コレクト(英語: collect)とはキリスト教のミサ・礼拝の冒頭で行われる、あらかじめ宗派ごとに決められた通常は短い祈りの言葉を指す。カトリックではミサの「集祷文」、プロテスタントの聖公会では礼拝の「特祷」、正教会では「コレクタ」と呼ばれている。 コレクトは一般的に、次のような形式と内容で行われると言える。[1][2] コレクトは司式者(司祭/牧師)が行ない、ミサ/礼拝参加者はそれを聞き、「アーメン」だけを言う。 西方教会では、コレクトはカトリック教会での祈り「オラショ・コレクタ」(ラテン語:oratio collecta=集会の祈り)により始まっている。 「コレクタ」は集会を意味し,初期キリスト教では教会はそう多くないので、その日のミサあるいは祝祭が行われる指定教会に行く前に,信者がほかの場所に集合するときに唱えたので、「集会のための祈り」(oratio ad collectam ) ということに由来する。主として祈りと司祭の祝福とから構成されていたが、後にミサ文中に移し コレクタの名を保存したもの。同じ祈りがその日の聖務日課中にも繰り返し使用される。[3] プロテスタント保守派の聖公会、ルーテル教会などでは、カトリック教会のコレクトを受け継いで行なわれている。聖公会では、『聖公会祈祷書』(Book of Common Prayer)または『新聖公会祈祷書』(Common Worship)に「特祷と聖餐式後の祈り』("Collects and Post Communions
祈りの形式
呼びかける相手の名前。多くの場合「神よ」
呼びかける相手の特徴。
願い。
願いがなうと、こういう結果になる。
結語、多くの場合イエスの執り成しを願う。
アーメン
各派の特徴
参照項目
ミサ
聖公会祈祷書
奉神礼
改訂共通聖書日課
脚注^ C. Frederick Barbee, Paul F.M. Zahl, The Collects of Thomas Cranmer (Eerdmans 1999)
^ Adrian Fortescue, The Mass: A Study of the Roman Liturgy (2nd ed., 1914)
^ 集祷文 しゅうとうぶん oratio collecta(コトバンク)
^ Book of Common Prayer of ECUSA
典拠管理データベース: 国立図書館
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