、16世紀末には同国を併合、セイロン島沿岸部の支配を確立する。コロンボはポルトガル領セイロンの首都とされた。当時のコロンボはフォート地区の要塞とそのすぐ外側のペター地区の商業地域から構成されていた。
1658年にはオランダに攻略されるが、引き続きオランダ領セイロンの首都とされる。1802年には次いでイギリスの支配下となり、イギリス領セイロンの首都となった。軍事拠点としての性格の強かったポルトガル、オランダ時代と異なり、イギリス統治下では都市開発が進められ、今日のコロンボの下地が作られた。1866年には市議会 (Municipal Council) が設置されるが、当時の人口は8万人ほどである。イギリス領であったことから、第二次世界大戦中にはセイロン沖海戦の一環として、日本海軍の艦載機によるコロンボ空襲が行われている。
1948年にはセイロン(1972年にスリランカと改称)が独立し、引き続き首都としての地位を占める。1985年、ジャヤワルダナ大統領は同国の首都をスリジャヤワルダナプラコッテへ遷し、コロンボは首都としての地位を失った。ただし、国会議事堂などの一部施設を除いて行政府、司法府など首都機能の大半は移転が進まず、コロンボに残された。
内戦が起こっていた1980年代から2000年代の間はタミル・イーラム解放のトラによる爆弾テロに幾度と無く見舞われている[4]。内戦終結後の2012年には8省庁が入る複合庁舎がスリジャヤワルダナプラコッテに完成するなど首都機能移転が進められている[5][6]。