コリン・ウィルソン
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コリン・ウィルソン
Colin Wilson
1984年撮影
誕生 (1931-06-26) 1931年6月26日
イングランド、レスター
死没 (2013-12-05) 2013年12月5日(82歳没)
イングランド、コーンウォール
職業著作家
活動期間1956年 - 2013年
文学活動怒れる若者たち
(英語版)
代表作「アウトサイダー」
「オカルト」など
影響を受けたもの
ジョージ・バーナード・ショー、ゲオルギイ・グルジエフ、フリードリヒ・ニーチェ、エトムント・フッサール、アブラハム・マズロー、アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド、ウィリアム・ジェームズ、ニコス・カザンザキス、ジャン=ポール・サルトル、
影響を与えたもの
ロバート・アントン・ウィルソン
ウィキポータル 文学
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コリン・ウィルソン(Colin Wilson、 1931年6月26日 - 2013年12月5日[1])は、イギリスの小説家、評論家。
来歴1931年6月26日、イングランドのレスターに生まれる。父親は靴工場で働く労務者であり、典型的な労働者階級の出であった。経済的事情から16歳でやむなく学校を去り、さまざまな仕事に就きながら空いた時間に執筆を続ける。
1956年、24歳の時、様々な文学人・文化人について「実存主義的な危機」という観点から論じた評論『アウトサイダー
(英語版)』を発表。これが大きな反響を呼び、作家としての地位を確立。これは当時取り組んでいた小説『暗黒のまつり』の執筆を中断して一気に書き上げたものである。この期間中、ウィルソンは定職に就かず、昼間は大英博物館で執筆、夜は野宿という生活を送っていた(これらの経緯は何作もある彼の自伝において繰り返し述べられている)。
その後はその博覧強記な才能によって、殺人、オカルト、心理学などを独自の思想から論じてきており、自身ではこれを「新実存主義」と呼んでいる。この他、SF小説や警察小説なども執筆している。
2012年の6月、脳卒中により、会話の能力を喪失した[2]。翌2013年の12月に死去。
Angry young men(怒れる若者たち) 『アウトサイダー』出版と同時期にデビューした、社会秩序に反抗的な若手作家たちのことを、ジョン・オズボーンの戯曲『怒りをこめて振り返れ
(英語版)』にちなんで「タイムズ」紙が「怒れる若者たち(英語版)」と呼んだ。『怒りをこめてふりかえれ』、キングズリー・エイミスの『ラッキー・ジム』、ジョン・B・ウェイン (英語版)の『急いで下りろ』、アラン・シリトーの『土曜の夜と日曜の朝』などに代表される。この頃刊行された書籍に Tom Maschler, ed., Declaration (MacGibbon & Kee, London, 1957)[トム・マシュラー編『若き世代の発言』小池_・橋口稔訳、南雲堂、1959]がある[3]。
業績
アウトサイダー・サイクル『アウトサイダー』に始まる初期のコリン・ウィルソンの実存主義思想のシリーズ。サルトル、バルビュス、カミュ、ドストエフスキー、ニーチェ、ジョージ・フォックス、グルジェフなど、さまざまな思想家や小説家に根ざしている実存的危機を読み解き、そこから抜け出す道を模索している。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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