コルチ・ウスン・エブゲン(モンゴル語: Qor?i usun ebugen,中国語: 豁児赤兀孫,? - ?)とは、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたバアリン出身の千人隊長。『元朝秘史』などの漢文史料では豁児赤兀孫/豁児赤那顔、『集史』などのペルシア語史料では(Q?rj? N?y?n)と記される。
「コルチ(Qor?i)」は「箭筒士」、「ウスン(usun)」は「水」、「エブゲン(ebugen)」は「翁」の意。チンギス・カンより司祭者たる「ベキ」に任ぜられ、『元朝秘史』の功臣表では4位という高位に列せられている。
[1]。
脚注^ 村上1976,106-107頁
参考文献
志茂碩敏『モンゴル帝国史研究 正篇』東京大学出版会、2013年
村上正二訳注『モンゴル秘史 1巻』平凡社、1970年
村上正二訳注『モンゴル秘史 2巻』平凡社、1972年
村上正二訳注『モンゴル秘史 3巻』平凡社、1976年
表
話
首千戸(1)
チャガン(タングート)
イェケ・ネウリン(タングート)
エル・テムル・バウルチ(スニト)
ブルキ・バウルチ(ドルベン)
オルドクル・コルチ(ジャライル)
アルバカル・バウルチ(ケレイト)
ジャマール・ホージャ(メルキト)
コンキヤダイ(不明)
イェスン・トゥア(タタル)
ドダイ・チェルビ(スニト)
右翼(38)
ボオルチュ(アルラト1)
ボロクル(フーシン1)
ジェデイ(マングト1)
キンギヤダイ(オルクヌウト1)
トルン(コンゴタン1)
スイケトゥ(コンゴタン1)
バラ(ジャライル1)
1アルカイ・カサル(ジャライル1)
トグリル(スルドス1)
チラウン/スドン(スルドス1)
シギ・クトク(タタル1)
ドスカ(ドルベン1)
アラク(バアリン1)
1クドカ・ベキ(オイラト4)
コルチ・ウスン/タガイ・バアトル/スケゲイ・ジェウン(バアリン10)
ブルガン(バルラス1)
タイチュ(オルクヌウト1)
モクル・クラン(アダルキン1)
1イェスン・トゥア(ウリヤンカン1)
カダアン(スニト1)
モンリク・エチゲ(コンゴタン1)
アラクシ・テギン(オングト4)
ゲウギ/モンゲトゥ(キヤト1)
左翼(62)
ムカリ国王(ジャライル3)
ジェルメ/イェス・ブカ太師(ウリヤンカン1)
ジュルチェデイ/ケフテイ/ブジル(ウルウト4)