コペンハーゲン空港
Kobenhavns Lufthavn
Copenhagen Airport
IATA: CPH - ICAO: EKCH
概要
国・地域 デンマーク
所在地アマー島カストルプ
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
04L/22R 有 3,600×45 舗装
04R/22L 有 3,300×45 舗装
12/30 有 3,070×45 舗装/コンクリート
統計(2018年)
旅客数30,298,531人
発着回数266,096回
出典: デンマークAIP[1]
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コペンハーゲン空港(コペンハーゲンくうこう、デンマーク語: Kobenhavns Lufthavn, Kastrup、英: Copenhagen Airport)は、デンマーク王国の首都コペンハーゲン近郊の町トーンビュー(英語版)にある空港。コペンハーゲンの中心部からは南東に8キロメートル、アマー島内に位置する。
もともとは所在地の地名からカストルプ(英語版)空港と名付けられた。同じくコペンハーゲン郊外にあるロスキレ空港(Kobenhavns Lufthavn, Roskilde)と区別するために、現在でもカストルプ空港と呼ばれることが多い。
コペンハーゲン周辺や対岸スウェーデンのマルメなどを含むエーレスン地域へのアクセス空港であるとともに、ヨーロッパのハブ空港の1つである。2019年の旅客数は約3025万人で、北欧諸国の空港で1位、ヨーロッパ内でも17位だった。その大多数は国際線の利用者である。
スウェーデンのストックホルム-アーランダ空港やノルウェーのオスロ空港と並んで、スカンジナビア航空(SAS)の拠点空港であり、長距離国際線の大部分はコペンハーゲン発着となっている。日本へも東京国際空港(羽田)への直行便が就航している。
コペンハーゲン空港およびロスキレ空港は、半官半民のコペンハーゲン空港会社(Kobenhavns Lufthavne A/S)が運営している。株式の5割強をオーストラリアマッコーリー銀行グループが保有しており、このうちMAp Airport社の持ち分が全体の3割、残りはグループの運営するファンドの持ち分である。デンマーク政府の持ち分は全体の4割ほどである。 1925年4月20日カストルプ空港として開港。木造のターミナル、水上機の着水面、滑走路として使える牧草地を備えた、当時世界でも珍しい民間用の空港だった。次第に増加する需要に対応するため、1939年にヴィルヘルム・ラウリッツェン(Vilhelm Lauritzen)が設計した新しいターミナルが落成する。1947年1月26日、KLMのストックホルム行きDC-3が事故を起こし、スウェーデン王子グスタフ・アドルフやアメリカの女優グレース・ムーアを含む22名が死亡した。1956年ジェット機に対応するための拡張計画が始動し、1960年には現在のターミナル2が開業する。さらなる拡張計画は地元の反対により難航したが、1969年には現在のターミナル1が開業し、ターミナル2も拡張された。1969年、議会は沖合のサルトホルム島 同時発着可能な平行滑走路2本(04/22)に加え、やや短い横風用滑走路1本(12/30)を備える。全て計器着陸装置を備えているが、このうち22LについてはカテゴリーIIIとなっている。横風用滑走路はコペンハーゲン市街を向いているが、市街上空を通過する形での運用は避けられている。 主なターミナルは3つあり、そのうちターミナル1は国内線、ターミナル2とターミナル3は国際線で利用されている。ターミナルビルはいずれも大部分がヴィルヘルム・ラウリッツェン(Vilhelm Lauritzen)およびラウリッツェン社による設計である。北欧風デザインの明るいインテリアと木の空間が特徴。
歴史
施設全体図
滑走路
旅客ターミナル